学校生活の様子・ブログ

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黄金の3日間の始まりです!

 新学級の始まり、学級開きです。最初の3日間を「黄金の3日間」と呼んでいます。この3日間で学級組織を決めたり、学級の約束事を決めたり、人間関係を作る3日間だからです。

 4月11日(火)、各学級では学級開きが行われていました。顔と名前は知っていても話をしたことがない友達はまだまだいると思います。1年生は他の小学校出身者とは初めての出会いです。自己紹介をする表情は少し緊張していました。互いのことを知り、理解することがすべての始まりです。友達一人一人を大事にできる南犬飼中生であってほしいです。

 その後、どんなクラスにしていくのか、どの委員会や係を担当するのかなどの話合いが行われ、次々と決められていきました。

 人が一生のうちに出会う確率は信じられないほどの確率です。まさに「奇跡」と言っていいほどです。「一期一会」の言葉の通り、人との出会いを大事にし、この仲間と幸せな時間を作っていってください。皆さんがどんな「軌跡」を描くのかをとても楽しみにしています。

171名が入学しました!

 生徒昇降口に、新入生の学級名簿が張り出されました。ここから中学校生活の始まりです。新しい友達との出会いでもあります。この出会いを大切に充実した中学校3年間を過ごしてほしいと思います。

 

  4月10日(月)、171名が本校に入学しました。少し緊張した表情の中、3年生、保護者の方々、教職員に拍手で迎えられました。

 

 新入生代表が立派に「誓いの言葉」を述べました。

 「これから中学校生活が始まり、勉強や部活動などに緊張や不安な思いがありますが、友達と協力し合いながら一歩ずつ進んでいきたいと思います。時にはつまずき、友達とぶつかってしまうことがあるかもしれません。そんな時には、先輩方、そして先生方、ご指導よろしくお願い致します。

昨年度は南犬飼中の先輩方が母校を訪れて私たちと一緒にあいさつ運動をしてくださいました。その先輩方の姿はとても輝いており、一緒に生活していく日々が待ち遠しく、とても楽しみでした。

私たちは、新しく仲間となったこの171名とともに、そして素敵な先輩方とともに、夢や希望を持ち、何事にも全力で取り組み、充実した中学校生活を送ることをここに誓います。」

                                           

 対面式では、新入生代表が「お願いの言葉」を述べました。

 「これからは、勉強がより難しくなり、学校行事なども増えるので、先輩方や先生方に良いところを見せ、悔いのない中学校生活を送りたいと思います。

そのために、先輩方だけでなく先生方と共に3年を過ごす仲間たちとの関係を大切にしていきたいと思います。

また、小学生とちがうところは、行動の責任の重さです。先輩方を見習っていきたいと思います。

この南犬飼中学校での三年間は、誰にとっても忘れられない大切な3年間になると思います。最後になりましたが、これからどうぞよろしくおねがいします。」

  また、在校生代表が「お迎えの言葉」を述べました。

 小学校と中学校の違いである、教科担任制、定期テスト、部活動についての話や、学校行事の紹介、さらにLong昼休みで一緒に楽しい時間を過ごしたいことなどの内容でした。

 また、本校の伝統である、ノーチャイム、自問清掃についての話もありました。

 最後に「今日から皆さんは南犬飼中の生徒です。本校の生徒会は「心」を大事に活動しています。皆さんのことをそばで支えてくれる友達や先生方、そして家族への感謝の心を大切に、この南犬飼中でたくさんのことを学び、私たちと共に大きく成長していきましょう。」と力強く新入生に向けて話している様子に頼もしさを感じました。

  今年度の入学式からPTA会長様、学校運営協議員の皆様にもご参列いただき、祝辞をいただきました。ありがとうございました。

 多くの方々が新入生171名の入学をお祝いしています。これから南犬飼中生の一員として、大きく成長していきましょう。

1学期始業式を行いました!

