学校生活の様子・ブログ

学校生活の様子・ブログ

栃木県立高校の合格発表でした!

 3月14日(火)、栃木県立高等学校の合格発表が行われました。

 義務教育を修了し、初めて自分自身で進学先を選択することになるのが「15の春」です。

 両親や学級担任と十分に話し合い、自分に合った進学先を選択してきました。したがって、これまでの過程に意味があり、大切なことであると思います。

 

    これから先、思い通りになることも、そうでないこともあります。

 進んだ先で、何を学び、次につなげるのかをはっきりと持っていることがこれからの時代を生き抜く上で必要です。

 進学先でどのような力を身に付けたのかを自分の口で伝えられる3年間を送ってください。活躍を期待しています。

 

 

 今後の栃木県立高等学校の入学者選抜方法が変わることが報道されました。

 

 主な変更点は以下の通りです。


 ■特色選抜に一般選抜と同じ学力検査を課すこと。
 ■特色選抜と一般選抜を同じ日程で行い、第一段階で特色選抜合格者を決めた後、合格者以外の全志願者から一般選抜合格者を決める2段階方式をとること。

 ■追加試験、定員割れした高校・学科で再募集の実施を行うこと。

 

 詳しくは、栃木県教育委員会のホームページに掲載されていますので、ご覧になってください。

学びの成果を表紙に取り上げます!

 本校は、教科連絡や1日の日記を記入する「はばたき」と題した生活ノートを学校独自で作成しています。

 

 

 「はばたき」の表紙や裏表紙には、生徒の作品を取り上げています。

 令和5年度の表紙絵の候補作品として、現在の2年生が美術科(版画、ドライポイント)の学びの成果物である作品の写真が掲示されています。作品は、「平和」や「幸福」をモチーフにして制作されました。

 どの作品も豊かな感性と表現力にあふれたものばかりです。

 

 子供たちは作品を制作中、日本の平和は当たり前だと思っていました。

 しかし、ロシアとウクライナの戦争が1年間も継続されていることをニュースで目にする度に、「当たり前のことが本当に幸せなことだと感じます。」としみじみと話していました。

子どもたちの姿を誇れる学校でありたい!

 表題は、生徒会誌「向い原」の巻頭言のタイトルに用いたものです。内容は以下のとおりです。(抜粋)

 

 生徒会は、「心 ~想いをカタチに~」のスローガンを掲げ、見えないものを行為として表出する働きかけを重ねています。子どもたちが、学校を良くするための働きかけをする度に、小さな感動が生まれているように感じます。そして、そこには、考えを聴く姿、思いを自分の言葉で伝える姿があります。


 学校訪問の機会に、この2年間の子どもたちの取組や結果として得られた自治的、主体的な態度をご説明し、成果として認めていただいたものです。

 

 ■子どもたちが素直で明るく、安心感が漂う雰囲気であること


 子ども同士の関係、子どもと教師の関係が良好で、互いを信頼している様子が伝わってきます。身体を話し手に向けて聴くため、聴いてもらえることを実感できるのだと思います。そのため、存在や発言を認めてくれる雰囲気が漂うのです。マスク越しではありますが、笑顔にあふれ、仲間の声を肯定的に聴いている姿が多く見られました。

 

 ■自治的、主体的な生徒会活動が展開されていること


 生活の心得を時間をかけて話し合ったこと、きまりを自分たちが変えた経験をしたことで、当事者意識を高めました。今年度、次々に繰り広げられている生徒会の「しかけ」のうち、Long昼休み「イヌリーグ」を参観していただきました。生徒会役員の用いる言葉に驚いていました。教室で学級担任と共に、楽しくクイズに答えている子どもたちの様子も印象的でした。「こんなに生き生きと学校生活を送る子どもたちを初めて見ました。」という参観者の感想がすべてを物語っていました。

 

 ■組織としての一体感が醸成されていること


 学校行事を重ね、学級や学年集団がまとまりました。学年主任を中心とした学年の一体感です。学校行事の後、保護者から子どもたちへのメッセージを共有することは、子どもたちを後押しする力になりました。生徒会が、異学年交流を自ら意識していることも一体感を醸し出す要因となっています。教職員が、学校経営方針を理解し、ベクトルを揃えて実践していることも挙げられます。

 

 ゆっくりと、子どもたちが芽を出し始めました。どのような大輪の花を咲かせてくれるのか待ち遠しい今日この頃です。子どもたちの姿を誇れる学校であることを心から嬉しく思います。

 

176名が本校を巣立ちました!

