日誌

2019年6月の記事一覧

太平少年自然の家

4・5年生の宿泊学習が6月27日から28日まで、太平少年自然の家で実施されました。台風も接近するとかで、天候が心配されました。しかし、みんなの日頃の行いが良いためか、予定していた活動を全て実施することができました。


活動初日には、硬く不安そうな表情だったこども達も、2日間の活動でたくましくなり、活動をやり遂げた自信に満ちた顔になったようだと、所長さんから言葉を掛けていただきました。


そんな太平少年自然の家での活動が、私は初めてでした。中学校勤務が長かったのと、修学旅行以外の宿泊行事の引率も初めてだったからです。初めての太平少年自然の家で、私にとって、とてもうれしいことがありました。


上履きが、全てきちんとそろっていたのです。かかとを付けて、かかとのラインも全てそろえて置いてありました。学校でできていることが、宿泊先でもできていた。何気ないことのようで、とてもうれしいことでした。こども達には、いつも「良いと分かること、やればできることを実際にする。し続ける。」と伝えています。実はこれには続きがあって、「し続けることをしつけといい、身が美しくなると読んで『躾』と書く。」
とても素敵な言葉だと思っています。きちんとした躾をできる大人でいたいと思っています。藤井小学校の教職員一人一人も、そう思ってくれています。

オオムラサキが飛んだ

今日の2校時、3年生の理科の授業で「オオムラサキが飛びました!」

  
    
オオムラサキの里を作る会の大島会長さんが、出前授業をしてくださいました。素直で好奇心旺盛なこども達は、熱心に説明を聞き積極的に質問をしていました。オオムラサキがネットの中で飛ぶ様子を見ては歓声を上げていました。本校の、小さい学校ならではの「一人一人との濃い関係」がこども達の良さをさらに伸ばしてくれています。
1,2年生は生活科の授業でまち探検に出掛け、汗びっしょりになって帰ってきました。牛の飼育農家、自動車整備関係、農業機械関係のお宅を訪問して勉強してきました。
給食のときには、2年生の短作文発表がありました。そして、明日からは4,5年生が宿泊学習に出掛けます。ランチルームで挨拶があったかと思うと、他学年の児童からも「行ってらっしゃい」との声掛けがありました。写真を撮影したはずなのに、取り込むときにどこかに飛んでしまった(オオムラサキのように…)のが残念です。ごめんなさい。写真があってもなくても、そんな温かい雰囲気の学校で、こども達は毎日生活しています。
ところで、明日から二日間、太平少年自然の家に私も出掛けます。したがって、HPの更新は厳しいかもしれません。お許しください。

「あさどり野菜」と「なかよし給食」

このところの、毎朝の見慣れた風景です。
  
「おはようございます!」のあとは、一目散に教材園で育ち具合をチェック!
このところの雨と、気温の上昇でキュウリもすくすくと育ち、こんな感じです。
   「ぼくの顔より大きなキュウリ!!」
肥えた土といい苗、世話好きな子どもたちと育ちやすい環境。
まるで、温かな地域でのびのび育つ藤井っ子たちのようなキュウリです。
そして、今日の給食は本年度初めてのなかよし給食でした。
学年別ではなく、なかよし班での会食です。
上級生が「量は多くない?全部食べられた?」優しく下級生に声を掛けたり、
「食器は、ぼくが片付けるよ。」とか、「スプーンとフォークは頼むね。」と手際よく
仕事を分担したりしていました。
きっと、代々受け継がれた上級生としての思いやりや責任感だと感じました。
自分たちがしてもらってうれしかったことを、下の子たちにもしてあげる。
当たり前のようで、なかなかできない立派なことだと思います。
  
  
そんな伝統が、脈々と受け継がれている藤井小学校です。

雨の日と月曜日は…。

昔、カーペンターズの歌で「雨の日と月曜日は」というのがありました。確か、雨の日と月曜日は、いつも私をがっかりさせる、といった内容の歌詞だったと記憶しています。今日はそんな、雨の日と月曜日が重なった日なのに、藤井っ子は全員出席で元気に一週間をスタートさせました。土日の二日間があったため朝からキュウリの収穫に忙しかったようです。
今週は、木曜日から一泊二日の予定で太平少年自然の家での宿泊学習があります。4年生と5年生が参加しますが、天候が心配です。雨の中の活動になるかもしれませんが、かえって貴重な経験になるかと思います。なかなかできない経験を自然の中ですることに、意味があると前向きに捉えたいと思います。
さて、朝ホームページを確認したら、

222222アクセスを超えていました。先週告知した特製ステッカーは、若手職員の力を借りて、なんとか完成しました。 



世界に一枚しかないステッカーですので、どうぞ遠慮なさらずに本校までお知らせください。メールでなくても、直接申し出ていただいても結構です!

