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3年生算数「どっちから見る?」道徳「見つめる」

 3年生の教室を覗くと、大きな数の数直線の授業を行っていました。矢印が示すところの数をスムーズに「7000」と答える子供たち、そこですかさず、「何で7000と読めるのか説明してくれる?」と聞くと「1つが千メモリだからです」「千が7つ分だからです」と友達の意見からつなげて答えていました。

 10000と20000の間にある数を「先生は4000だと思う」と力強く言われても、「違うよ!」「違うよ!!」と口々に言いながら、みんなで首を横に振る姿が可愛らしく思えました。この駆け引きが面白い!!さらに「10000のメモリがあるからそこから右に4つ、つまり14000です」さらに「20000のメモリから見れば、左に行くと小さくなるから6000小さくて14000です」と、多様な見方で答えに迫っていました。

 

 隣の教室では、道徳の授業の真っ最中。「学級の紹介をするならどんなことを伝えたい?」という問いに、子供たちは一生懸命になってノートに書き込んでいました。『明るい』『やさしい』『諦めないところ』『みんなで協力する』『みんなで意見を伝え合える』『先生がいなくても自分たちで行動できる』とたくさん良いところが出てきました。

 友達と共有することで、新しい気づきが生まれ、今までの自分たちの行動がどんな想いに裏打ちされたものなのかを認識することができます。道徳は学校の教育活動すべてを通して行われています。その中でも道徳の授業は『要』をなすもの。日々の慌ただしい生活の中でなんとなく過ぎていってしまうところを振り返り、見つめ、その価値を考えることで、「補充」「深化」「統合」する働きをもっています。子供たちはこの授業を通して、学級での充実感や所属感をより一層高めていたことでしょう。

6年生社会「どっちの時代に・・・」算数「どっちに賞を・・・」

 6年生になると歴史の授業が始まります。1学期は「縄文時代と弥生時代どっちに住んでみたい?」との問いかけに比較しながら学習を進めていました。2学期は「平安時代と鎌倉時代」からスタートです。

 平安時代のイメージは?との問いに「治安が良さそう」「貴族」「十二単」「紫式部」「清少納言」など今までに聞いたことのあるワードがとびだしてきました。鎌倉時代のイメージは?の問いには。修学旅行で鎌倉の町を歩いただけに、「戦さ」「源氏」「平氏」「武士」と次々に出てきました。さらには、「世界一の女戦士になりたい!!」なんて、キングダムの影響なのかな・・・。

「平安時代と鎌倉時代のどちらで暮らしたいか?」を判断するための視点について、教科書や資料を見ながら、考えてていました。お互いのスライドをのぞき込んで「食事」「建造物・構造」「偉人(会ってみたい)」「服装」「文化」など様々な視点があることに気づき、自分が選ぶ視点を決めていました。授業を参観していて、自分だったら・・・と思わず考えてしまっていることに気づき、きっと子供たちも同じ思いで学びを楽しくスタートさせることが出来ているのだろうなあと感じました。さあ、ここから調べ学習開始ですね。どんな視点でどんな判断をするのか興味深いところです。

 隣の教室では、1ヶ月に読んだ本の冊数のデータから「1組と2組のどちらに多読賞をあげたい?」との問いに、データとにらめっこの時間です・・・。どこに視点を当てて判断したらいいのかな?平均値ではこっちだけど、最頻値では反対なんだよね~。と心の声が聞こえてきそうなほど悩んだ表情を見せていました。この思考の時間が大切です。

 一人では判断しきれない、決められないから友達と意見交換・・・さっきまでノートが真っ白だったのに、話し合ったらスラスラと言葉が出てくる、このモヤモヤを聞いてほしいんだよ、共有したいんだよと言わんばかりの時間でした。書いて表現するって難しいことなんですよね。だから、話すことで自分の頭の中を整理したら書けるようになる。友達に後押しされて自信をもって書けるようになる。学校の存在意義がそこにありました。

「今の段階で、みんなはどっちに多読賞をあげたいの?」との問いに、クラスは半々の結果・・・。「実はまだ、ここまでの分析では判断しきれなんです。」という先生の言葉にびっくり!「え~、もっとあるの?」「どれだけ分析することがあるんですか?」と素直な驚きがありました。ビックデータの時代だからこその単元です。自分が伝えたいことを提示する際にどの形の資料にするのが良いのか、いつも見ているグラフなどの資料は信頼して良いものなのか、そこを判断できるようにすることが最終目標です。これからの時代を担う子供たち、ガンバレ!!