 鎌田 實氏の「1%の力」という本があります。

 重病を患いながら、それでもほんの少しの力を誰かのために費やしている人々の生き方を紹介した本です。以下の文言は、この本の帯に書かれているものです。

 

 自分、自分、自分の時代。
 今こそ、誰かのための「1%の力」が必要だ。
 「1%なら」心も体も動き出す。
 「1%ずつ」事態は好転する。
 「1%だけ」視点を変えてみると、見えないものが見えてくる。
 「あと1%」を積み重ねると、「101%」の結果にたどりつく。

 みんなが、「1%」生き方を変えるだけで、個人も社会も幸福になる。

 

 3月10日(金)、卒業証書授与式を挙行しました。

 2年生は式場で、1年生は教室でオンラインで式典に参列しました。国歌、校歌の斉唱や卒業生合唱を行った点は、昨年度までとは異なります。

 

 

 卒業式に臨む子供たちの姿、それを支える教職員の細やかな心配り、そして卒業生の3年間の活躍のシーン…卒業証書を手渡しながら、まさに走馬燈のように去来しました。

 「子供たちの力って本当にすごいな」と実感しています。生徒会活動を中心に、次から次へと「想いをカタチに」してきました。一人一人の子供の力が集約している学校には、大きな力が宿るのだと心から思うことができました。
 

 鎌田氏は、看護師を目指す人たちに深い接し方をしています。


 100点は、僕の想定とは全く違う答案ができた時、出題した僕自身が嬉しくなってしまうような答案を見た時。それは、僕自身が学べるというということを意味しています。

 いつも満点をとってきた子にとって99点はショックです。優等生であるだけでは生きていけないことと、病気を持っている人間を相手にする僕たちは、その人間が実は、複雑怪奇なんだということに気づいてもらいたいのです。優等生の思い込みだけでは、いびつな人間の看護は簡単にはできない。どんな人間も見捨てないことが大事なのです。

 できない子たちに99点を与えた時、これは未来へのステップアップ。夢を与え、背中を押してあげるための99点です。

 優等生につけた99点は、もっと大事なことがあるぞということに気づかせるための1点減点なのです。

 

 感動を生み出すのは、子供たちの姿です。その子供たちを支えるのは、保護者や地域の皆様、教職員です。誰もが、最高の卒業式を演出しようとする気持ちが凝縮されていました。

 本日の卒業証書授与式は「1%の力」を大事に駆使していました。もちろん、子供たちのために…。

同窓会入会式を行いました!

 令和5年1月、新たな役員が承認され、新役員体制の下で本校同窓会が再スタートを切りました。

 

 3月9日(木)、第76期同窓会入会式を行いました。

 今期の同窓生を含め14,107名となりました。

 「歴史と伝統ある本校の同窓会に入会します。これから私たちの進むべき道は違いますが、南犬飼中同窓会の名を汚さぬよう頑張っていきたいと思います。」と代表生徒が入会のあいさつを述べました。

 

 ■建学の精神「向い原魂」 (□物事をまじめに根気よく続けよ

 □自発的実践活動を続けよ) は本校の精神的な支柱です。この精神を受け継ぎ、胸を張ってそれぞれの人生を歩んでほしいと思います。

 

中学校区あいさつ運動の振り返りをしました!

