学校生活の様子・ブログ

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2年生クエストエデュケーション

 総合的な学習の時間でのクエストエデュケーションでは、各企業への提案も中間発表を終え、少しずつ具体化されてきました。どんなことを提案するの?と聞くと、タブレットを指さしながら嬉しそうに語ってくれました。干し芋を使った新商品の開発パフェやアイスやクレープなどのデザイン。また、幼稚園の園児に提案する新しい(すぐに手に入る材料で危なくないもの)遊び道具はとっても可愛らしいものでした。

 バンダイミュージアムのポスターを書いたり、ポスターの枠を作ったり、エジソンをイメージしたフラペチーノの試作をしたり、子どもたちの創造力があふれていました。

 子どもたちが社会に出て活躍するころには、様々なことがAIを利用したテクノロジーでカバーされた世の中になっていることでしょう。今ある職業の49%がAIによって代替えされると新年からACの広告でもうたっていました。指示されたことを的確にこなすのみの仕事はロボットで十分。ならば、人間だからこそできる仕事が必要ということ。新しい価値を創造できる力が、みんなを幸せにする鍵となっていくでしょう。本校の学校課題でもある~持続可能な学ぶの姿の育成~クエストエデュケーションはその基盤を育成したいと考えスタートしました。多くの企業の方々の共感を得て今年で3年目。正解のない問いと向き合う子どもたちの姿がそこにありました。地域の皆様とともに成長していきたい、そう実感する活動です。これからもよろしくお願いします。

変わりゆく授業と応援メッセージ

 社会科の授業をのぞくと、いきなり「一寸法師の話をしてみて」「浦島太郎の話をしてみて」と先生に振られ、そんなのみんな知っているじゃんと思いながら昔話の概要をすらすらと話す子どもたち。実はその始まりは室町時代、「えっ!そうなの?」って驚かされました。ではなぜ室町時代に文化が発展したんでしょう?どんな時に文化は発展するのかな?と問われ、思考フル回転で教科書を読み始めました。情報収集の基盤は教科書です。キーワードと写真や表を線で結び、ワークシートに整理・分析します。穴埋め式だったワークシートは自分で分析するスペースに変わっていました。金閣寺の絵を書いたり、矢印で流れを追ったりそれぞれの個性が出ていました。

 室町時代の文化について一通り読み込めたところで、単元の初めに問われている課題についてまとめていました。「足利学校ってこの時代?」って聞くと、すぐに「はい。教科書に載っています。」とページをめくって教えてくれました。様々な要因が重なって歴史が動いていく過程を捉えられるように計画された単元のまとめの時間でした。

 

 授業参観後の「応援メッセージ」と子どもたちの「思春期講座についての感想」をお昼の放送で紹介しました。ハッピーボックス(←ここをクリック)に掲載しましたので、是非ご一読ください。

 お忙しい中、「応援メッセージ」そして「アイディア募集」へのご協力、ありがとうございました。

中学校最後の定期テスト

 1月18日(木)19日(金)は3年生にとって中学校生活最後の定期テストでした。3年間学びを積み重ねてきたその成果を試す2日間でした。見える学力はどのくらい芽吹いてきたでしょうか?県立入試まで今日を含めて47日!!まだ47日もあると考えるのか、もう47日しかないと考えるのか、捉え方次第で変わりますが、最後までしっかりと駆け抜けてほしいと思います。

 1組の背面黒板には「余裕がある時ほど『がけっぷち』と考え行動できるか、本当に『がけっぷち』な時こそやるべきことを淡々とできるか。人間力は常に試されている。」と書かれていました。心もあり方、とっても大切ですね。

 

令和5年度南犬飼中の教育に係るアンケート結果について

 年に2回(7月・12月)、生徒・保護者・教職員にそれぞれアンケートを実施しています。これは、本校のグランドデザインを基に取り組んでいる教育活動に対しての評価と、その結果を改善をする際の視点とすることを目的としています。

 Do(実践)⇒Check(評価)⇒Action(改善)⇒Plan(計画)このサイクルを回し、目指す学校の姿に近づけるようにしています。

 今回も多くの保護者の皆様にご協力いただいたアンケートを集計いたしましたので、メニューバーの「学校概要・学校評価」からご覧ください。

 また、今回の授業参観アンケートの中での「次年度へのアイディア募集」では、

「 今回、数学で親も一緒に考えて問題を解く授業で楽しかったです。保護者参加型の授業もまたやっても良いと思います。」

「親子で一緒に考えたりできる授業や親子で運動などいっしょにできるのもコミュニケーションがとれてうれしいです。」

「テレビ番組のブラタモリが好きで見ているのですが、地質、地形、歴史、文化などで都市が成り立っている事が分かって面白いです。授業参観でも一つの教科でなく、複数の教科であるテーマについて親子で学ぶなどあると面白いと思います」

「ペットボトル回収などは負担なく協力できます。子供達が自転等で沢山の数を持って行くのは大変だと思うので、今後も続けていただけたらと思います。」

「学校でボランティアして欲しい事をメールで流して貰えると保護者も協力できる事もあると思います。」

「クラウドファンディングを実施して、学校に必要な備品を購入してみてはいかがでしょうか?」

などなど、積極的な感想・提案をいただきました。

 本校の目指す学校像「生徒が育ち、教職員が協働し、保護者や地域と連携する学校」へと確実に前進していることを実感しています。より多様な視点での教育活動を推進し、「幸せな時間」が増えていくよう尽力いたします。今後ともよろしくお願いいたします。

 

 今年度の合唱練習の際に2学期は他校から電子ピアノをお借りしていました。今回PTA予算から各クラスに電子ピアノを購入していただきました。この後の2年生の合唱練習や3年生の卒業合唱の練習で活用させていただきます。ありがとうございました。

 

芸術家派遣授業

 1月16日(火)~18日(木)文化庁の芸術家派遣事業を活用して、専門家の先生にお越しいただき、音楽の鑑賞についての授業を実施していただきました。

 この事業は子供たちに対し質の高い文化芸術を鑑賞・体験する機会を確保するとともに、芸術家による表現手法を用いた計画的・継続的なワークショップ等を実施する事業です。

 「『食器』は食べるための器、では『楽器』は?楽しむための器なんです」というお話から始まり、今回は楽器の特徴や楽器の実演も含め、より豊かな感性を磨く鑑賞につながるお話を伺いました。最後に、ラヴェル作曲の「ボレロ」のオーケストラ演奏を鑑賞しました。同じ旋律を様々な楽器で演奏リレーしていくこの曲は、スタートの小太鼓の音が徐々に大きくなっていく演出があったり、楽器が重なるところでパイプオルガンのような音色に聴こえる効果を使っていたりするそうです。先生の専門的な説明を聞くことで響きの違いに着目しようとする意識が芽生えました。授業後の子どもたちは「楽しかったね~」「音楽って面白い!」と知的好奇心をくすぐられて満面の笑みを見せてくれました。音楽的な見方・考え方を働かせる鑑賞がこれから広がっていくことでしょう。

 芸術家派遣の先生、2年生の各クラス1時間ずつではありますが、貴重なお話をありがとうございます。この後の授業もよろしくお願いします。