5年生理科「ヘチマって・・・」

 理科室から楽しそうな声が聞こえてきました。5年生が「ヘチマはどのように実をつくり、生命をつないでいくのか?」ということで、理科専科の先生が、中庭のヘチマの花を採ってきてくれました。いざ、観察!!

「おしべとめしべは見つかったかい?」と聞かれ、手に持ってじっと凝視して「この真ん中のがめしべでしょう?」と友達に相づちを求める子。「そうなの?先生には見分けが付かないよ・・・」と言うと、隣の子は「同じに見える、どれ?どれ?」とさらにのぞき込む。そんな子供たちの反応を見て、ほくそ笑んでいる先生が一番楽しそう・・・。

しばらくしたところで、タネ明かし!「実は、みんなに配った花にはすべておしべしかありません」

その言葉に、目を見開いて驚く子供たち、「え~~」と声にも出てしまいます。

次の瞬間、先生の手には雌花が・・・手品師のような展開に子供たちの心は釘付けでした。

「雄花は10個くらい咲いてるのに、雌花は1個しか咲いていないんだよ。そのくらい貴重なんだよ。」

と言って、子供たちに渡すと「全然、花の大きさが違うじゃん!!」「どこがヘチマになる部分?」このつぶやきが学びですね。自分たちで見て気づく、確かめる。大切な経験をしていました。

 子供たちは、アブラナの学習から一つの花に「めしべ」と「おしべ」があると予想して観察を始めました。だからこそ、「雌花」と「雄花」があることに驚き、観察するときに「比べる」ことを通して、さらに学びが深まっていくのですね。違うところ、同じところ・・・さらに学びを広げていってほしいと思います。

2年生の授業

 本格的に授業が始まった9月3日(火)、2年生の教室を覗くと算数「水のかさ」についてどうやって比べたらいいかな?と子供たちは頭をひねっていました。

 1年生の時に学習した『入れ替えてみる』という意見から実験!!「あ~あ~あふれちゃうよ~」「やっぱり長い水筒の方がいっぱい入ってた」と楽しんでいる声が上がりました。

 じゃあどのくらい違うのかな?『同じ形の入れ物に入れ直してみる』という意見も実験!!「高さが倍くらい違う!」と素直な反応が・・・。

 さらに、『同じ大きさの紙コップ何杯分か確かめる』という意見に紙コップが登場!!それを見守る子供たちの食い入るような表情が印象的でした。

 子供たちの考えを大切にしながら、具体物を使って子供たちに量感をもたせつつ、より伝わりやすい表現へと導いていく素敵な授業でした。子供たちの思考はステップアップしながら、紙コップからビーカーのように一般化された単位につながっていくのでしょうね。

 隣では、図工の「くっつきマスコット」の製作をしていました。赤・青・黄色などカラフルな紙粘土で自分の表現したいものを形作っていきます。

 「ね~先生、見て~!クリップをこうやって付けると・・・」「先生!見て見て!!針みたいでしょう?」「磁石がうまく付かないの~。やり直し・・・」と失敗を恐れずに何度も挑戦していました。

 友達の作品に「すご~い!」「おもしろ~い!!」と素直な感想を述べ合ったり、参考にしたり、製作を通して色の合成についても学んでいるようでした。『遊びの中に学びがある』そんな空気感が素敵でした。

 ウサギやお花、お魚など思い思いの形ができあがってくるなかで、何をつくったの?と聞いてみると「これはクリオネ、これはココア、・・・」と得意そうに説明してくれました。原色の組み合わせと混ぜた色を楽しむ才能が素晴らしい!!できあがりを楽しみにしていますよ~!!

2学期始業式

9月2日(月)台風の心配をよそに、夏休み明け元気よく子供たちが登校してきました。6年生の司会で、始業式スタートです。

1年生の代表児童は

「2学期は行事がたくさんあってワクワクしています。

 この夏休みにテレビでオリンピックを見ました。みんなすごく一生懸命で、諦めずにプレーしている姿がとてもかっこよかったです。運動会では、練習から一生懸命参加して、最後まで諦めず、本番ではお家の人たちにもかっこいい姿を見せられるように頑張りたいです。

 勉強では、計算が速くなるように、夏休みに計算カードで特訓しました。繰り返しやると速く解けるようになったので、2学期も計算カードを使いながら出来るようになるまで勉強したいです。

 入学してからお兄さんお姉さんに優しく声をかけてもらったり、分からないことを教えてもらったりしました。そのおかげで学校生活に慣れることが出来ました。新しい友達もたくさんできました。友達がいると何倍も学校生活が楽しいです。同じ1年生でもまだ話したことのない子がいるので、勇気を出して自分から声をかけてみたいです。そして、たくさん遊んで、毎日仲良く楽しく過ごしたいです。」