 いよいよ令和5年度の始まりです。

 4月10日(月)、令和5年度1学期が始まりました。

 中庭で始業式を行いました。 

 

 式辞として次の話をしました。

 サイエンス作家の竹内薫さんの「人間は『失敗』からしか学べない」という文章を紹介します。

 「人間は、失敗からしか学べません。失敗したら「あそこがまずかったのかな」と自分で考えるうちに体で覚えていきます。失敗しないと何のおかげでそうなったのかが分かりません。子供も大人も同じです。新しいことを始めれば、勉強でも仕事でも失敗するものです。「失敗してはいけない」と思うのではなく、失敗を前向きに捉えることが大切です。

 だから、失敗を恐れずに挑戦してください。次に失敗しないように工夫する、その積み重ねが大事なのですから。失敗を恐れて挑戦しない人は成功できません。是非、挑戦していきましょう。」

 新年度はどの生徒も新たな気持ちで頑張ろうとしています。その気持ちを大事にしていきたいと思います。

 始業式後、学級担任等を発表しました。ドキドキしながら目を輝かせて発表を聞いている姿が印象的でした。

 

入学式の準備、ありがとうございました。

 4月7日(金)、新3年生は心を込めて入学式の会場づくりを行ってくれました。細かい所にも気を配り、丁寧に会場を作っている姿に、新入生を思う気持ちが伝わってきました。そして、「想いをカタチに」してきた力が着実に身に付いていると感じました。

 

 

 会場後方には、新入生に向けた温かなメッセージが大きく掲示されました。

 

 新入生の皆さんの元気な姿を楽しみにお待ちしています。

新任式を行いました!

 「素敵な人との出会いって人生を豊かにしてくれる。」

 これは歌手の安室奈美恵さんの言葉です。

 春は出会いの季節です。新しい友達との出会い、そして新しい先生との出会い。

 出会った人とともに手を取り合い、幸せな時間を作っていきましょう。

 

 4月7日(金)新体育館で新任式を行いました。今年度、14名の先生方をお迎えしました。

 生徒代表お迎えの言葉には、「新任の先生方との出会いを楽しみにしていたこと」「本校の伝統である①ノーチャイム、②自問清掃、③学校行事の充実の紹介」「生活の心得を話し合いを通して改定したこと」「Long昼休みで交流を深めたいこと」などが含まれていました。そして、生徒と先生方とで誇りに思える学校を作っていきたいと力強く述べました。

 最後に校歌を歌い、温かな拍手が響きわたる新任式となりました。

 会の終了後には、生徒会長さんが全校生徒に向けて話をしました。

「新年度のスタートです。コロナ禍での学校生活が続いていましたが、これから今までオンライン集会だったものも集合した形での集会ができるようになります。生徒会は「心」を大切に活動してきました。集会を大事にし、心を1つにできるようにしていきましょう。そして、来週は入学式があります。新入生が安心して中学校生活をスタートできるように温かく迎えましょう。」

 生徒会長は、集会を心を1つにする場であると価値づけしました。物事には意味や価値があります。そのことを理解して伝える生徒会長の姿に頼もしさを感じました。

 是非、価値ある集会を。そして素敵な入学式を挙行しましょう。

新入生入学受付を行いました!!

 散り始めた桜の花も、新入生を今か今かと待っているようでした。

 4月3日(月)、新入生入学受付を行いました。今年度はどんな新入生なのかと心待ちにしていると、正門から1列になって自転車を押しながら入ってくる姿がありました。自主的に最善を考え、実行する姿に感心しました。本校の教育目標の1つである「進んで考え、実行する生徒」をすでに実践している新入生でした。

 この日、生徒会役員は教室への案内役を、卓球部員は自転車置き場の誘導を行いました。新入生にとって安心できるスタートを考え、優しく声をかける姿が印象的でした。ありがとうございました。

 その中で、新入生からの元気なあいさつ、教えてくれる先輩に「ありがとうございます。」という言葉がありました。自分の思いを言葉にできる新入生を頼もしく感じました。

 小学校のクラスごとに分かれて、各教室で教科書・様々なプリントの受け取りを行いました。また、入学式の確認も行いました。

 次に会うのは4月10日(月)の入学式です。皆さんの元気な姿を楽しみにしています。

お祝い アクセス件数4,000,000件到達!

