2024年9月の記事一覧
6年生へ、中学生からの想いを・・・
27日(金)南犬飼中学校生徒会役員の3年生2人が、新制服の説明に来てくれました。令和7年度に中学校に入学する学年(今年度小学校6年生)から新しい制服を着用して登校することになります。今回は新しい制服の導入に込められた想いを熱く語ってくれました。
制服は何のためにあるか分かりますか?の問いに「南犬飼中の生徒であるということ。生徒のため?」「制服はみんなでそろえるもの、私服はそれぞれ違って個性がでるもの?」と半信半疑で答える6年生・・・。中学生に「そうですね」と言ってもらえてほっとした表情を見せていました。
制服の色や柄などすべてを生徒の手で決定してきたこと、先輩たちから想いを受け継いでできあがった制服に誇りをもっていることに感嘆し、ネクタイ・リボンに隠れた犬の肉球の柄の説明では「かわいい~」と歓声が上がりました。エンブレムの柄のひとつひとつにも意味があって、なるほど~という表情は真剣そのものでした。
制服以外のことも質問していいよという言葉に「授業は?」「部活は?」「行事は?」などなど質問攻めの時間になりました。フランクに何でも答えてくれる中学生に安心したようでした。最後に、中学生になりたい人?この制服を着たい人?の問いに全員が元気よく手を上げていました。
説明会が終わった後も中学生と話す姿に、中学生の素敵な姿を目の当たりにし、直接話が聞ける機会が子供たちにとってとても貴重で大切な時間であることを感じました。
受験生でありながら、次の世代に想いを届けに来てくれた中学生に感謝です。ありがとうございました。
6年生 ソーラン節の練習!
運動会が近付いてきました。6年生は小学校6年間の集大成として、堂々とした表現ができるように日々練習を重ねています。今年も5・6年生合同で、ソーラン節を踊ります。
6年生が5年生を見守り、声を掛ける様子も見られました。
お互いのダンスを見合って、感想を伝え合う場面もありました。
本番も楽しみにしてください!応援よろしくお願いいたします!
2年生道徳「わりこみ」
26日(木)栃木県教育委員会・壬生町教育委員会の先生方にお越しいただき、2年生の道徳の授業を参観していただきました。主人公の気持ちに寄り添い「どんな気持ちだった?」の問いに元気いっぱいに手を挙げて発言していました。
わり込みされて怒っていた主人公が「自分の後ろならいいよ」と平然としていたのに、周りの子たちの言葉に「やっぱりはいけないよ」と変化したのはなぜかについて、グループで話し合いました。「後ろの人に迷惑!」「困っちゃう!」「けんかになっちゃう!」「一番後ろに並んだほうがいい!」「いさむさんのために教えてあげる」などなどたくさんの意見が出てきました。グループで意見交換したから自信をもって発表できましたね。
さらに、「先生がいさむさん役をやるからどうしたらいいか教えてくれる?」とお面をつけて登場した先生に教室中が笑いでいっぱいになりました。子供たちのアドバイスに「教えてくれてありがとう」と返す先生の言葉に笑顔になっていました。
45分間の授業の振り返りでは、「いいことと悪いことを判断できるようにしていきたい」「みんなのことを考えて判断したい」「ほかの人がいけないことをしていたら注意したい」と内なる決意が書かれていました。最後に先生の体験談を聞いた子供たちは、授業が終わった後も先生の周りに話の続きを聞きたくて集まってきていました。とっても素敵な道徳の授業でした。
お忙しい中お越しいただき、ご指導いただきました栃木県教育委員会・壬生町教育委員会の先生方に心から感謝申し上げます。ありがとうございました。
4年生 収穫したかんぴょうを給食でいただきました!