告知

先月チラシをいただきました。遅くなってしまいましたが、お知らせします。児童には、すでに配布してあります。
週末の日曜日に開催されます。



さらに、


夏休みも楽しみになりますね。

そして、ここでもう一つ告知したいと思います。現在、本校ホームページへのアクセス数は 22万1756 です。ということは、あと456 で 222222 ということになります!現在1日平均が200アクセスくらいなので、週明けには超えそうです。
そこで、この記念すべき222222 アクセス目の方に、本校オリジナル特製ステッカーを差し上げたいと思います。ホームページ画面の左下にあるカウンターが「222222」となった画面を画像で添付して、本校のメールアドレスまで送ってください。もちろん、住所と、お名前をお知らせください。
本校の Eメールアドレスはesfujii01@mibu.ed.jpです。
よろしくお願いします。なお、ステッカーは、まだできていません。 

外国語活動授業研究会がありました

今日は、壬生町教育研究所主催の外国語活動授業研究会がありました。
5校時に3年生の授業を本校職員と町内の11名の先生方。そして、壬生町教育委員会事務局の指導主事、さらに、下都賀教育事務所の指導主事が助言者としていらっしゃいました。
   
    
    

たくさんの参観者がいるにもかかわらず、児童はのびのびと楽しそうに活動していました。担任主導でALTと連携した活発な外国語活動でした。担任がほとんど日本語を使わず、英語で指示をしている。そして、児童も自然と英語で答える授業が普通にできていました。英語になじんでいることが実感できました。
授業の後は活発な研究協議が行われ、その後、指導主事より助言をいただきました。
   
    
    

これからも本日の研修の機会を生かし、小学校ならではの英語の授業を学校全体で推進していきたいと思います。また、担任が児童に何を伝えたいかをしっかりともって授業に臨むためにも、ALTとの打合せ時間を確保していくように工夫していきます。そして、児童に自己肯定感や自己有用感を育てていくために、教師として何を伝えるかを一時間一時間の授業の中で大切にしていきます。
本日は貴重な研修の機会を与えていただき、本当にありがとうございました。

全校警ドロ?!

本校児童は全員で38名。その全校児童で、こんなことができます。

 
 

なんと、全校児童で「警ドロ」を行いました!今日の昼休みは、校庭を楽しそうに走り回る児童の声、笑顔がいっぱいでした。
6年生を中心とする4,5,6年生の企画委員のメンバーが考えた、共遊の時間となりました。
はじめは6年生が追いかけて、下級生は必死に逃げていました。次は、マイチャレンジ(職場体験)できていた壬生中の生徒さんと、職員チームが追いかけましたが、児童達には余裕(笑)が見られました。
なかなか追いつけない、元気いっぱいの藤井っ子の姿を見て、頼もしいやら、悔しいやら…。
このように、全校児童で楽しく遊べてしまうのも「小さいことは、いいことだ」の藤井小学校ならではだと思います。

6月は薔薇

毎月の校長講話は、楽しみでもあり、悩みの種でもあります。
でも、今月はどんな話にしようかと、ネタを考えるのは楽しい時間になっています。
4月は「チューリップ」5月は「あめふり」を歌うことから、個性を大事にしようとか、いじめは止めようといった話をしました。



6月の歌を考えていたら、6月の花は「薔薇」という記事を見付けたので、シューベルトの「野ばら」を歌うことにしました。せっかくなので、ドイツ語で歌って聞かせましたが…。
多少無理を覚悟で、野ばらの作詞をしたゲーテの言葉から話題をさがしました。
「その習慣によって楽しい日には自分の喜びをさらに深め、悲しい日には立ち直ることができる」
この習慣とは良い本を読むことです。小学生のときに、素敵な本との出会いがあればその後の人生がとても豊かになるであろうことを伝えました。雨が多くなるこの季節、藤井小学校の図書室が、児童であふれるといいなぁと思っています。

学校運営協議会

学校運営協議会での、真剣な話し合いの成果が「放課後子ども教室」となり「藤井児童クラブ(学童)」へ結びついたといっても過言では無いと思います。

 
 
学校運営協議会のメンバーの方々は、本当に藤井小学校を愛してくださっている方々です。地元自治会員の方、卒業生で元PTA役員の方、保護者の方などが藤井小学校存続のため、難しい言い方をすれば「持続可能な教育活動、学校経営」のために考え出されたのが、放課後子ども教室であり学童でした。地域の方々の英知を結集して推進された「放課後子ども教室」から「学童」を併設した形に移行していきます。
保護者会の総会も無事開催でき、いよいよ7月1日の開所式への運びとなりました。
関係者の方々のご苦労には、ただただ、感謝の気持ちでいっぱいです。
今後ともよろしくお願いします。

教育の成果

6校時に体育の授業がプールでありました。5,6年生の授業でしたが「さすが」です!