 

 本校ホームページを閲覧していただきありがとうございます。


   3月31日(金)、アクセス件数が4,000,000件を突破しました花丸
 

 令和5年2月11日、アクセス件数が3,000,000件を突破。

 令和4年8月14日、アクセス件数が2,000,000件に到達。

 令和4年1月13日、アクセス件数が1,000,000件に到達。

 

 令和4年度、生徒会は「想いをカタチに」のスローガンを掲げ、校内放送や学校行事を通して、心の声を全校生徒に訴えかけました。

 

 子供たちの言葉には力があります。だからこそ、次々と結果につながったのです。

 

 学校休業で、教育活動を公開できない日々が続きました。そうした中だから、学校の情報や子供たちの姿をブログを通してお届けしたいと考えました。

 私達教職員の「想いをカタチに」したのがこのブログです。離任式で、生徒会長が以下のような言葉を語り掛けてくれました。

 

 3年前の入学式の日。学校のホームページの「いいね」を押してくれた人はゼロでした。約1か月半続いた休校後のブログでさえも「いいね」はゼロでした。

 それが今では閲覧アクセス件数が300万件を突破し、毎日更新される記事に「いいね」がたくさんついています。

 それは、それだけの方が私たちのことを見守り、支えてくれている証拠だと感じています。

 この3年間で南犬飼中は「行きたい学校」、保護者の方にとっては、「子供に行かせたい学校」に変わっていったと思います。

 来年度、さらに行って良かった学校」「行かせて良かった学校」へと成長させていきたいと思います。これからも私たちのことを気にかけていただけたら嬉しいです。本当にありがとうございました。

 

 「夢や希望を持てる教育活動を通して、生徒や保護者、地域の皆様、教職員の幸せな時間づくりを応援します!

 

 本校に関わるすべての皆様によって「幸せな時間づくり」が今後も進められることを切に願っています。

 

 

 

離任式を行いました!

    暖かな春の日差しが届いています。淡い桜色、芝桜のピンク色、ネモフィラのライトブルーなど、校庭や中庭のあちこちで春の息吹が感じられます。

    卒業、修了を経て、それぞれがネクストステージに向かって力強く歩み出しました。

    その時、その場で素敵な出会いがあり、たくさんのことを学びます。そして、次のステージへと歩みを進めて行きます。

    卒業、修了、異動は別れではなく、次のステージに進むための「節目」なのだと思います。

 

    今年度末の定期異動により、14名が本校を転退職します。

3月31日(金)、離任式を行いました。

 

    竹には節があります。竹は、節を作って真っ直ぐに伸びます。節があるため、風に吹かれてもたやすく折れたりはしません。節があるから強く、真っ直ぐ、しなやかに伸びることができます。節を作るということは、決して後ずさりしないということです。

 

    本校に勤務し、主体的な子供たち、理解のある保護者、協力的な地域の皆様のおかげで充実した時間を過ごすことができました。心から感謝しています。

 

 「 夢や希望を持てる教育活動を通して、生徒や保護者、地域の皆様、教職員の幸せな時間づくりを応援します。

 

    子供たちの確かな成長を見聞きし、誰もが幸せを実感することができました。素晴らしい子供たちに出会えたことに感謝します。

    そして、人生のひとときを本校で共に過ごすことができたことを嬉しく思います。

 過ごした時間の長短はありますが、それぞれが確かな節を作ることができました。

    皆様との出会いに心から感謝いたします。

 ありがとうございました。

新しい制服の導入

 本校では、令和3年度の4か月間をかけて「生活の心得」の見直しを行いました。そして、誰もが納得できる「生活の心得」に改めました。

 その中心として動いたのは生徒会です。各学級での話合い、中央委員会での話合いを繰り返し行う中で納得解を見い出しました。

 さらに、令和4年度も「生活の心得」の見直しを継続して実施しました。

 話合いの議題の1つに「制服」が取り上げられました。

 これまでに、生徒会役員による制服勉強会を行い、その内容を踏まえて全校生徒にプレゼンテーションしました。

 そして、生徒会からは、社会の変化やニーズに応じた新しい制服の導入を要望する声が上がりました。

 新しい制服の導入に関する今後の見通しについて、「当ホームページ ー お知らせ」に掲載しました。

学校だより3月号(最終号)