4年生の給食に、みんなで育てたかんぴょうが登場しました。
先日、実を収穫したものの、食べられる部分がないかもしれないという状況でした。
一口でも、自分たちで育てたかんぴょうを食べてもらいたいという、栄養士の先生や
調理員さんのお心遣いにより、可食部が少ない中でも食べられる部分を見つけて調理してくださいました。
「4年生の大根の和え物に、みんなが収穫したかんぴょうを入れました!」と、栄養士の先生からお話をいただくと、子供達から歓喜の声があがりました。
愛情たっぷりに育てたかんぴょうを食べることができて、子供たちは笑顔いっぱいでした。
感想を聞いてみると、
「やわらかくて、つるつるしていておいしい!」
「大根とやわらかさがちがう!」
「育ててよかった!」
「食べられないかと思っていたけれど、食べられてよかった!」
と、満面の笑みで答えてくれました。
作物を育てる難しさ、喜び、両方味わうことができた子供達です。
当たり前のように食べものをいただけることに感謝しながら過ごしていきたいですね。
食缶が空になりました。ごちそうさまでした!
2年生 野菜をもりもり食べよう
2年生の学級活動の時間、栄養士の荒井先生にゲストティーチャーとして来ていただき、食育の勉強をしました。
まずは、やさいの花クイズ。生活科で野菜を育てていた経験をもとに、なすやピーマンの花を当てていました。
つぎは、知っている野菜をどんどんワークシートに書きだします。意外とみんな野菜を知っていて、荒井先生もびっくり!
どんどん手を挙げて発表していました。
野菜には、体の調子をよくするだけでなく、のどや鼻も強くする力があること、野菜を食べないといいうんちがでないことを教えていただきました。
体を元気にするためには、野菜のパワーが大切なことに気が付いた2年生でした。
その後の給食では、苦手な野菜にチャレンジする姿も…。おいしく食べて、健康な体づくりができるといいですね。
論語強化週間です!
今週1週間は、論語強化週間でした。
睦小では、論語を通して生き方や心のもちようを考えて生活しようと年間を通して学年ごとに3章ずつ暗唱できるように取り組んでいます。
今週は、朝の会や帰りの会などに、各クラスから子供たちが暗唱する元気な声が聞こえてきました。
論語を暗唱できた児童は、校長室にきてチャレンジ(校長先生に暗唱しているのをチェックしてもらう)を行い
ます。今週は、たくさんの児童が合格し、ハンコをもらっていました。
1年生でも合格者が出ています!
また、今日は町の論語検定が実施されました!本校からは、17名の児童が検定を受け、見事、全員合格しました。
覚えた18章の論語の中から出題されたものをがんばって朗誦していました。
論語を、自分たちの生活に生かしていけるように、論語強化週間が終わっても、意識して生活していこうと思います。
1年生 はじめての絵の具!!
2学期が始まり、2回目の図工で絵の具に初めて挑戦!!
準備をするときから、先生の話をよく聞いて、取り組んでいました。
新しい筆を使って「すいすいぐるーり」と画用紙に思い思いに線を描きました。いつも以上に楽しく、真剣だった1年生。これからも絵の具を使っていきます。お楽しみに!
働く人々 ~壬生建友会の皆様~
壬生町の建設業に関わる有志の方々でつくる「壬生建友会」。
本校に川砂をご寄贈くださいました。
せっかくの機会、1,2年生が様子を見学させていただきました。
トラックにいっぱいの砂を積んで・・・
荷台を傾け、勢いよく砂場に砂を入れます。
子供たちからは「うわあ~」とという歓声が。
近くで見ると、なかなかの迫力です。
砂場には、子供たちではとても作ることができない「大きな砂の山」が。
「あんなに大きなお山、あっという間に平らに。すごい!力持ち!!」と子供たちから、また歓声が。
お仕事見学のあとは、子供たちからの質問タイムです。
初めに「どうしてこの仕事をしようと思ったのですか?」と2年生からいきなり鋭い質問が。
「自分のできること、興味のあることの中で『人の役に立てることは?』と考えてこの仕事にしました。」との回答が。
その後、「トラックの荷台が動く仕組み・砂はどこからきたのか、どのようにしてこんなにきれいな砂になるのか」等の子供たちならではの素朴な疑問を次々に質問しました。
その都度、力持ちで心優しい「建友会」の皆様が子供たちの質問に丁寧にお答えくださいました。
