学校生活の様子・ブログ
中学校区あいさつ運動の振り返りをしました!
2月27日(月)~3月2日(金)までの1週間、あいさつ強化週間として出身小学校であいさつ運動を実施させていただきました。
子供たちにとって初めての取組ではありましたが、「やってよかった!」という手応えを得た感想が多く寄せられました。
生徒指導主事は、実施後の振り返りを新聞紙2枚分のA0判にまとめました。
廊下に掲示するとともに、協力していただいた小学校にも届けました。
あいさつという何気ないことですが、小学生や小学校の先生方の協力を得て、一緒に取り組めたことが子供たちの自信につながりました。
あいさつで元気をいただいたこと、協力していただいたことに感謝すること、つながっていること、輪が広がっていることなどの気付きが多くありました。
県立高校一般選抜、1・2年生は実力テストに挑みました!
栃木県立高等学校の全日制課程は、一般選抜における学力検査(一部学校では面接及び実技検査)を残すだけになりました。
出願倍率は平均1.09倍(前年度比0.04ポイント減)でした。
3月8日(水)、3年生は、19校15学科の学力検査に挑みました。
学力検査の日程に合わせ、1年生は初めての、2年生は今年度2度目の実力テストに臨みました。
3年生から後輩に向けた受験体験動画、学習委員会の啓発動画、各学級での学習に対する取り組み方の学習などにより、一人一人の意識は高まりつつあります。
コロナ禍の3年間でしたが、本校は、子供たちの学びを止めない取組を続けてきました。コロナに限らず、普段からいろいろな取組を行ったり、模索したりして準備体制はできていました。
子供たちの行動を変えることや状況を変えることで、意識が変わることを信じて続けてきた本校としての教育活動です。
だから、最後の最後まで自信をもって臨んでください!
在校生が心を込めて式場準備をしてくれました!
卒業式までのカウントダウンが5日を切りました。
「温かな雰囲気の中で卒業式を挙行してあげたい」という思いが子供たちにも教職員にも感じられます。今年度、在校生を代表し、2年生は式場で卒業生の勇姿を見届けてもらいます。1年後の自分たちの姿を目の当たりにすることにもつながります。
3月6日(月)、1年生と2年生及び教職員は、校舎内の清掃や式場の整備を行ってくれました。
隅々まで清掃を行き届かせる姿、写真を見ながら式場の準備を入念に行う姿、式次第を新調している姿、担任の読み上げるすべての学級の名簿を心を込めて作ってくれている姿などが見られました。
見える仕事は全員で行う! 見えない仕事は進んで行う!
チーム南犬飼の心意気を見たような気がしました。ありがとうございました。
教室風景から見えてくるもの…!
「 未来への準備! 『強み』を知り、『強み』を生かそう‼
成長、感謝! そしてネクストステージへ‼ 」を3学期のテーマに掲げて教育活動を進めています。
各学年の教室では、1年間の学びの締めくくりが丁寧に行われていました。
教育効果を表す言葉に、啐啄同時(そったくどうじ)というものがあります。
「啐」とは、卵からヒナ鳥がかえるとき、内側からヒナ鳥が殻をコツコツとつつくことを指し、また「啄」とは親鳥が外側から卵の殻をコツコツとつつくことを指しています。
この両者の行動が一致したとき、卵の殻が割れて新しい生命が誕生します。野鳥は巣立ちの時も「啐啄同時」であるそうです。
学年末を迎え、子供たちは「よくなりたい、成長したい」と思っています。だからこそ、子供たちの「変わりたい、伸びたい」という気持ちを大切にするとともに、保護者や教職員がその気持ちを読み取れるかどうかが大切なのだと思います。
子供たちがその気持ちをちょっとでも出した瞬間が「啐啄」のタイミングであると言えます。この気持ちが表れている今は「啐啄」の絶好の時であると感じました。
巣立ちゆく皆さんに想いを込めて…!