 先日、国民栄誉賞を受賞したプロテニスプレーヤー国枝慎吾選手は、9歳で脊髄腫瘍により車いす生活を余儀なくされました。

 国枝氏は、「日々工夫できることがあるから、毎日テニスを面白く続けることができる」と語ります。

 車いすの高さを2cm上げたところ操作性が悪くなりました。ところが、7mm上げたところ車いすの動きに変化が生まれ、結果が大きく変わったそうです。

 

 行動すれば必ず結果が出ます。小さな工夫により、結果は変わってくるのだと思います。

 

 今年度、生徒会は小さな工夫を重ね、自分たちの学校をより良いものにしようと行動しました。そして、結果を出し続けました。次年度の活動も楽しみであり、今後も目を離せません。

 

 学校だより3月号(最終号)が出来ました。ご一読ください。

 

修了式を挙行しました!

 3月24日(金)、新体育館にて令和4年度修了式を挙行しました。

 各学年の代表生徒に修了証並びに壬生町からの記念品を授与しました。

 

 学年代表生徒の発表は、しっかりと足元を見つめ、1年間を振り返っている様子が見事に表現されていました。

 共通していたのは、「学校生活を楽しめたこと」「成長を実感できたこと」の2点でした。

 

 「聴くこと」「考えをもつこと」「自分の言葉で表現すること」を継続してきた成果が子供たちの姿として表れていることを嬉しく思います。

 

【 式辞 】

 1学期のテーマは、「小さな感動を重ねる!~ 聴く力を高め、伝える力を磨こう ~」でした。
 2学期のテーマは、「私たちは無力ではない、微力なだけだ!小さな力が、世界を変える!誰かのためにちょっとだけ!【 バタフライ効果 】」でした。
 3学期のテーマは、「未来への準備!強みを知り、強みを生かそう‼成長、感謝!そしてネクストステージへ‼」です。
 このように、学期に1つのテーマを掲げて教育活動を行ってきました。

 

 

 

 学年の成長を一言ずつ申し上げます。

 1年生、学習面、生活面共にできることが増えました。
 ・定期テストに向けて計画を立てて臨む姿が多くなったこと。
 ・係や委員会活動の仕事を率先して取り組めるようになってきたこと。
 ・学級としてのまとまりが出てきたこと。
 自分以外の誰かのために行動できることは素晴らしいことです。自分を高め、より良い集団となってください。
 4月からは、後輩ができます。人の話を聴くこと、考えを持つこと、あいさつや返事など、先輩として範を示すことができる行動を心掛けてください。期待しています。

 

 2年生、皆さんの成長をそばで見ることができました。
 ・立志式で一人一人が述べた決意の言葉とそれを聞く周りの態度が本当に素晴らしかったこと。
 ・卒業式の会場を心を込めて整え、立派な態度で卒業生の姿を見届けてくれたこと。
 この学校を支える最高学年としての自覚が芽生え始めていることを頼もしく感じました。これからは、一人一人が本校を代表する顔となります。「やるときにはやる」「優しい心を持ち合わせている」というこの学年の強みを生かしてさらに成長を遂げてください。皆さんに託します。

 

 先生方、生徒を大切にし、生徒を信じ、生徒の良さを伸ばそうと努力してくれました。生徒会活動を活性化させるための土台を築き、生徒の活動を陰で支え、我慢して待ってくれました。生徒は必ずやってくれる。そして、学校を変える力を発揮してくれる。我々の期待を裏切らない生徒達に成長してくれました。

 

 「想いをカタチに」という言葉が、皆さんの行動を変え、学校を変えました。

 3学期のテーマを掲げた掲示物の周りには、学級目標が配置されています。学級目標は、飾りではなく、言葉には思いが込められたはずです。一人一人の行動が、学級を変える力になります。

 どうぞ言葉を力に変え、行動で結果を出せる学年、学校にしてください。あなたたちならばそれができます。

 

 夢や希望を持てる教育活動を通して、生徒や保護者、地域の皆様、教職員の幸せな時間づくりを応援します。

 本校のビジョンに向かってこれからも進み続けます。

 素敵な1年でした。ありがとうございました。

表彰式を行いました!

