日誌

良いと分かることやればできることを実際にする

5月の校長講話の当日は雨でした。童謡の「あめふり」を歌いながら、全校児童に考えてほしいことを伝えました。童謡「あめふり」の少年は、傘がなく、ずぶ濡れの子に自分の傘を貸してあげます。そして、自分は母親の傘に入って帰ります。困っている人がいたら、この少年のように、助けてあげられる人になってほしいという話をしました。
 
そして、いじめの定義や、いじめ防止対策推進法について説明したあと

「いじめは、いじめた方が100パーセント悪い」

ということをみんなで確認しました。

「悪いことをするのと良いことをしないのは同じか違うか」
                                          ということも考えてもらいました。いじめを見ても、何もしないのはいじめているのと同じか、違うか真剣に考えてくれたのではないかと思います。                                
集団生活の中で、からかいやいじめがない集団は理想です。しかし、現実として間違ったことをしてしまうのが、普通の子どもだと思います。その間違ったことをしてしまったときに、私たち大人が、教師が、どう導くかが大切だと思います。良いことと悪いことをしっかり教えて、正しい判断の下、自信をもって行動できる一人一人に育てたいと思っています。
私たちの藤井小学校に、いじめがないわけではありません。地域の方からお叱りの連絡を受けたり、保護者の方に心配を掛けたりすることもあります。
しかし、私たちの藤井小学校には、問題に真正面からぶつかり、誠意をもって素早く対応する教職員がいます。そして、指導に対して素直に反省する児童と信頼してくださる保護者の皆様、さらに、応援してくださる地域の方々がいます。
ここ数年、解決できずに重大事態となってしまったいじめは起きていません。そして、不登校児童もいないのが、私たちの藤井小学校です。

大人も子どもも、児童も教師も

「良いと分かること、やればできることを実際にする。そして、し続ける藤井小学校」

にしていきます。