と、1年生らしい可愛らしい決意を述べてくれました。

6年生の代表児童は

「2学期、特に頑張りたいことは三つあります。

 1つ目は、運動会です。小学校最後の運動会なので、一生懸命全力で悔いの無い楽しい運動会にしたいです。また、みんなが協力して、全校生の仲をより深めることが出来たら嬉しいと思っています。自分が行う種目はもちろん、すべての学年の応援も忘れないで全力で頑張りたいです。

 2つ目は、委員会です。運動委員会の委員長として、みんなを引っ張りながら、楽しくメリハリを付けて仕事をしたいです。また、みんなと協力し合いながら頑張っていきたいです。

 3つ目は、理科の授業です。理科が苦手だと分かったので、理科を好きになり得意科目にするために、授業で班のみんなと積極的に話し合ったり、予想を立てて考察をしたり、手を上げて発表をしたりするのを続けていきたいです。また、授業の復習も忘れずに行っていきたいと思います。

 6年生のも後半になり、卒業まであっという間にすぎてしまいます。小学校の思い出をたくさん作れたということを迷わず言えるようにしたいです。様々な行事で、友達と笑いながら楽しんだり、時には悔しさを共有し合ったりして、多くの思い出を作っていきたいです。」

と、最上級生らしく、力強い決意を述べてくれました。

 校長先生からの夏休みの宿題出来ましたか?お家人のお手伝いできましたか?という問いに、堂々と手をあげて誇らしい表情を見せてくれた子供たちでした。

 1学期の「ちょっと難しいことも頑張って強い心を育ててきた」ことを土台に、2学期は『失敗を恐れずにたくさん挑戦する』ことでぐんぐん力を伸ばしてほしい。本をたくさん読む、進んで発表する、友達に優しくする、あいさつを頑張る。出来たか?出来なかったか?ではなく、失敗を恐れずに行動することが大切です。そして、もう一つは、勉強や友達など心配なこと・悩むことがあるのは当たり前、自分だけで考えずに周りの大人に相談してください。一人で抱え込まず相談してください。とお話がありました。

 夏休み明けの式でしたが、司会も開式・閉式の言葉もしっかりと進めることが出来ました。最上級生としての自覚と責任を見せてくれました。式が終わると、演題や国旗の片付けを自発的に取り組んでくれました。とても頼もしい6年生たちです。2学期の行事をリードしてくれることでしょう。

【奉仕作業】子供たちが気持ちよく2学期を迎えられるように・・・

8月24日(土)、午前7時。くもり。

2学期に向けて、PTA奉仕作業が行われました。

 

睦小の子供たちが気持ちよく学校生活をスタートするために、校舎内外の環境整備を進めます。

はじめに活動ごとに作業内容を確認して・・・

 

 

 

今年は、子供たちも参加します。

子供たちは、学年の花壇をきれいに除草しました。

今年、初めて参加する児童と作業しながらあれこれ話をしていると・・・

「知ってはいたけど・・・。お父さんやお母さんがこんな風に学校をきれいにしてくれているのを初めて見た!」

「ありがとうがいっぱいあったんだ!」との言葉が。

 

どんな「ありがとう」がいっぱいあったのか、それぞれの作業を紹介します。

~ 藤棚のつると枝の剪定 ~ 

藤棚の上にのぼって、伸びに伸びた蔓や枝の剪定を行いました。

高所での作業。普段はなかなか手が回らない所ですが、お父様方のお力をお借りして1時間ほどできれいになりました。

 

~ 除草活動 ~
草刈り機等で夏休み中も除草を行ってはいるのですが、

雨が降ると一気に元気を取り戻し、驚くほどの速さで伸びます・・・

 

 

雑草が伸びないよう、根からしっかりと除草してくださいました。

~ トイレ掃除 ~

校舎内の暑さも相当なもの。

それにも関わらず、子供たちのために丁寧に清掃を進めてくださいました。

 

トイレの隅々まできれいになりました。

~ ステッカー剥がし~

廊下に長年、貼られて擦り切れたテープ。

ステッカー剥がし液とヘラを使ってきれいにしていきます。

 

お陰様で、教室棟の1階から3階まで廊下が明るくなりました。

PTAの役員の皆様をはじめ、多くの保護者様にご協力いただき、きれいな環境で2学期を迎えることができます。

ありがとうございました。

 