 
 

多くの児童が25メートルを泳ぎ切っています。スイスイとビシビシと、さすが上級生は違うなぁという感じでした。
本来、経験や教育が長ければその効果は上がってくると考えられます。しかし、そこが難しいところ。経験があるはずなのに、長く教育を受けているはずなのにできなくなってくることもあるから不思議です。下級生のときは、あんなに大きな声で歌っていたのに…。下級生のときは、あんなに大きな声で挨拶していたのに…。学校現場ではありがちなことです。成長に伴って気持ちが乗らなくなってくる。真面目に一生懸命やることが気恥ずかしくなってくる…。
しかし、そこをなんとかするのが教師の仕事だと思います。全教職員・全児童担任の心意気で頑張ってみようと思います。
お手本になることは恥ずかしいことじゃない。
当たり前のことを当たり前にやる。
良いと分かること、やればできることを実際にする、し続ける
結局、これしかないと思っています。子どもも大人も、児童も教師もです。

大切な命を守る





今日は久しぶりに青空。気持ちの良いお天気になりました。梅雨の晴れ間は、熱中症警戒日!しかし、今日はさわやかで、過ごしやすい一日となりました。職員室を出たところにある熱中症指数計と熱さ運動指針表に基づいて、今日はニッコリマークとなっています。
雨が続いたため、今年2回目のプールでの授業になりました。3,4,5,6年生合同ですが合わせて24名。教職員は3名付いています。

 
そして、プールサイドには
 

水筒とAEDが置いてあります。プールでの活動前に、以下の点を全教職員で確認しました。



大切な命を守るために、熱中症対策、プールでの事故防止に万全を期しています。
そして、今年最初の避難訓練の際も、防火シャッターの作動確認と避難経路の見直しを図りました。

 

理科室から出火の想定なのに、昇降口からの避難では危険です。さらに、防火シャッターがいざというときに使えなくては意味が無いからです。
避難訓練のときに、子ども達に「学校で一番大切なものは何ですか」と聞きました。いろいろ答えてくれましたが、みんなで確認したのは「学校で一番大切なものは、皆さん一人一人の命です」ということでした。
大切な命を守るため、日常の点検を怠りなく、そして、当たり前のことを当たり前に行っていきたいと思います。

良いと分かることやればできることを実際にする

5月の校長講話の当日は雨でした。童謡の「あめふり」を歌いながら、全校児童に考えてほしいことを伝えました。童謡「あめふり」の少年は、傘がなく、ずぶ濡れの子に自分の傘を貸してあげます。そして、自分は母親の傘に入って帰ります。困っている人がいたら、この少年のように、助けてあげられる人になってほしいという話をしました。
 
そして、いじめの定義や、いじめ防止対策推進法について説明したあと

「いじめは、いじめた方が100パーセント悪い」

ということをみんなで確認しました。

「悪いことをするのと良いことをしないのは同じか違うか」
                                          ということも考えてもらいました。いじめを見ても、何もしないのはいじめているのと同じか、違うか真剣に考えてくれたのではないかと思います。                                
集団生活の中で、からかいやいじめがない集団は理想です。しかし、現実として間違ったことをしてしまうのが、普通の子どもだと思います。その間違ったことをしてしまったときに、私たち大人が、教師が、どう導くかが大切だと思います。良いことと悪いことをしっかり教えて、正しい判断の下、自信をもって行動できる一人一人に育てたいと思っています。
私たちの藤井小学校に、いじめがないわけではありません。地域の方からお叱りの連絡を受けたり、保護者の方に心配を掛けたりすることもあります。
しかし、私たちの藤井小学校には、問題に真正面からぶつかり、誠意をもって素早く対応する教職員がいます。そして、指導に対して素直に反省する児童と信頼してくださる保護者の皆様、さらに、応援してくださる地域の方々がいます。
ここ数年、解決できずに重大事態となってしまったいじめは起きていません。そして、不登校児童もいないのが、私たちの藤井小学校です。