 3月24日(金)、今年度最後の表彰式を行いました。

 運動面、文化面など、幅広い分野にわたってたくさんの活躍が見られました。

 

 主な表彰は以下のとおりです。

■第47回「ごはん・お米とわたし」作文・図画コンクール 作文の部 佳作、図画の部 銅賞

■下都賀支部冬季ソフトテニス強化練習大会 女子の部 第3位、男子の部 第3位、第5位

■書初栃木地区展  優賞8名、特賞2名、推薦2名

■書初中央展 金賞2名

■小山市協会長杯バドミントン大会 第3位

■小山市長杯中学生卓球大会 女子団体 第3位

 

 

 

生徒会活動の舞台裏

 生徒会活動は、本校の誇れるものの1つであり、強みであると思います。

 「主体性を育む生徒会活動の展開」「生徒の思いを大切にする学校行事の推進」という学校経営の努力点を、見事に行動で示してくれました。

 子供たちの輝く姿の舞台裏では、輝きを演出している者の存在があります。

 

 3月23日(木)、生徒会担当職員は1・2年生に対し、今年度の生徒会活動の振り返りと労いの言葉を伝えました。

 

 

 今年度の生徒会は「心~想いをカタチに~」のスローガンの下で様々な活動をしてきました。

 今年度から始まった英会話の前には、K先生にも協力していただき、「Mr.Kの部屋」という企画を行いました。生徒のみんなが英会話に楽しく親しめるようにしたいという生徒会役員の想いがそこにはありました。K先生ご協力ありがとうございました。

 その他にも、各部長さんには「大会にかける想い」を、運動会前には「3年生から運動会への想い」を、1年生の校外学習・3年生の修学旅行の時には各実行委員長さんに「行事への想い」を語ってもらいました。

 オープンスクールの時には、保護者に方に学校生活の様子をもっと知ってもらいたいという想いからスライドショーを作成し、放映しました。

 今年度から始まった「Long昼休み」、「犬中あいさつの日」では、たくさんの生徒の皆さんが参加し、盛り上げてくれました。

 

 生徒会活動・学級活動などの特別活動は「なすことによって学ぶ」と言われています。それは、行動することによって新たな気づきが生まれたり、心の中で深く考えたりすることがあるからです。

 そして、その気づきや考えが皆さんの成長に繋がるのだと思います。

 

 今年度の生徒会活動は今まで以上に生徒の想いを大事にして活動してきました。

 しかし、それは簡単なことではなく、そこには、多くの先生方の協力がありました。計画を出すのが遅くなり、実施の直前になってしまっても、温かく一緒に活動してくださる先生方の姿がありました。

 本当にありがとうございました。

 

 今、私が読んでいる本の中に、「学校は楽しいところじゃない、楽しくするところだ!」というものがあります。まさに今年度の生徒会活動はその言葉通りだったと思います。

 

 これからの未来は、先が分からない、不透明な社会が待っていると言われています。

 しかし、先が分からないから不安になるのではなく、分からないからこそ、自分たちで何でも作っていける時代になると思います。そして、その社会を楽しくするのは、紛れもなく、自分たちの力です。

 皆さんが行ってきた南犬飼中の生徒会活動はそんな意味や価値があるのだと思います。

 来年度、新しい仲間で、新しい先生たちと、新しい生徒会スローガンの下での活動となりますが、その意味や価値は変わることがないと感じています。

 是非、みんなで、楽しい学校を作っていきましょう。

 

 「学校は楽しいところじゃない、楽しくするところだ!」という表現は言い得て妙です。

 学校の主人公である「生徒」が、楽しいところにしていく過程が楽しいのだと思います。

 

 このように、「意味を教えて、心を伝える」という丁寧な舞台裏の関わりが輝きを引き出しているのだと改めて感じました。

 

 これからも、舞台裏を支える方々を含めた「チーム南犬飼」の総力を結集し、素敵な学校をつくり上げていきましょう!

 

今年度最後のLong昼休みが行われました!