  2月27日(月)~3月2日(金)までの1週間、あいさつ強化週間として出身小学校であいさつ運動を実施させていただきました。

 

 子供たちにとって初めての取組ではありましたが、「やってよかった!」という手応えを得た感想が多く寄せられました。

 

 生徒指導主事は、実施後の振り返りを新聞紙2枚分のA0判にまとめました。

 廊下に掲示するとともに、協力していただいた小学校にも届けました。

 あいさつという何気ないことですが、小学生や小学校の先生方の協力を得て、一緒に取り組めたことが子供たちの自信につながりました。

 あいさつで元気をいただいたこと、協力していただいたことに感謝すること、つながっていること、輪が広がっていることなどの気付きが多くありました。

 

 

 

 

県立高校一般選抜、1・2年生は実力テストに挑みました!

 栃木県立高等学校の全日制課程は、一般選抜における学力検査(一部学校では面接及び実技検査)を残すだけになりました。

 出願倍率は平均1.09倍(前年度比0.04ポイント減)でした。

 

 3月8日(水)、3年生は、19校15学科の学力検査に挑みました。

 学力検査の日程に合わせ、1年生は初めての、2年生は今年度2度目の実力テストに臨みました。

 

 3年生から後輩に向けた受験体験動画、学習委員会の啓発動画、各学級での学習に対する取り組み方の学習などにより、一人一人の意識は高まりつつあります。

 

 コロナ禍の3年間でしたが、本校は、子供たちの学びを止めない取組を続けてきました。コロナに限らず、普段からいろいろな取組を行ったり、模索したりして準備体制はできていました。

 子供たちの行動を変えることや状況を変えることで、意識が変わることを信じて続けてきた本校としての教育活動です。

 だから、最後の最後まで自信をもって臨んでください!

在校生が心を込めて式場準備をしてくれました!

 卒業式までのカウントダウンが5日を切りました。

 「温かな雰囲気の中で卒業式を挙行してあげたい」という思いが子供たちにも教職員にも感じられます。今年度、在校生を代表し、2年生は式場で卒業生の勇姿を見届けてもらいます。1年後の自分たちの姿を目の当たりにすることにもつながります。

 

 3月6日(月)、1年生と2年生及び教職員は、校舎内の清掃や式場の整備を行ってくれました。

 

 隅々まで清掃を行き届かせる姿、写真を見ながら式場の準備を入念に行う姿、式次第を新調している姿、担任の読み上げるすべての学級の名簿を心を込めて作ってくれている姿などが見られました。

 

 見える仕事は全員で行う! 見えない仕事は進んで行う!

 

 チーム南犬飼の心意気を見たような気がしました。ありがとうございました。

教室風景から見えてくるもの…!

 「 未来への準備! 『強み』を知り、『強み』を生かそう‼
 成長、感謝! そしてネクストステージへ‼ 」を3学期のテーマに掲げて教育活動を進めています。

 各学年の教室では、1年間の学びの締めくくりが丁寧に行われていました。

 

 教育効果を表す言葉に、啐啄同時(そったくどうじ)というものがあります。

 「啐」とは、卵からヒナ鳥がかえるとき、内側からヒナ鳥が殻をコツコツとつつくことを指し、また「啄」とは親鳥が外側から卵の殻をコツコツとつつくことを指しています。
 この両者の行動が一致したとき、卵の殻が割れて新しい生命が誕生します。野鳥は巣立ちの時も「啐啄同時」であるそうです。

 

 学年末を迎え、子供たちは「よくなりたい、成長したい」と思っています。だからこそ、子供たちの「変わりたい、伸びたい」という気持ちを大切にするとともに、保護者や教職員がその気持ちを読み取れるかどうかが大切なのだと思います。

 子供たちがその気持ちをちょっとでも出した瞬間が「啐啄」のタイミングであると言えます。この気持ちが表れている今は「啐啄」の絶好の時であると感じました。

お祝い 巣立ちゆく皆さんに想いを込めて…!