「働く人々」の様子を実際に見て、その声をじかに聞き、短い時間ではありましたが子供たちの大きな学びの機会となりました。
※ 子供たちが教室に戻った後も・・・
校庭南側の低くなった部分に、子供たちが走りやすいよう砂を入れてくださいました。
「建友会」の皆様、暑い中、本当にありがとうございました。
4年生 宿泊学習⑥
長いようであっという間だった宿泊学習。最後のプログラム、ネイチャービンゴでみかもやまならではの植物と出会い、自然を満喫していました。
エントランスで集合写真をとって帰校します。テーマ「楽しい宿泊学習にしよう」に沿った体験がたくさん出来ました。子供たちの成長が著しい2日間でした。お疲れ様でした。この経験をこれからの生活に生かしていってくださいね。
4年生 宿泊学習⑤
おはようございます。
体調不良者もなく、元気に朝を迎えました
朝から、身支度、朝食、部屋の片付けと大忙しです
今日は早速、みかも山公園にて、ネイチャービンゴにチャレンジします
暑さ対策をしっかりとして、楽しんできたいと思います
4年生 宿泊学習④
全員元気に夕食をいただき、夜はキャンドルファイヤーをしました。
幻想的なキャンドルの灯の中で、過去の自分をみつめ、
将来を考える、とても幻想的で穏やかな時間となりました
部屋では、お友達と、仲良く楽しく過ごしていました
2日目も元気にがんばりましょう
4年生 宿泊学習③
自然の家みかもに到着してから、まずは館内ウォークラリーをしました
新築の、きれいな建物にうっとりしながら、
クイズの答えを探して館内を歩き回ります。
班のみんなと仲良く考えながら行動することができました
その後、廃油を使ったキャンドル作りを行いました
クレヨンを削って色をつけ、世界に一つだけのオリジナルキャンドルが出来上がりました
4年生 宿泊学習②
まずはじめに、栃木市にある、とちぎ山車会館を見学させていただきました。
とちぎ秋祭りで使われる、大迫力の山車を前に、子供たちは圧倒されている様子でした。
そして、大平山の大中寺に向かい、言い伝えられている
「大中寺七不思議」について話を聞き、見学しました。
興味津々な様子で、メモをしながら真剣に話を聞いていました
栃木市の伝統や歴史、自然を感じながら、本日宿泊する施設へ到着しました。
おうちの人が作ってくださった、美味しいお弁当を食べてエネルギー補給をしました
みんなで元気に、午後の活動もがんばります
4年生 宿泊学習①
本日より、4年生が宿泊学習へ行ってまいります
雲ひとつない晴天の中、大きな荷物を抱えて登校した子供たち。
「たのしみー!」「ついに始まる!」
とウキウキワクワクしている様子です
立派な態度で出発式を執り行い、いざ出発です
熱中症に気をつけて、充実した2日間にしましょう
4年生、かんぴょうを収穫しました!
4年生の総合的な学習で育ててきたかんぴょうを収穫しました。
虫の影響で苗が弱りなかなか成長しない、自然に受粉しないなどと様々な困難がありましたが、その都度調べて解決策を考えてきました。
「ようやくだね!」「ずっと楽しみだった!」と喜びを分かち合いながら収穫しました。
一生懸命育てたかんぴょうを大切に抱える子供たちの姿に心が温まりました。
クラス共遊を行いました!
今日は、夏休み明け最初のクラス共遊です。
睦っ子タイムから休み時間にかけて、クラスみんなで遊びます。
しかし朝から雨がぱらぱらと降っており、ちょっと心配なお天気でした。
登校の時間には雨がやみましたが、地面には水たまりが。
共遊といえば外遊びですが、今日はクラスで話し合って、教室で遊ぶか室内で遊ぶかを決めました。
校庭に出てみると、中線ふみをしていたり、だるまさんがころんだをしているクラスを見かけました。
「外遊びがしたいけれど、地面が濡れていてけがをしたら嫌だから、あまりはげしく走らない遊びに決めました!」
とお話してくれました。校庭に、元気な笑い声が響いていました。
教室をのぞいてみると、フルーツバスケットや、人狼ゲームなどで遊んでいるクラスを見かけました。
教育実習で来てくれている先生も一緒に遊んでくれていました。
どんなお天気でも、みんなで楽しい時間を過ごそうと、試行錯誤できるすてきな子供たちです。
クラスの絆を深めて、運動会などのビックイベントに臨みたいですね!