 コロナ感染症は、人と人との距離を遠ざけました。人と人とが出会うとどこかで傷つくこともあります。しかし、人と出会うことに人の幸せはあるのだと思います。


 「絆」という言葉は、ひらがなで書くと、最初の2文字は「きず」です。絆は傷を含みます。人と人が関係を結ぼうとすると、どこかで傷つくこともあります。しかし、それを恐れていると社会が成り立たなくなってしまいます。社会は健全に傷つくための仕組みなのだと思います。学校で学ぶということは、人と人とが関わり合う大切な時間を過ごすことです。

 

 今年度、生徒会は「心 ~想いをカタチに~」というスローガンを掲げました。そして、新たに「Long昼休み」「犬中あいさつの日」という学校づくりの企画をスタートさせました。

 他学年の生徒と交流すること。特に、1年生が安心して生活できるようにすること。友達の小さな声を大事にし、心の声に気付いて、全員が楽しく過ごすために仲間に声を掛けられる南犬飼中の生徒になろうというねらいを設定し、初めてのLong昼休みが始まりました。生徒自らが、深く考え、学校経営に参画しようとしていることに感動しました。

 

 3月22日(水)、今年度最後の「Long昼休み」が実施されました。

 「学級で最後の仲を深めよう!学級レクリエーション」で所狭しと盛り上がっていました。 

 

 北海道のお土産として有名な「マルセイバターサンド」を生み出した六花亭製菓という会社があります。この会社の従業員は、ノルマが課せられていないのに毎年のように新商品を次々と生み出しています。

 その理由は何でしょうか。

 この会社は、お客様に「幸せな時間」を提供することを企業理念としています。旅の思い出とともに自分たちの作ったお菓子を食べていただきたい。お客様の喜んでいる表情こそ「幸せな時間」であり、おいしいお菓子をもっとたくさん作って、お客様の幸せな時間をもっともっと増やしたいと社員全員が願っています。

 

 私たちは、子供たちの夢を大事にしたい。そして、その夢を大きく育ててあげたいと考え、教育活動を進めています。

 これからの時代の幸せ、それは「時間」だと思います。それぞれの時間をどういう想いで過ごしたかどうかで人生が決まります。

 子供たちも教職員も、「幸せな時間」を共有できた「Long昼休み」だったと思います。

 

  夢ある教育には潤いがある。
  目標のある教育には力がある。
  継続のある教育には伸びがある。
  信頼のある教育には心がある。

 


 

 

 

暑さ寒さも彼岸まで!

 連日暖かな日が続いています。

 近年、「入学式の頃が校庭の桜の見頃」という図式が崩れ、3月中に満開を迎えています。本校の北門付近の桜は、もうじき満開となります。正門付近の桜は、今か今かと開花を待っています。

 中庭のスイセンや芝桜も色鮮やかに咲き誇っています。

 

 

 「本気で言いたいことがある」(さだまさし著 新潮新書)の中に、桜について以下のように書かれている一節があります。

 

 昔、うまいと思ったCMコピーに「桜の開花がニュースになる国って、すてきじゃないですか」というのがあった。この発想とか感受性はすばらしい。でもこれは、本来日本人の持っている感性ですよね。

 「桜前線」という言葉は、最近生まれた言葉でしょうが、これはぼくの好きな言葉の1つ。この「桜前線」、日本列島を南から北に移動していくわけでですが、その速度は1日ほぼ20㎞。20㎞ってどれくらいなんだろうって計算してみたら、1秒間に約23㎝ちょっと。23㎝ちょっとというのは大体女の人の靴の大きさ。つまり、春というのは、女の人の足の大きさほどの速さで、しゃなりしゃなりと近づいてくるもの。どうしてこういうものを学校で教えないのかな。もっとも、教えるにしてもちゃんと段取りを踏まないと意味がない。


 いきなり「桜前線は女の人の足の大きさなんだよ」じゃなくて、「桜前線は1日約20㎞進みます。」というところからはじめて、ちゃんと計算させる。1秒間にどのくらい進むのかな、と。すると、23㎝ちょっとくらいとわかるわけ。そこでまた、「身の回りにある、23㎝のものをさがしてみよう。」となって、誰かが「お母さんの足の大きさ」と言うのを待つ。
 子どもたちはきっと忘れないし、うんと楽しく勉強できると思う。

 