大人も子どもも、児童も教師も

「良いと分かること、やればできることを実際にする。そして、し続ける藤井小学校」

にしていきます。

藤井っ子の給食

給食の時間、ランチルームに全校児童が集合します。学年ごとにテーブルを囲み、担任以外の職員とも一緒に食事をします。給食・保健委員の上級生が献立を紹介したり、進行をしたりします。どの子も、食事のマナーを守って楽しいひとときを過ごします。食事が一段落するとおかわりタイム、元気いっぱいおなかもいっぱいになります。
 
  
給食の時間、月に2~3回短作文の発表があります。この取り組みは、小規模の本校ならではの活動になると思います。火曜日の藤井っ子タイムで書いた作文を、水曜日の給食の時間に発表しています。1学期のテーマは「自己紹介(自分の良いところ)」です。1回で2~3名発表するので、1年間で必ず全員が発表することになります。
     
他の児童の作文を聞くことで、自分の作文と比較し、考えや表現方法の違いを考えさせることができます。また、全校児童の前で発表する機会を作ることで、自信が育つことを期待しています。

『人数が少ないことで、誰にでも機会が与えられる』

これは本校の大きな強みでもあります。一人一人の児童に出番があり、小さな学校は一人一人に大きな自信を育てます。少人数では「競争心」が育たないと危惧する方もいらっしゃると思いますが、本校では一人一人に目を掛け、時間を掛けることができます。そのため、「向上心」と確かな「自信」を育んでいけると自負しています。「確かな自信」は大規模な中学校へ進学しても、「不安に負けない自分」を支えてくれるものになってくれると信じています。

ある日の藤井っ子タイム

本校では、業間の時間を「藤井っ子タイム」と名付け様々な活動を行っています。
 
 
音楽の活動のときには、大きな口を開けて元気な歌声が響きます。「スイカの名産地」や「手のひらを太陽に」そして「県民の歌」など、全校児童で歌える歌も増えてきました。それぞれ、歌う前や途中で歌詞の意味や気持ちを込めて歌えるように説明が入ります。
 

やなせたかしさんの話や、トチノキの話などを児童は真剣に聞いています。全ての児童が、気持ちを込めて大きな口を開けて、大きな声で歌えるようになることを願っています。
「心に太陽を持て、唇に歌を持て…」という言葉を大学の合唱団の卒団式で恩師に紹介されました。文豪山本有三先生が訳した詩の一節だそうです。私は、疲れたとき、落ち込んだときに自然と、あるいは意識して歌を歌うことがあります。車の中だったり、誰もいない体育館だったり…。そうして、気持ちをリセットできているように思います。
子ども達には、是非、大きな声で歌える一人一人になってほしいです。機会があったら、子ども達の前で歌ってみようと密かに思っています。

藤井っ子の朝

あいさつ週間

野菜の苗に水遣り
 
アゲハの羽化
 
今年度の重点目標の一つに「挨拶・返事をしっかりしよう」があります。企画委員のメンバーが中心となって5月27日(月)から「あいさつ運動」を実施しました。第1回のあいさつ週間でしたが、プラカードを持ち相手の目を見て大きな声で挨拶しようと呼び掛けていました。気持ちのいい挨拶は、一日のスタートの背中を押してくれます。「挨拶は、してもされても、いい気持ち」「挨拶は心の扉を開く鍵」そんな標語を思い出します。                                  教材園では、各学年ごとにキュウリやミニトマト。枝豆やスイカなどたくさんの野菜を栽培しています。元気な挨拶をして登校した後、雨の日以外は当番が必ず苗に水遣りをします。日に日に生長していく姿を子ども達も楽しみにしています。                      そして、蝶の卵を見付けて虫かごで育てていた3年生。モンシロチョウやアゲハチョウの幼虫がさなぎになり、羽化するのを教室で確認しては昇降口の前で放していました。生き物の育つ様子を確認することは貴重な経験です。新しく始まった理科の授業に夢中なようです。
こうして藤井っ子の朝はスタートします。元気な子ども達の声を毎日聞くことができるのは、なんて幸せなんだろうと実感しています。

よろしくお願いします!


前任の田中校長の後を受け、この4月に着任いたしました瓦井郁夫と申します。どうかよろしくお願いします。田中校長の発想力、行動力、そして、藤井小学校を愛する力を模範として頑張っていく決意です。4月は一日は速く過ぎるのに、なかなか終わらない1か月でした。とても不思議な感覚でした。しかし、5月は10連休もあり、新時代の令和になったためか、あっという間に終わってしましました。そして6月。いろいろなことが軌道に乗り始め、手応えを感じています。これからも油断無く、一日一日を大切に過ごして参ります。この「校長瓦版」では、日頃感じたこと、考えたことをアップしていきたいと考えています。どうかよろしくお願いします。