1年生 図工「新聞紙で・・・」
1年生の教室から何やら楽しそうな声が聞こえてきました。ドアを開けてびっくり!!床一面に新聞紙が・・・。「バン!!バン!!」「ヤ~!!」いきなりやっつけられました。子供たちは新聞紙を丸めて銃をつくったり、剣をつくったり、さらには腰に巻いてドレスにしたり、頭に巻いて王冠にしたり、創造力豊かに取り組んでいました。作品作りに取り組む真剣な表情、そして「先生~!」と魅せに来てくれる笑顔が素敵でした。
作って変身!!変身してみたいものに合わせた変身グッズをどのように表すかを考えて進めていました。まね・まね・まねっこ!!友だちの作品の面白さや楽しさから学び、自分の見方や感じ方を広げる授業でした。
楽しい時間にも終わりはあるもの!「お片付けの時間ですよ~」の先生の声に、名残惜しく片付け始める背中にちょっと心が痛くなってしまいます。またやろうね!!
1年生 民話の会
6日(金)、「壬生民話ふくべの会」の方が来校し、1年生に向けて、「くりの木」や「だんまりくらべ」の民話(昔話)をしてくださいました。想像力を働かせながら、どんな話かわくわくしながら話を聞いていました。
楽しい話をありがとうございました。
3年生算数「どっちから見る?」道徳「見つめる」
3年生の教室を覗くと、大きな数の数直線の授業を行っていました。矢印が示すところの数をスムーズに「7000」と答える子供たち、そこですかさず、「何で7000と読めるのか説明してくれる?」と聞くと「1つが千メモリだからです」「千が7つ分だからです」と友達の意見からつなげて答えていました。
10000と20000の間にある数を「先生は4000だと思う」と力強く言われても、「違うよ!」「違うよ!!」と口々に言いながら、みんなで首を横に振る姿が可愛らしく思えました。この駆け引きが面白い!!さらに「10000のメモリがあるからそこから右に4つ、つまり14000です」さらに「20000のメモリから見れば、左に行くと小さくなるから6000小さくて14000です」と、多様な見方で答えに迫っていました。
隣の教室では、道徳の授業の真っ最中。「学級の紹介をするならどんなことを伝えたい?」という問いに、子供たちは一生懸命になってノートに書き込んでいました。『明るい』『やさしい』『諦めないところ』『みんなで協力する』『みんなで意見を伝え合える』『先生がいなくても自分たちで行動できる』とたくさん良いところが出てきました。
友達と共有することで、新しい気づきが生まれ、今までの自分たちの行動がどんな想いに裏打ちされたものなのかを認識することができます。道徳は学校の教育活動すべてを通して行われています。その中でも道徳の授業は『要』をなすもの。日々の慌ただしい生活の中でなんとなく過ぎていってしまうところを振り返り、見つめ、その価値を考えることで、「補充」「深化」「統合」する働きをもっています。子供たちはこの授業を通して、学級での充実感や所属感をより一層高めていたことでしょう。
6年生社会「どっちの時代に・・・」算数「どっちに賞を・・・」
6年生になると歴史の授業が始まります。1学期は「縄文時代と弥生時代どっちに住んでみたい?」との問いかけに比較しながら学習を進めていました。2学期は「平安時代と鎌倉時代」からスタートです。
平安時代のイメージは?との問いに「治安が良さそう」「貴族」「十二単」「紫式部」「清少納言」など今までに聞いたことのあるワードがとびだしてきました。鎌倉時代のイメージは?の問いには。修学旅行で鎌倉の町を歩いただけに、「戦さ」「源氏」「平氏」「武士」と次々に出てきました。さらには、「世界一の女戦士になりたい!!」なんて、キングダムの影響なのかな・・・。
「平安時代と鎌倉時代のどちらで暮らしたいか?」を判断するための視点について、教科書や資料を見ながら、考えてていました。お互いのスライドをのぞき込んで「食事」「建造物・構造」「偉人(会ってみたい)」「服装」「文化」など様々な視点があることに気づき、自分が選ぶ視点を決めていました。授業を参観していて、自分だったら・・・と思わず考えてしまっていることに気づき、きっと子供たちも同じ思いで学びを楽しくスタートさせることが出来ているのだろうなあと感じました。さあ、ここから調べ学習開始ですね。どんな視点でどんな判断をするのか興味深いところです。
隣の教室では、1ヶ月に読んだ本の冊数のデータから「1組と2組のどちらに多読賞をあげたい?」との問いに、データとにらめっこの時間です・・・。どこに視点を当てて判断したらいいのかな?平均値ではこっちだけど、最頻値では反対なんだよね~。と心の声が聞こえてきそうなほど悩んだ表情を見せていました。この思考の時間が大切です。
