日誌

校長瓦版

学校大好き藤井っ子

以前、学校便りにも書いたのですが
藤井っ子は学校が大好きです。
学校を休みません。今年度がスタートして7月2日現在で56日間授業日がありました。そのうちなんと45日は全員が出席しています。6月の出席率は
 99.6パーセント でした。
学校で、いやなことがあったり授業がつまらなかったり、自分の居場所がなかったりすると、病気ではなくても学校に行きたくなくなると思います。しかし、藤井小学校には楽しいことを企画したり、分かるまで教えてくれる先生や仲間がいたり、一人一人が活躍する場面もたくさんあります。全校児童38名に対して、教職員は13名います。教職員一人当たりの児童数は2.9名です。これに加えて放課後子ども教室や、地域ボランティアの方々が児童に関わってくださいます。多くの大人に見守られて育つ藤井っ子は、とても恵まれていると思います。

  

今年度は、全員出席 150日 以上を目標にしていますが、無理をしないでもクリアできればと思っています。昨年度は、インフルエンザも流行せず、全員出席の日が多かったと聞いています。学校が楽しく、家庭でも「早寝早起き朝ご飯」が徹底され、基本的な生活習慣が身に付いていれば、免疫力も上がって病気に負けない体になってくるのだと感じています。
藤井っ子は、とにかく学校が大好きです。



念願の藤井児童クラブ開設

藤井小学校にとって、藤井地区にとって、念願の藤井児童クラブ(学童)が本日「開所式」を迎える運びとなりました。町当局を始め、関わってくださった全ての方々に厚く御礼申し上げます。

 
    
壬生町小菅町長、田村教育長をはじめとする多数のご来賓の方の参加をいただきました。町長のお話の中に「与えられた幸せではなく、つかみ取った幸せである」とありました。まさに、本校の学童は4年の歳月をかけ、保護者、地域住民と学校が知恵を尽くして勝ち取った成果だと思います。
学校運営協議会の皆さんが中心となって、藤井小学校存続のために、様々なご協力をしてくださいました。藤井小学校は「地域と共にある学校」であり、「地域に支えられた学校」です。本当の意味で「コミュニティ・スクール」だと思います。
児童数増加のための条件は一つ一つ整ってきました。いよいよ、魅力ある学校作り、小さな学校ならではの良さのアピールに努めて参ります。

太平少年自然の家

4・5年生の宿泊学習が6月27日から28日まで、太平少年自然の家で実施されました。台風も接近するとかで、天候が心配されました。しかし、みんなの日頃の行いが良いためか、予定していた活動を全て実施することができました。


活動初日には、硬く不安そうな表情だったこども達も、2日間の活動でたくましくなり、活動をやり遂げた自信に満ちた顔になったようだと、所長さんから言葉を掛けていただきました。


そんな太平少年自然の家での活動が、私は初めてでした。中学校勤務が長かったのと、修学旅行以外の宿泊行事の引率も初めてだったからです。初めての太平少年自然の家で、私にとって、とてもうれしいことがありました。


上履きが、全てきちんとそろっていたのです。かかとを付けて、かかとのラインも全てそろえて置いてありました。学校でできていることが、宿泊先でもできていた。何気ないことのようで、とてもうれしいことでした。こども達には、いつも「良いと分かること、やればできることを実際にする。し続ける。」と伝えています。実はこれには続きがあって、「し続けることをしつけといい、身が美しくなると読んで『躾』と書く。」
とても素敵な言葉だと思っています。きちんとした躾をできる大人でいたいと思っています。藤井小学校の教職員一人一人も、そう思ってくれています。

オオムラサキが飛んだ

今日の2校時、3年生の理科の授業で「オオムラサキが飛びました!」

  
    
オオムラサキの里を作る会の大島会長さんが、出前授業をしてくださいました。素直で好奇心旺盛なこども達は、熱心に説明を聞き積極的に質問をしていました。オオムラサキがネットの中で飛ぶ様子を見ては歓声を上げていました。本校の、小さい学校ならではの「一人一人との濃い関係」がこども達の良さをさらに伸ばしてくれています。
1,2年生は生活科の授業でまち探検に出掛け、汗びっしょりになって帰ってきました。牛の飼育農家、自動車整備関係、農業機械関係のお宅を訪問して勉強してきました。
給食のときには、2年生の短作文発表がありました。そして、明日からは4,5年生が宿泊学習に出掛けます。ランチルームで挨拶があったかと思うと、他学年の児童からも「行ってらっしゃい」との声掛けがありました。写真を撮影したはずなのに、取り込むときにどこかに飛んでしまった(オオムラサキのように…)のが残念です。ごめんなさい。写真があってもなくても、そんな温かい雰囲気の学校で、こども達は毎日生活しています。
ところで、明日から二日間、太平少年自然の家に私も出掛けます。したがって、HPの更新は厳しいかもしれません。お許しください。

「あさどり野菜」と「なかよし給食」

このところの、毎朝の見慣れた風景です。
  
「おはようございます!」のあとは、一目散に教材園で育ち具合をチェック!
このところの雨と、気温の上昇でキュウリもすくすくと育ち、こんな感じです。
   「ぼくの顔より大きなキュウリ!!」
肥えた土といい苗、世話好きな子どもたちと育ちやすい環境。
まるで、温かな地域でのびのび育つ藤井っ子たちのようなキュウリです。
そして、今日の給食は本年度初めてのなかよし給食でした。
学年別ではなく、なかよし班での会食です。
上級生が「量は多くない?全部食べられた?」優しく下級生に声を掛けたり、
「食器は、ぼくが片付けるよ。」とか、「スプーンとフォークは頼むね。」と手際よく
仕事を分担したりしていました。
きっと、代々受け継がれた上級生としての思いやりや責任感だと感じました。
自分たちがしてもらってうれしかったことを、下の子たちにもしてあげる。
当たり前のようで、なかなかできない立派なことだと思います。
  
  
そんな伝統が、脈々と受け継がれている藤井小学校です。