卒業証書授与式まで1週間となりました。
卒業証書には大切なものが詰まっています。
「中学校を卒業したことを証する」立派に義務教育の課程を修了したことを表したものです。
一人一人の氏名が記されています。中学校の3年間で、何度名前を呼ばれたことでしょう。担任にとって、中学校生活での最後の呼名です。
生年月日が書かれています。どれだけの人が、誕生を心待ちにし、喜び合ったことでしょう。
人生100年時代のわずか15年ですが、15年分の成長過程が詰まった大切な証書です。
「人との関わり合いを大切にし、明るく、温かな雰囲気の醸成に努める。」という文言を学校経営の基本方針に掲げています。
卒業を前に、成長や感謝を伝えるメッセージが昇降口付近に掲示されました。
在校生、教職員から卒業生に向けたはなむけの言葉が掲示されています。
目まぐるしく変化する世の中を歩んでいく時、最も頼りになるコンパスは自分の心かもしれません。
「自分は何を大切にし、どのように生きていくのか」その芯さえしっかりと持っていれば、不確実な中もわりと楽しく自信を持って歩けます。
(下野新聞 御手洗 瑞子氏の言葉より抜粋)
学習委員会が啓発動画を制作しました!
生徒会の常時活動が活発に行われています。
学習委員会は、ディスクジョッキー風の「study radio」に続き、自発学習の啓発動画を制作しました。
「全校生徒を対象とし、自発学習のモチベーションを高める」という目的です。
3月3日(金)、給食の時間「金曜ロードショー」が放映されました。
学校評価において、「家庭学習の習慣」「規則正しい生活」の2点は、本校の課題であることがはっきりとしました。
このような取組は、課題解決に向けての意識付けとなるように感じました。
子供たちは、生徒会活動を活性化させ、学校生活を自らの手でよりよいものにしています。そして、「学校を自分たちが変えていく」過程を楽しんでいます。
コロナ禍で、給食の時間は前向き、黙食を継続していますが、趣向を凝らした校内放送や委員会制作の動画視聴など楽しいひと時となっていました。
「リレーで伝える本校の強み!」 ⑧
「リレーで伝える本校の強み!」第8弾は、現在の3年生が1年生、2年生の時に学年主任として関わってくださったF.T先生に思いを語ってもらいました。
■ 皆さんが、成人して社会で活躍する頃は、厳しい挑戦の時代を迎えていると予想されています。
生産年齢人口の減少、グロ-バル化の進展や絶え間ない技術革新等により、社会構造や雇用環境は大きく、また急速に変化し、予想が困難な時代となっていきます。
南犬飼中の校長室前にグランドデザインが掲示されています。この掲示物は、皆さんが、困難な時代を迎える上で、将来社会に出ても、よりよく生きていくための地図です。
この地図を頼りに、3年間、皆さん、皆さんの保護者、先生方が、「幸せな時間だな」と思える時間づくりをしてきました。
南犬飼中の強みは、そんな困難な時代を、各学期のテーマを設けて、意図的に解決手段を工夫し、想いをカタチにできるのかを考え、授業、生徒会活動、部活動の時間が流れているところです。
将来社会に出て、正解が分からない問題に直面した時、きっと、南犬飼中で工夫しながら過ごした時間、みんなが幸せになるためにはどうしたらいいのかを考えた時間こそ、道を切り開いてくれるはずです。
どうしたらみんなが幸せになり、想いをカタチにできるのか考え、試行錯誤した幸せな時間こそが、南犬飼中学校の最大の強みだと考えます。
3年生が入学してきた1学期は、以下の「心のスイッチ」を学期のテーマに掲げました。
■心のスイッチ 東井 義雄
人間の目は、不思議な目、
見ようとしなかったら、見ていても見えない。
人間の耳は、不思議な耳、
聞こうという心がなかったら、聞いていても聞こえない。
本当にそうだ、と、腹の底まで聞く人もいる。
同じように学校に来ていても、ちっとも伸びない人がいる。