 桜前線に興味を持ったら、次は「桜満開の法則」を教える。桜が満開になるのは、開花日から毎日の最高気温を足していって、それが125℃になるころ。そこで、毎日の最高気温はどれくらいか調べ、これからの気温を予測して、いつ満開になるかを計算して予測する。それだけでも十分楽しい。
 そして、満開というのは八分咲きのこと、とも教える。九分を超えると散り始める花も出てくるから、一番きれいなのは八分くらいなんだよ、と。


 桜1つとっても、まだまだ興味は尽きない。満開の後に、花は散る。それに関しても、咲く桜と同じくらいのドラマがある。
 桜の花びらが落下する速度というのは、無風状態でおよそ秒速50㎝。ボタン雪が無風状態ではらりと落ちてくるのとほぼ同じ速度。そこで、「もしや」と思ってぼくも調べてみた。


 蛍はどうなんだろう?蛍は、追い風だと1秒間に1mくらい進む。向かい風だと30㎝くらいになる。ということは、平均を取れば50㎝から70㎝くらいになる。これって偶然にしてはできすぎ。桜の花びら、ボタン雪、蛍、これらの速度は大まかに言うならば、ほぼ同じ。この秒速50㎝というのは、日本人に刻まれた、心地よいリズムなんじゃないでしょうか。

 

 こんな風に四季を眺めてみれば、1年なんて「何ごともなく」過ぎる、などということはない。

 

 お花見の席だって、立派な学習の場になる。川の水辺に花弁が浮いて、絨毯みたいになって流れていく様子を「花筏(いかだ)」という言い方がある。お花見の席で、たまたま後ろに居たお年寄りからそんな言葉を教わるような場面があったら、それこそ確かな教育じゃないですか。

 「花筏って言うんですか。そんな言葉ぜんぜん知らなかった。」なんて言いながら若い衆とお年寄りが「まま、一献」などと一緒に酒を飲んでいる。なんていい光景なんだろうと思う。

 こういう社会の「学び舎」が人生の奥行きを広げると思う。

 

 明後日、3月24日(金)は修了式です。それぞれの学年で、大きな成長を果たしました。春は、その成果をじっくりと確認できる季節でもあります。

 

 

ロータリー文庫に新しい本が届きました!

 壬生ロータリーの皆様は、毎年、図書購入のための費用を目録として贈呈してくださっています。

 おかげさまで、タイムリーな話題の本、本県に縁の深い方に関する本などを選書し、購入することができています。 

 過日注文した本が届き、「ロータリー文庫」に展示しました。

 朝の読書の時間や貸し出し用として手に取っていただくことを期待しています。

 ロータリークラブの皆様、子供たちのためにありがとうございます。

「リレーで伝える本校の強み」⑩

 3月17日(金)、「リレーで伝える本校の強み!」第10弾(最終回)は、第1学年主任のE.N先生に思いを語ってもらいました。

 

 私が一番強く思う「南犬飼中学校の強み」は、「素直さ」だと思います。授業や部活動に一生懸命に取り組む姿、頼まれたことを快く引き受ける姿、係活動や委員会活動、清掃活動に真摯に取り組む姿など、日常生活のさまざまな場面で、「素直に」取り組む姿があります。

 学んでいく中で「素直さ」は上達のカギであり、成長する上で最も大切な要素です。素直な心はみなさんを強く正しく聡明にします。
そして、みなさんの「素直さ」は、フレンドリーで、個性を受け止め合える人柄にもつながっていると思います。昨年も今年も1年生の社会科の授業を担当していましたが、授業だけでなく、廊下で会ったときの明るいあいさつなど、とても素敵だなと感じています。

 素直に人の話に耳を傾けることができる。素直に感謝することができる。そんな魅力あふれるみなさんのこれからには、たくさんの「応援」がついてくることでしょう。

 人は1人では生きていくことはできません。たくさんの人に支えられていることに感謝し、「素直な心」を大切にして、仲間との絆を深めていってください。

 

 

 生徒会担当の教員が、1年生の様子を以下のように報告してくれました。

 

