学校生活の様子・ブログ
町内の高齢者に年賀状を届けました!
本校は、毎年末、壬生町社会福祉協議会のご協力を得て、町内の高齢者に年賀状を届けています。
1年生(152名)と2年生(142名)は、国語科の授業で年賀状を作成しました。最近では、はがきや手紙を書くという習慣が少なくなっているため、年賀状を書くというのは貴重な経験です。1・2年生合わせて400枚の手作りの年賀状が出来上がりました。
また、生徒会として、町内25施設に「パンジーを植えたプランター」を届ける提案がなされました。
プランターには、折り紙で作られた鶴と亀が添えられました。長生きをしてくださいという「想いをカタチに」しました。
多くの地域の皆様に、本校の教育活動に携わっていただいています。何らかの形で、地域に恩返しがしたいという子どもたちの「想いをカタチに」した取組でもあります。
2学期のテーマ「私たちは無力ではない、微力なだけだ!小さな力が世界を変える!誰かのためにちょっとだけ!【バタフライ効果】」です。
小さな力がかすかな風を起こしています。その広がりを感じられる2学期のワンシーンです。
保健委員会、給食委員会に受賞報告!
栃木県健康推進学校「最優秀校」受賞を、保健委員会と給食委員会の代表生徒に報告しました。
7月1日(金)、栃木県教育委員会の皆様が、現地調査として来校していただいた際、両委員の皆さんは聞き取り調査を受けていました。
委員会の常時活動や学校保健委員会の報告内容などについて説明してくれたようです。
子どもたちの常時活動の充実や保健主事、養護教諭、給食主任、学校栄養士と協働した学校保健委員会の内容が認められました。
今回の受賞とともに、文部科学省「全国健康づくり推進学校 優良校」表彰の連絡を受けました。
今回の学校表彰は名誉あることです。校長室に掲額します。
第2学期 終業式を行いました!
12月23日(金)、第2学期終業式を行いました。学年代表生徒が2学期の振り返りを堂々と述べてくれました。
■第1学年代表 「2学期を終えて」
頑張ったことの1つは初めての輝光祭です。部門ごとに準備や進行を行っていました。もう1つは部活動です。県大会出場を果たすことができました。
■第2学年代表 「私が変われたきっかけ」
人の前に立ったり、発表したりすることは苦手でした。変わることのできたきっかけは2つあります。1つ目は輝光祭の演劇で役をもらえたこと。2つ目は副部長になったことです。自分を変えるきっかけとなれた2学期でした。
■第3学年代表 「2学期の反省と3学期の抱負」
中学校生活最後の輝光祭では、他の人との関わりを持つことの大切さや集団で目標を達成することの喜びや楽しさを学ぶことができました。いよいよ受験が始まります。気を緩めずに頑張ります。
本校は、学期ごとに1つのテーマを掲げて教育活動に取り組んでいます。
2学期のテーマは、「私たちは無力ではない、微力なだけだ!小さな力が世界を変える!誰かのためにちょっとだけ!【 バタフライ効果 】」でした。
子どもたちは、生徒会や学級において、小さな変化を起こし続けてくれました。特に、異学年交流活動を通して学校全体の一体感を醸し出してくれた成果は大きいと思います。
2学期の様子を動画で振り返りました。
子どもたちの心に描く想いを誰もが応援しています。子どもたちは、「カタチにするとは、行動にして表し、結果を残していくことだ」と理解していました。
■3年生、縦割りの総合的な学習の時間、3年生の言葉に励まされたのは下学年の生徒達です。Long昼休みの仕掛けは、学年の縦割り意識を高めるのに大きな役割を果たしたと思います。
年が明けると、私立高校の受験が始まります。「いつでも今を誇れる人でありたい」そう願っています。
■2年生、輝光祭では3年生を支え、1年生をリードする役割をしっかりと果たしました。今、1つ1つ3年生から本校の伝統というバトンを引き継いでいます。クエストエデュケーションで自分の考えを堂々と話す姿に、経営者の皆さんが感動していました。年が明けると立志式があります。新たな自覚と決意を胸に、最高学年の準備を進めてください。
■1年生、授業中、友達の考えをよく聴いている姿はとても立派です。そして、自然に学び合うことができています。皆さんの素晴らしい点は、積極的に行動できることだと思っています。先輩に学び、皆さんの良さをこれからさらに発揮する機会をもってほしいと思います。
2学期、たくさんの成長が確認できました。
自分のためだけでなく、誰かのためのちょっとした思いと行為が集まると大きな力になります。まさに、バタフライ効果であったと胸を張れる学期でした。
表彰式を行いました!
12月23日(金)、2学期最後の表彰式を行いました。
文化面・運動面共に多くの賞を受賞しました。校内外で、多方面にわたって活躍した証です。受賞した皆さんの今後の活躍を期待しています。
今回の表彰は、以下のとおりです。
■第13回古河まくらが中学校野球大会 優勝
■下都賀地区1年生卓球大会 シングルス 第3位
■第16回壬生町交通安全安心町民大会 作文の部 最優秀賞、優秀賞、佳作
■壬生藩校学習館祭 論語青少年・町民の作文・発表コンクール 最優秀賞
■楽しい子育てキャンペーン三行詩コンクール 栃木県会長賞
道徳科の研究授業を行いました!
12月21日(水)、3年生道徳科の校内研究授業を行いました。
北海道白老町で地域医療に貢献した髙橋房次氏の生き方から考える教材を取り上げました。高橋氏は、小山市間々田出身です。当時、アイヌの人々に対する偏見や差別が当たり前のように行われていました。高橋氏は、和人に対してもアイヌ人に対しても、同じ人間として平等に治療に当たりました。そこには、「医療とは、単に技術や薬品を売るのではなく、内面的な苦悩まで取り去ってやるのだ。」という強い信念がありました。
本時のねらいは、「高橋氏の生き方に共感させ、誰に対しても公平に接し、差別や偏見のない社会実現に努めようとする態度を育てる。」としました。
導入では、時代の背景や不当な差別の実際などを押さえていました。担任は、予め範読を録音し再生しました。子どもたちの表情を見ておき、基本発問につなげたいと考えての工夫でした。
「ほかの医師は不当な待遇をしていたのに、高橋医師はそうしなかった。考え方の違いはなんだろう?」「なぜ、誰に対しても優しくできたのだろう?」と子どもたちを揺さぶりました。
「差別はいけないこと」は頭では分かっています。「それでもそうせざるを得なかった、そうしてしまったのはなぜか?」「周りがどうあろうと高橋医師は、差別をしないことを貫いた。それはどうしてなのか?」と深く考えさせました。
自分との関わりでは、「僕にはできない…。」と小声で漏らす声も出ていました。
価値理解(差別はいけないこと)、他者理解(人によって考え方は違うな)、人間理解(分かってはいるが、時にはできないこともある)を基に、子どもたちの考えを引き出しました。
担任は、本時に追求する内容項目について、小学校低学年から中学校までを分析していたからぶれることはありませんでした。
建前に終始することなく、子どもたちと担任の関係だからできる本音の話し合いを重ねていくことが、深い学びにつながることを教えてもらいました。