日誌

2019年6月の記事一覧

大切な命を守る





今日は久しぶりに青空。気持ちの良いお天気になりました。梅雨の晴れ間は、熱中症警戒日!しかし、今日はさわやかで、過ごしやすい一日となりました。職員室を出たところにある熱中症指数計と熱さ運動指針表に基づいて、今日はニッコリマークとなっています。
雨が続いたため、今年2回目のプールでの授業になりました。3,4,5,6年生合同ですが合わせて24名。教職員は3名付いています。

 
そして、プールサイドには
 

水筒とAEDが置いてあります。プールでの活動前に、以下の点を全教職員で確認しました。



大切な命を守るために、熱中症対策、プールでの事故防止に万全を期しています。
そして、今年最初の避難訓練の際も、防火シャッターの作動確認と避難経路の見直しを図りました。

 

理科室から出火の想定なのに、昇降口からの避難では危険です。さらに、防火シャッターがいざというときに使えなくては意味が無いからです。
避難訓練のときに、子ども達に「学校で一番大切なものは何ですか」と聞きました。いろいろ答えてくれましたが、みんなで確認したのは「学校で一番大切なものは、皆さん一人一人の命です」ということでした。
大切な命を守るため、日常の点検を怠りなく、そして、当たり前のことを当たり前に行っていきたいと思います。

良いと分かることやればできることを実際にする

5月の校長講話の当日は雨でした。童謡の「あめふり」を歌いながら、全校児童に考えてほしいことを伝えました。童謡「あめふり」の少年は、傘がなく、ずぶ濡れの子に自分の傘を貸してあげます。そして、自分は母親の傘に入って帰ります。困っている人がいたら、この少年のように、助けてあげられる人になってほしいという話をしました。
 
そして、いじめの定義や、いじめ防止対策推進法について説明したあと

「いじめは、いじめた方が100パーセント悪い」

ということをみんなで確認しました。

「悪いことをするのと良いことをしないのは同じか違うか」
                                          ということも考えてもらいました。いじめを見ても、何もしないのはいじめているのと同じか、違うか真剣に考えてくれたのではないかと思います。                                
集団生活の中で、からかいやいじめがない集団は理想です。しかし、現実として間違ったことをしてしまうのが、普通の子どもだと思います。その間違ったことをしてしまったときに、私たち大人が、教師が、どう導くかが大切だと思います。良いことと悪いことをしっかり教えて、正しい判断の下、自信をもって行動できる一人一人に育てたいと思っています。
私たちの藤井小学校に、いじめがないわけではありません。地域の方からお叱りの連絡を受けたり、保護者の方に心配を掛けたりすることもあります。
しかし、私たちの藤井小学校には、問題に真正面からぶつかり、誠意をもって素早く対応する教職員がいます。そして、指導に対して素直に反省する児童と信頼してくださる保護者の皆様、さらに、応援してくださる地域の方々がいます。
ここ数年、解決できずに重大事態となってしまったいじめは起きていません。そして、不登校児童もいないのが、私たちの藤井小学校です。

大人も子どもも、児童も教師も

「良いと分かること、やればできることを実際にする。そして、し続ける藤井小学校」

にしていきます。

藤井っ子の給食

給食の時間、ランチルームに全校児童が集合します。学年ごとにテーブルを囲み、担任以外の職員とも一緒に食事をします。給食・保健委員の上級生が献立を紹介したり、進行をしたりします。どの子も、食事のマナーを守って楽しいひとときを過ごします。食事が一段落するとおかわりタイム、元気いっぱいおなかもいっぱいになります。
 
  
給食の時間、月に2~3回短作文の発表があります。この取り組みは、小規模の本校ならではの活動になると思います。火曜日の藤井っ子タイムで書いた作文を、水曜日の給食の時間に発表しています。1学期のテーマは「自己紹介(自分の良いところ)」です。1回で2~3名発表するので、1年間で必ず全員が発表することになります。
     