一人では判断しきれない、決められないから友達と意見交換・・・さっきまでノートが真っ白だったのに、話し合ったらスラスラと言葉が出てくる、このモヤモヤを聞いてほしいんだよ、共有したいんだよと言わんばかりの時間でした。書いて表現するって難しいことなんですよね。だから、話すことで自分の頭の中を整理したら書けるようになる。友達に後押しされて自信をもって書けるようになる。学校の存在意義がそこにありました。
「今の段階で、みんなはどっちに多読賞をあげたいの?」との問いに、クラスは半々の結果・・・。「実はまだ、ここまでの分析では判断しきれなんです。」という先生の言葉にびっくり!「え~、もっとあるの?」「どれだけ分析することがあるんですか?」と素直な驚きがありました。ビックデータの時代だからこその単元です。自分が伝えたいことを提示する際にどの形の資料にするのが良いのか、いつも見ているグラフなどの資料は信頼して良いものなのか、そこを判断できるようにすることが最終目標です。これからの時代を担う子供たち、ガンバレ!!
5年生理科「ヘチマって・・・」
理科室から楽しそうな声が聞こえてきました。5年生が「ヘチマはどのように実をつくり、生命をつないでいくのか?」ということで、理科専科の先生が、中庭のヘチマの花を採ってきてくれました。いざ、観察!!
「おしべとめしべは見つかったかい?」と聞かれ、手に持ってじっと凝視して「この真ん中のがめしべでしょう?」と友達に相づちを求める子。「そうなの?先生には見分けが付かないよ・・・」と言うと、隣の子は「同じに見える、どれ?どれ?」とさらにのぞき込む。そんな子供たちの反応を見て、ほくそ笑んでいる先生が一番楽しそう・・・。
しばらくしたところで、タネ明かし!「実は、みんなに配った花にはすべておしべしかありません」
その言葉に、目を見開いて驚く子供たち、「え~~」と声にも出てしまいます。
次の瞬間、先生の手には雌花が・・・手品師のような展開に子供たちの心は釘付けでした。
「雄花は10個くらい咲いてるのに、雌花は1個しか咲いていないんだよ。そのくらい貴重なんだよ。」
と言って、子供たちに渡すと「全然、花の大きさが違うじゃん!!」「どこがヘチマになる部分?」このつぶやきが学びですね。自分たちで見て気づく、確かめる。大切な経験をしていました。
子供たちは、アブラナの学習から一つの花に「めしべ」と「おしべ」があると予想して観察を始めました。だからこそ、「雌花」と「雄花」があることに驚き、観察するときに「比べる」ことを通して、さらに学びが深まっていくのですね。違うところ、同じところ・・・さらに学びを広げていってほしいと思います。
2年生の授業
本格的に授業が始まった9月3日(火)、2年生の教室を覗くと算数「水のかさ」についてどうやって比べたらいいかな?と子供たちは頭をひねっていました。
1年生の時に学習した『入れ替えてみる』という意見から実験!!「あ~あ~あふれちゃうよ~」「やっぱり長い水筒の方がいっぱい入ってた」と楽しんでいる声が上がりました。
じゃあどのくらい違うのかな?『同じ形の入れ物に入れ直してみる』という意見も実験!!「高さが倍くらい違う!」と素直な反応が・・・。
さらに、『同じ大きさの紙コップ何杯分か確かめる』という意見に紙コップが登場!!それを見守る子供たちの食い入るような表情が印象的でした。
子供たちの考えを大切にしながら、具体物を使って子供たちに量感をもたせつつ、より伝わりやすい表現へと導いていく素敵な授業でした。子供たちの思考はステップアップしながら、紙コップからビーカーのように一般化された単位につながっていくのでしょうね。
隣では、図工の「くっつきマスコット」の製作をしていました。赤・青・黄色などカラフルな紙粘土で自分の表現したいものを形作っていきます。
「ね~先生、見て~!クリップをこうやって付けると・・・」「先生!見て見て!!針みたいでしょう?」「磁石がうまく付かないの~。やり直し・・・」と失敗を恐れずに何度も挑戦していました。
友達の作品に「すご~い!」「おもしろ~い!!」と素直な感想を述べ合ったり、参考にしたり、製作を通して色の合成についても学んでいるようでした。『遊びの中に学びがある』そんな空気感が素敵でした。
ウサギやお花、お魚など思い思いの形ができあがってくるなかで、何をつくったの?と聞いてみると「これはクリオネ、これはココア、・・・」と得意そうに説明してくれました。原色の組み合わせと混ぜた色を楽しむ才能が素晴らしい!!できあがりを楽しみにしていますよ~!!