  卒業証書授与式まで1週間となりました。

 卒業証書には大切なものが詰まっています。

 「中学校を卒業したことを証する」立派に義務教育の課程を修了したことを表したものです。

 一人一人の氏名が記されています。中学校の3年間で、何度名前を呼ばれたことでしょう。担任にとって、中学校生活での最後の呼名です。

 生年月日が書かれています。どれだけの人が、誕生を心待ちにし、喜び合ったことでしょう。

 

 人生100年時代のわずか15年ですが、15年分の成長過程が詰まった大切な証書です。

 

 「人との関わり合いを大切にし、明るく、温かな雰囲気の醸成に努める。」という文言を学校経営の基本方針に掲げています。

 

 卒業を前に、成長や感謝を伝えるメッセージが昇降口付近に掲示されました。

    在校生、教職員から卒業生に向けたはなむけの言葉が掲示されています。

 

  

    目まぐるしく変化する世の中を歩んでいく時、最も頼りになるコンパスは自分の心かもしれません。

  「自分は何を大切にし、どのように生きていくのか」その芯さえしっかりと持っていれば、不確実な中もわりと楽しく自信を持って歩けます。

 (下野新聞 御手洗 瑞子氏の言葉より抜粋)

学習委員会が啓発動画を制作しました!

 生徒会の常時活動が活発に行われています。

 学習委員会は、ディスクジョッキー風の「study radio」に続き、自発学習の啓発動画を制作しました。

 「全校生徒を対象とし、自発学習のモチベーションを高める」という目的です。

 3月3日(金)、給食の時間「金曜ロードショー」が放映されました。

 

 学校評価において、「家庭学習の習慣」「規則正しい生活」の2点は、本校の課題であることがはっきりとしました。

 このような取組は、課題解決に向けての意識付けとなるように感じました。

 

 子供たちは、生徒会活動を活性化させ、学校生活を自らの手でよりよいものにしています。そして、「学校を自分たちが変えていく」過程を楽しんでいます。

 

 コロナ禍で、給食の時間は前向き、黙食を継続していますが、趣向を凝らした校内放送や委員会制作の動画視聴など楽しいひと時となっていました。

 

「リレーで伝える本校の強み!」 ⑧

 「リレーで伝える本校の強み!」第8弾は、現在の3年生が1年生、2年生の時に学年主任として関わってくださったF.T先生に思いを語ってもらいました。

 

 

■ 皆さんが、成人して社会で活躍する頃は、厳しい挑戦の時代を迎えていると予想されています。
 生産年齢人口の減少、グロ-バル化の進展や絶え間ない技術革新等により、社会構造や雇用環境は大きく、また急速に変化し、予想が困難な時代となっていきます。

 南犬飼中の校長室前にグランドデザインが掲示されています。この掲示物は、皆さんが、困難な時代を迎える上で、将来社会に出ても、よりよく生きていくための地図です。
 この地図を頼りに、3年間、皆さん、皆さんの保護者、先生方が、「幸せな時間だな」と思える時間づくりをしてきました。

 南犬飼中の強みは、そんな困難な時代を、各学期のテーマを設けて、意図的に解決手段を工夫し、想いをカタチにできるのかを考え、授業、生徒会活動、部活動の時間が流れているところです。

 将来社会に出て、正解が分からない問題に直面した時、きっと、南犬飼中で工夫しながら過ごした時間、みんなが幸せになるためにはどうしたらいいのかを考えた時間こそ、道を切り開いてくれるはずです。

 どうしたらみんなが幸せになり、想いをカタチにできるのか考え、試行錯誤した幸せな時間こそが、南犬飼中学校の最大の強みだと考えます。

 

 

 3年生が入学してきた1学期は、以下の「心のスイッチ」を学期のテーマに掲げました。

 

■心のスイッチ    東井 義雄

 

 人間の目は、不思議な目、 
 見ようとしなかったら、見ていても見えない。
 人間の耳は、不思議な耳、
 聞こうという心がなかったら、聞いていても聞こえない。
 本当にそうだ、と、腹の底まで聞く人もいる。