他の児童の作文を聞くことで、自分の作文と比較し、考えや表現方法の違いを考えさせることができます。また、全校児童の前で発表する機会を作ることで、自信が育つことを期待しています。

『人数が少ないことで、誰にでも機会が与えられる』

これは本校の大きな強みでもあります。一人一人の児童に出番があり、小さな学校は一人一人に大きな自信を育てます。少人数では「競争心」が育たないと危惧する方もいらっしゃると思いますが、本校では一人一人に目を掛け、時間を掛けることができます。そのため、「向上心」と確かな「自信」を育んでいけると自負しています。「確かな自信」は大規模な中学校へ進学しても、「不安に負けない自分」を支えてくれるものになってくれると信じています。

ある日の藤井っ子タイム

本校では、業間の時間を「藤井っ子タイム」と名付け様々な活動を行っています。
 
 
音楽の活動のときには、大きな口を開けて元気な歌声が響きます。「スイカの名産地」や「手のひらを太陽に」そして「県民の歌」など、全校児童で歌える歌も増えてきました。それぞれ、歌う前や途中で歌詞の意味や気持ちを込めて歌えるように説明が入ります。
 

やなせたかしさんの話や、トチノキの話などを児童は真剣に聞いています。全ての児童が、気持ちを込めて大きな口を開けて、大きな声で歌えるようになることを願っています。
「心に太陽を持て、唇に歌を持て…」という言葉を大学の合唱団の卒団式で恩師に紹介されました。文豪山本有三先生が訳した詩の一節だそうです。私は、疲れたとき、落ち込んだときに自然と、あるいは意識して歌を歌うことがあります。車の中だったり、誰もいない体育館だったり…。そうして、気持ちをリセットできているように思います。
子ども達には、是非、大きな声で歌える一人一人になってほしいです。機会があったら、子ども達の前で歌ってみようと密かに思っています。

藤井っ子の朝

あいさつ週間

野菜の苗に水遣り
 
アゲハの羽化
 
今年度の重点目標の一つに「挨拶・返事をしっかりしよう」があります。企画委員のメンバーが中心となって5月27日(月)から「あいさつ運動」を実施しました。第1回のあいさつ週間でしたが、プラカードを持ち相手の目を見て大きな声で挨拶しようと呼び掛けていました。気持ちのいい挨拶は、一日のスタートの背中を押してくれます。「挨拶は、してもされても、いい気持ち」「挨拶は心の扉を開く鍵」そんな標語を思い出します。                                  教材園では、各学年ごとにキュウリやミニトマト。枝豆やスイカなどたくさんの野菜を栽培しています。元気な挨拶をして登校した後、雨の日以外は当番が必ず苗に水遣りをします。日に日に生長していく姿を子ども達も楽しみにしています。                      そして、蝶の卵を見付けて虫かごで育てていた3年生。モンシロチョウやアゲハチョウの幼虫がさなぎになり、羽化するのを教室で確認しては昇降口の前で放していました。生き物の育つ様子を確認することは貴重な経験です。新しく始まった理科の授業に夢中なようです。
こうして藤井っ子の朝はスタートします。元気な子ども達の声を毎日聞くことができるのは、なんて幸せなんだろうと実感しています。

よろしくお願いします!


前任の田中校長の後を受け、この4月に着任いたしました瓦井郁夫と申します。どうかよろしくお願いします。田中校長の発想力、行動力、そして、藤井小学校を愛する力を模範として頑張っていく決意です。4月は一日は速く過ぎるのに、なかなか終わらない1か月でした。とても不思議な感覚でした。しかし、5月は10連休もあり、新時代の令和になったためか、あっという間に終わってしましました。そして6月。いろいろなことが軌道に乗り始め、手応えを感じています。これからも油断無く、一日一日を大切に過ごして参ります。この「校長瓦版」では、日頃感じたこと、考えたことをアップしていきたいと考えています。どうかよろしくお願いします。