2学期始業式
9月2日(月)台風の心配をよそに、夏休み明け元気よく子供たちが登校してきました。6年生の司会で、始業式スタートです。
1年生の代表児童は
「2学期は行事がたくさんあってワクワクしています。
この夏休みにテレビでオリンピックを見ました。みんなすごく一生懸命で、諦めずにプレーしている姿がとてもかっこよかったです。運動会では、練習から一生懸命参加して、最後まで諦めず、本番ではお家の人たちにもかっこいい姿を見せられるように頑張りたいです。
勉強では、計算が速くなるように、夏休みに計算カードで特訓しました。繰り返しやると速く解けるようになったので、2学期も計算カードを使いながら出来るようになるまで勉強したいです。
入学してからお兄さんお姉さんに優しく声をかけてもらったり、分からないことを教えてもらったりしました。そのおかげで学校生活に慣れることが出来ました。新しい友達もたくさんできました。友達がいると何倍も学校生活が楽しいです。同じ1年生でもまだ話したことのない子がいるので、勇気を出して自分から声をかけてみたいです。そして、たくさん遊んで、毎日仲良く楽しく過ごしたいです。」
と、1年生らしい可愛らしい決意を述べてくれました。
6年生の代表児童は
「2学期、特に頑張りたいことは三つあります。
1つ目は、運動会です。小学校最後の運動会なので、一生懸命全力で悔いの無い楽しい運動会にしたいです。また、みんなが協力して、全校生の仲をより深めることが出来たら嬉しいと思っています。自分が行う種目はもちろん、すべての学年の応援も忘れないで全力で頑張りたいです。
2つ目は、委員会です。運動委員会の委員長として、みんなを引っ張りながら、楽しくメリハリを付けて仕事をしたいです。また、みんなと協力し合いながら頑張っていきたいです。
3つ目は、理科の授業です。理科が苦手だと分かったので、理科を好きになり得意科目にするために、授業で班のみんなと積極的に話し合ったり、予想を立てて考察をしたり、手を上げて発表をしたりするのを続けていきたいです。また、授業の復習も忘れずに行っていきたいと思います。
6年生のも後半になり、卒業まであっという間にすぎてしまいます。小学校の思い出をたくさん作れたということを迷わず言えるようにしたいです。様々な行事で、友達と笑いながら楽しんだり、時には悔しさを共有し合ったりして、多くの思い出を作っていきたいです。」
と、最上級生らしく、力強い決意を述べてくれました。
校長先生からの夏休みの宿題出来ましたか?お家人のお手伝いできましたか?という問いに、堂々と手をあげて誇らしい表情を見せてくれた子供たちでした。
1学期の「ちょっと難しいことも頑張って強い心を育ててきた」ことを土台に、2学期は『失敗を恐れずにたくさん挑戦する』ことでぐんぐん力を伸ばしてほしい。本をたくさん読む、進んで発表する、友達に優しくする、あいさつを頑張る。出来たか?出来なかったか?ではなく、失敗を恐れずに行動することが大切です。そして、もう一つは、勉強や友達など心配なこと・悩むことがあるのは当たり前、自分だけで考えずに周りの大人に相談してください。一人で抱え込まず相談してください。とお話がありました。
夏休み明けの式でしたが、司会も開式・閉式の言葉もしっかりと進めることが出来ました。最上級生としての自覚と責任を見せてくれました。式が終わると、演題や国旗の片付けを自発的に取り組んでくれました。とても頼もしい6年生たちです。2学期の行事をリードしてくれることでしょう。