 同じように学校に来ていても、ちっとも伸びない人がいる。
 毎日ぐんぐん伸びていく人もいる。
 今までみんなから、つまらない子だと思われていた子でも、
 心にスイッチが入ると、急にすばらしい子になる。
 心のスイッチが、人間をつまらなくもし、すばらしくもしていくんだ。
 電灯のスイッチが、家の中を明るくもし、暗くもするように

 

 中学校の3年間はとても短く、あっという間に過ぎてしまいます。しかし、その時間はとても内容の濃いものです。きっと、「心のスイッチ」がONになるからだと思います。

3年生受験応援プロジェクト

 2月22日(水)、1・2年生は、Long 昼休み企画「3年生から1・2年生に向けた受験体験談」の動画を視聴しました。

 受験に対する心構えや学習に対する向き合い方を改めて考える貴重な機会となりました。

 そのお礼として、受験に臨む3年生に対し、応援メッセージを書き、1階廊下に掲示して見ていただきました。メッセージは学年縦割りで掲示してあります。

 3年生は、足を止めてメッセージに目を向けています。

 

 今年度、Long昼休みなどを活用し、学年縦割りの活動を意図的に取り入れています。そのため、学年間の繋がりがはっきりと見えてきました。

 子供たちは、遊びを通して社会性を身に付けていきます。外遊びをする姿は、かつてより減少しました。そのため、「子供たちの周りから『サンマ』がいなくなった」と言われています。

 「サンマ」とは、共に遊ぶ仲間、一緒に過ごす時間、豊かな発想やイメージを描く空間で、3つの「間」のことを指しています。

 Long昼休みは、子供たちが失いかけている3つの間を補う時間でもあるように感じます。

あいさつ運動を展開しました!

 2月27日(月)から3月1日(水)までの3日間、「あいさつ運動」を展開しました。

 1・2年生の有志が出身小学校に出向いて、また、校内でも同時展開であいさつ運動を繰り広げました。

 

 

 小学生から元気をいただいたり、かつての担任の先生が顔を見せてくれたりするおかげで、あいさつに対する向き合い方が変わってきました。

 

■「中学生が来てあいさつ運動をしてくれることを6年生に話したところ、とても楽しみにしていました。」

■「小学生にとっても、中学生にとっても意味のある活動です。」

■「咋年担任した子どもたちが、立派に成長している様子を見ることができて朝から嬉しくなりました。」

■「こうした取組を続けていきたいですね。」

 

などの声を聞くことができました。

 

 子供たちの企画力と行動力が、小学校と中学校を「つなぐ」役割を果たしているのだと思います。

 

 あいさつを通して、

 出身小学校と中学校とを「つなぐ」

 小学生と中学生の想いを「つなぐ」

 出身小学校の担任の先生と卒業生を「つなぐ」

 小学校の先生と中学校の先生を「つなぐ」

 

 小学生の元気なあいさつと笑顔がとても素敵でした。

 小学校の先生方が温かく迎え入れてくださいました。

 わずか30分足らずの時間ですが、さわやかな1日のスタートを切るきっかけとなりました。

 

 小学生の皆さん、先生方、ご協力ありがとうございました。

シギ―吉田様からメッセージとポストカードをいただきました!

 先日、雪の中、全校生徒のために来校し、講話していただいたシギ―吉田様が、メッセージと全校生徒分のポストカードを送り届けてくださりました。

 ポストカードは「学業成就」とも記され、受験に向けた激励のポストカードでもあります。

 吉田様の生き方や考え方から、たくさんのことを学ぶことができました。

 

 

 メッセージ文を紹介します。

 

 南犬飼中学校の皆さんへ


 こんにちは!

 先日は、皆さんの大切な時間を僕の講話を聞くために使っていただきありがとうございました。事前に生徒会のみなさんとZOOMでお会いしていたので、本番では友だちの前で話すように、終始リラックスして話すことができました。楽しかったです!