<追伸>現在、大学に通う本校のある卒業生が・・・。保護者の中に交じって暑い中、作業を手伝ってくださいました!ご兄弟がまだ本校に在学中ということで今日の奉仕作業のことを知ったのでしょう。夏休みに時間を割いて、汗する姿にたいへん感動するとともに、こんな素敵な先輩のように、睦小254名の児童それぞれが、「やさしく・かしこく・たくましく」成長できるよう我々職員一同、2学期もがんばります。

 

 

 

夏休みの黒板

  7月22日(月)から保護者面談が始まりました。各教室を覗いてみると、面白い黒板がありました。

2年生は、面談にいらしたお家の方に向けてのメッセージです。『夏休みもよろしくお願いします』『旅行が楽しみです』などなど、可愛らしい言葉がならんでいました。心が温かくなります。

 4年生は、1学期に社会で学習した『水』をテーマにしたレポートと、国語で学習した『インタビューしよう』をまとめた新聞がならんでいました。水処理場の見学で目にした機械や顕微鏡の中をイラストで表現した凝った作品や、先生方への質問をしっかりとメモして丁寧にまとめた作品に感心しました。子供たちの個性が光る表現力です。

 6年生は、2学期への抱負を綴っていました。『苦手なことでもチャレンジして、あきらめない力を付け、自分の苦手な科目や問題でも頑張る!』と1学期の校長先生の言葉をしっかりと受け止められていることが素敵だなと思いました。また、運動会に向けて『5年生を引っ張る』と最上学年としての想いが書かれており、頼もしさを感じました。期待していますよ!!

 教室から見える中庭には、1年生が大切に育てた朝顔が、朝の光を浴びて元気いっぱいに咲いていました。美しい花々に癒やさされる夏休みです。

6年 租税教室

 7月12日(金)6年生の租税教室が行われました。この事業は国税庁が『次代を担う児童・生徒等が、民主主義の根幹である租税の意義や役割を正しく理解し、社会の構成員として税金を納め、その使い道に関心を持ち、さらには納税者として社会や国の在り方を主体的に考えるという自覚を育てることを目的』として昭和33年から続けているものです。

 

 今回の訪問授業で、社会で学習した税金についてより詳しく学ぶことができました。

最初は、税金の種類について知りました。

 

次に街中で、税金を使って建てられた施設を当てる、クイズを行いました。

どんな建物に税金が使われているのかを考えながら、活動していました。

授業の最後には、1億円が詰められたケースを実際に持つことができる機会もありました。

その重みに驚いている子供たちがたくさんいました。

税金の重要性に気付くことができる、貴重な機会となりました。

お越しいただいた講師の先生方、お忙しい中、準備等誠にありがとうございました。

学期末、大掃除!!

 7月19日(金)終業式後、教室だけではなく職員玄関や職員室、昇降口(東・西)までの大掃除を5年生がしてくれました。前回の訪問者の方々のための「おもてなし」のときからさらに成長して、1学期お世話になったところへ「ありがとう」の気持ちを込めて取り組んでいました。”ここもお願いね”というと「よろこんで」と返ってきました。子供たちの心が成長している姿が何より嬉しい先生たちでした。

「先生、見て見て!!スポジボム♪みたい♡」とトイレ掃除も楽しんじゃう!!笑顔に癒やされました。 

すがすがしい気持ちで夏休みを迎えられます。ありがとうございました。

夏休みは、お家のお掃除もお手伝いをお願いしますね。

民生委員の皆様にお世話になります

 7月22日(月)各地区民生委員の皆様にお集まりいただき、夏休み中の子供たちの見守りと連携のご協力をお願いしました。

 学校からは『親が子の教育に正面から向き合う期間はそんなに長くはありませんが、多様化する世の中で多様化する家庭のあり方があり、地域で支え合っていただけたらと思います。』

 『子供たちには①いつ・どこで・誰と遊ぶのかお家の方に報告すること ②子供だけでは飲食店に入らないこと ③交通ルールをしっかり守ること を約束しています。』

と指導内容を共有しました。

 『子供の数が減っていて・・・』という声が聞かれる中で、『近所の子供たちが集まってアスファルトに線を書いて遊んでいますよ。車が来ると上の学年の子が下の学年の子たちを促して待避させる場面も見られて、本当に面倒見が良くて・・・。』と、昭和の風景が彷彿とされるお話にほっこりしました。

 44日間の夏休み、子供たちが安全に過ごすためには、地域の皆様の協力無くしては考えられません。民生委員の皆様をはじめ、地域の皆様からの見守りをお願い申し上げます。

 民生委員の皆様、暑い中足を運びいただき、ありがとうございました。