 「生徒会選挙の準備を着々と行っています。1年生の選挙管理委員の数名の生徒が、役割等がなく、招集をかけていなくても「何か選挙管理委員としてできることはありますか?」といつも聞いてお手伝いをしてもらっています。1年生のうちから与えられたもの以上のことをやろうとするその主体性にとても驚き、感心しました。学校行事というものは、当日はあっという間に過ぎてしまいますが、その過程にそういった生徒がいて、支えているということを改めて実感しました。」

 

 自分に限界をつくらない1年生の強みに改めて感心しました。素敵な先輩になってほしいと思います。

 

 本校には、たくさんの強みを持った生徒がいます。だから、素敵なのです。

 そして、皆さんの強みをこうして見ている先生方の確かな目と温かな心も紛れもない強みです。

 皆さんのネクストステージでの活躍を期待しています。

「リレーで伝える本校の強み」⑨

 3月16日(木)、「リレーで伝える本校の強み!」第9弾は、第2学年主任のS.D先生に思いを語ってもらいました。

 

 南犬飼中学校に勤務して5年目です。この5年間南犬飼中の生徒を見ていて、私が考える「学年の強み」「本校の強み」とは、生徒の皆さんそのものだと思います。

 
 南犬飼中学校の生徒は、思いやりのある優しい子が多いと思います。お互いの良さを認め、困っている友達には声をかけ、休んでいるクラスメイトのことを心配してくれる子ども達が多く、どのクラスも温かい空気に包まれ、安心感があります。

 
 授業中には、和気あいあいと真剣に学習課題に取り組む生徒の皆さんの姿があります。
 先生の話を聞くときは真剣に聞き、クラスメイトとともに考え、他人の意見を受け入れつつ、自分の考えも臆することなく表現する姿があります。頼もしく思います。


 生徒会や学級委員、各委員会委員長といったリーダーを中心に、生徒主体の自治的活動、学級づくりや行事への取り組みができることが、本校最大の強みだと思います。自分も中学2年生まで南犬飼中学校に在籍していましたが、その時期に、男子生徒の頭髪が、「丸刈り」から「長髪OK」と、生活のきまりが変わりました。やはり、生徒が主体となってきまりを変えていった経緯があったのを記憶しています。今年度もLong昼休みの実現や、生活の心得の改定等、生徒が主体となって学校をつくっていく様子を見て、以前と変わらない伝統が受け継がれた校風を誇らしく思います。


 1・2年生はいよいよ進級です。2年生は、最上級生として、1年生は先輩として、南犬飼中学校のよき伝統を受け継いで、より良い南犬飼中学校にしていってください。

 

 「ANAの気づかい」という本に面白いエピソードが記載されていました。

 「nowhere」を何と読むのか?

 そのまま訳せば「どこにもない」です。しかし、「now here」とすると、「今ここ」と訳せます。

 同じものを見ていても、自分がどう見るかで意味が変わります。「どこにもない」と逃げてしまうのか、「今ここ」と一生懸命に関わり合うのかでは全く異なります。

 本校の良き伝統を受け継いでいる1・2年生の皆さんは、より良いものを創り出そうとしています。

 まさに「今ここ」で…。

資源委員会の振り返りが掲示されました!

 資源委員会は、環境に配慮し、ペットボトルの回収を積極的に行ってきました。

 コロナ禍で、活動に大きな制限が設けられてしまいましたが、「できることを、できる時に行う」活動に切り替えました。

 年間回収目標を30,000本と設定しました。回収の益金を鉢植えにして、日頃お世話になっている方々へ贈る提案がなされました。

 このほど生徒昇降口に、活動の振り返りが掲示されました。

 

 

 特別活動(生徒会活動、学級活動など)は、「なすことによって学ぶ」と言われています。

 行動することによって、新たな気付きが生まれたり、心の中で深く考えたりすることがあるからです。

 ペットボトル回収という例年と同様の活動でしたが、「人のために役立ちたい」という想いから提案されたのが鉢植えを贈るということです。

 学校を花で美しくしたい!あいさつ運動に行く小学校に鉢植えを贈りたい!こうした小さなきっかけが人を勇気づけたり、元気にしたりすることができます。そして、それは、自分自身に返ってくることを学んだに違いありません。

 

 資源委員会の活動は、全校生徒を笑顔にするすてきな提案でした。

 ありがとうございます。そして、お疲れさまでした。