 講話の後に、質問をしてくれた方がいて、とても嬉しかったです。その勇気に感激しました。また、みなさんからの感想も全て読ませていただきました。もっともっといろいろと話しをしたかったです。また会いましょうね。


 今回、心ばかりの御礼に、思い入れのある「向日葵のポストカード」を皆さんにお送りします。この写真は2011年8月に宮城県南三陸町で撮影しました。
 南三陸町は、人口約17,000人の町で、東日本大震災の大津波により人口の3.7%にあたる831人が犠牲になりました。向日葵の後ろにある建物は、防災庁舎と呼ばれる建物で、町の職員30人がこの屋上に逃げましたが、助かったのは8人だけでした。


 ニュースでこの悲劇を知っていたので、建物の前で車を降りて、手を合わせました。するとまるで家族のように肩を並べた向日葵が咲いているのに気づいたのです。僕は夢中でシャッターを切りました。

 あまり運命や超常現象などを信じる方ではないのですが、この向日葵には不思議な力があると感じています。SNSに写真をアップすると多くの人が共感してくれて、たくさんの友人ができ、その友人たちが写真展を全国で開催してくれました。このポストカードを初めて作ったのもこの頃です。

 この向日葵が、阪神淡路大震災(1995年)で亡くなった加藤はるかちゃん(当時12才)の家の庭に咲き、被災者を励ました「はるかのひまわり」の子孫だと知ったのは、その年の冬になってからです。南犬飼中にも「はるかのひまわりプロジェクト」から毎年、種が送られてきているのではないでしょうか。
 そして、向日葵の種を防災庁舎前に植えて育てたのは、防災庁舎で亡くなった町の職員、井上翼(たすく)さん(当時23才)のお母さんだということを後に知りました。このポストカードを手にしたお母さんが、僕を探してくれたのです。
 もう一つ驚いたことがありました。それは初めて井上さんのお宅にお邪魔したときに、亡くなった翼さんは、獨協大学で僕の講演を受けてくれた学生さんの一人だと知ったのです。お父さんが、「翼、先生が会いにきてくれたぞ」と大声で言って、皆で涙を流したのは、今でも忘れられません。井上さん家族とはそれ以来ずっと仲良くさせていただいています。


 話が長くなりすみません。

 今回、皆さんにお渡ししたポストカードは、防災庁舎の近くにある上山八幡宮という神社にも寄付しました。いつか南三陸町を訪れることがあったら、是非、上山八幡宮にも立ち寄ってください。

 それでは、皆さん、またお会いできる日を楽しみにしています。仲間と楽しく有益な中学生活を送ってください。受験生は、体調に気をつけて、最後まで頑張ってね!

 

 「一期一会」

 吉田様は、旅先での出会いを大切にされていることが伝わってきます。人を大切にするから、たくさんの人に囲まれた豊かな人生を送ることができているのだと思います。

 吉田様との素敵な出会いに心から感謝申し上げます。

 

 

交通安全協会より新1年生用自転車反射板をいただきました!

 2月27日(月)、交通安全協会壬生支部の皆様方が、新1年生用の自転車反射板を寄贈してくださりました。

 子供たちにとって、学校にとって、安全・安心は最優先されるものです。自転車通学となる新1年生にとって、反射板は心強いお守りです。

 このように、子供たちは、地域の皆様方に温かく見守られていることを実感しています。

 ありがとうございました。

3年生を送る会を行いました!

 「ペンギンのくちばし」と題してPTA広報誌に記載した文の抜粋です。

 

 ペンギンには歯がありませんが、上手に魚を捕ることができます。くちばしの中の構造に謎が隠されているようです。くちばしの中は毛でできており、毛はすべて内側を向いて生えそろっているからです。くちばしの中の毛一本一本の力は弱くても、すべての毛が同じ向きになって集まれば、発揮する力は強くなり、魚を捕ることができるのです。

 

 2月27日(月)、3年生を送る会をオンラインで実施しました。

 3年生は、本校の着実な歩みを象徴する学年であったと胸を張ることができます。後輩が同じように感じていたことは、制作された動画の内容からも感じ取ることができます。

  1・2年生から3年生に対して、「感謝の想いをカタチにしましたので、心を休める時間にしてほしいと思います。」という言葉が届けられました。

 3年生から1・2年生へ、伝統のタスキを受け渡す力強い言葉が贈られました。

 

 今年度、生徒会を中心に、ペンギンのくちばしのように自分たちの想いを同じ方向に向くようにしてきました。確かな成長はこういう下支えがあったからだと改めて感じています。

 

 美術部の皆さんは、この日のために垂れ幕を制作してくれました。

 心のこもった、手作りの「3年生を送る会」になりました。

 1・2年生の皆さん、ありがとうございました。

 

「あいさつ強化週間」に向け動画をつくりました!

 2月27日(月)から「あいさつ強化週間」が始まります。

 出身小学校であいさつ運動を行うとともに、校内でも同時展開であいさつ運動が繰り広げられます。

 

 あいさつ運動を行うに当たり、生徒会は動画を作成しました。

 動画の内容は、「What(何を)」「How(どのように)」ということを伝えるのではなく、「Why(なぜ)」行うのかを明確にしようとしています。

 「なぜ、あいさつ運動を行うのか」

 「これまで、あいさつ運動にどのように取り組んできたのか」

 そして、「生徒会としてどうしたいのか」で結んでいました。

 

 あいさつ運動に対する想いは、動画を通して全校生徒に届けられました。このメッセージ動画は、中学校区の小学校にも送られました。

 「心 ~ 想いをカタチに ~」が小学校にも届けられ、町全体に広がりを見せています。

「リレーで伝える本校の強み!」 ⑦

 「リレーで伝える本校の強み!」第7弾は、いつも温かな声を掛けてくれる保健室のO.H先生に思いを語ってもらいました。

 

 

 保健室から見た犬中の強みは「チームワークの良さ」だと思います。

 例えば、校庭で足のケガをしてしまった人がいた時…、
 1人が先に私を呼びに来ます。
 1人が付き添ってけがをした人を連れてきます。
 1人が 水筒等の持ち物を運びます。
 もう1人が外用の靴と上履きを昇降口に行って取り替えてきます。
 さらに、もう1人が担任の先生に知らせに行きます。

 誰かに頼まれたわけでもないのに、ケガをしたその人のために数人がぱっと動きます。
こういうアクシデントがあったときに発揮されるチームワークは本物だと思います。
 また、先生方のチームワークにも保健室はいつも助けられています。
 ありがとうございます。

 皆さんはこれから、たくさんの人に出会うことでしょう。その時々で、今のように、仲間を大切にしてほしいと思います。

 ありがとうございました。

 

 

 O.H先生は、全校生徒の顔と名前を憶えています。時折、迎えに来られる保護者も、誰の保護者か分かっています。

 学校の中に1人しかいないため、すべての生徒と関わります。そのため、全生徒の顔と名前が一致するのです。

 子供たちが健康でいること、笑顔で生活できること、悩みを打ち明けてくれたこと、一緒に悩むことなど、子供と過ごす時間を楽しんでいます。

 

 

 保健室ならば、弱い自分も出せそうな気がします。だから、保健室って特別の場所だと思います。 

学校だより 2月号

 1・2年生は学年末テストを、3年生は県立高校一般選抜の出願を終えました。

 3年生にとって、卒業という言葉が少しずつ現実味を帯びてきたように感じます。

 

 愛と夢を求めて旅をし、旅の途中で出会った人々の心のぬくもりを言葉にして伝えている須永博士という詩人がいます。須永氏の優しい言葉に何度も救われました。

 

春が来る 寒い冬から あたたかい春が来る
花が咲き 小鳥がさえずり 心がときめく春が来る
そして 私の人生にも幸せが来る
自分の夢にむかって 力いっぱい生きていく すてきな人生の春が来る

 

    学校だより2月号ができました。ご一読ください。