毎日ぐんぐん伸びていく人もいる。
今までみんなから、つまらない子だと思われていた子でも、
心にスイッチが入ると、急にすばらしい子になる。
心のスイッチが、人間をつまらなくもし、すばらしくもしていくんだ。
電灯のスイッチが、家の中を明るくもし、暗くもするように。
中学校の3年間はとても短く、あっという間に過ぎてしまいます。しかし、その時間はとても内容の濃いものです。きっと、「心のスイッチ」がONになるからだと思います。
3年生受験応援プロジェクト
2月22日(水)、1・2年生は、Long 昼休み企画「3年生から1・2年生に向けた受験体験談」の動画を視聴しました。
受験に対する心構えや学習に対する向き合い方を改めて考える貴重な機会となりました。
そのお礼として、受験に臨む3年生に対し、応援メッセージを書き、1階廊下に掲示して見ていただきました。メッセージは学年縦割りで掲示してあります。
3年生は、足を止めてメッセージに目を向けています。
今年度、Long昼休みなどを活用し、学年縦割りの活動を意図的に取り入れています。そのため、学年間の繋がりがはっきりと見えてきました。
子供たちは、遊びを通して社会性を身に付けていきます。外遊びをする姿は、かつてより減少しました。そのため、「子供たちの周りから『サンマ』がいなくなった」と言われています。
「サンマ」とは、共に遊ぶ仲間、一緒に過ごす時間、豊かな発想やイメージを描く空間で、3つの「間」のことを指しています。
Long昼休みは、子供たちが失いかけている3つの間を補う時間でもあるように感じます。
あいさつ運動を展開しました!
2月27日(月)から3月1日(水)までの3日間、「あいさつ運動」を展開しました。
1・2年生の有志が出身小学校に出向いて、また、校内でも同時展開であいさつ運動を繰り広げました。
小学生から元気をいただいたり、かつての担任の先生が顔を見せてくれたりするおかげで、あいさつに対する向き合い方が変わってきました。
■「中学生が来てあいさつ運動をしてくれることを6年生に話したところ、とても楽しみにしていました。」
■「小学生にとっても、中学生にとっても意味のある活動です。」
■「咋年担任した子どもたちが、立派に成長している様子を見ることができて朝から嬉しくなりました。」
■「こうした取組を続けていきたいですね。」
などの声を聞くことができました。
子供たちの企画力と行動力が、小学校と中学校を「つなぐ」役割を果たしているのだと思います。
あいさつを通して、
出身小学校と中学校とを「つなぐ」
小学生と中学生の想いを「つなぐ」
出身小学校の担任の先生と卒業生を「つなぐ」
小学校の先生と中学校の先生を「つなぐ」
小学生の元気なあいさつと笑顔がとても素敵でした。
小学校の先生方が温かく迎え入れてくださいました。
わずか30分足らずの時間ですが、さわやかな1日のスタートを切るきっかけとなりました。
小学生の皆さん、先生方、ご協力ありがとうございました。
シギ―吉田様からメッセージとポストカードをいただきました!
先日、雪の中、全校生徒のために来校し、講話していただいたシギ―吉田様が、メッセージと全校生徒分のポストカードを送り届けてくださりました。
ポストカードは「学業成就」とも記され、受験に向けた激励のポストカードでもあります。
吉田様の生き方や考え方から、たくさんのことを学ぶことができました。
メッセージ文を紹介します。
南犬飼中学校の皆さんへ
こんにちは!
先日は、皆さんの大切な時間を僕の講話を聞くために使っていただきありがとうございました。事前に生徒会のみなさんとZOOMでお会いしていたので、本番では友だちの前で話すように、終始リラックスして話すことができました。楽しかったです!
講話の後に、質問をしてくれた方がいて、とても嬉しかったです。その勇気に感激しました。また、みなさんからの感想も全て読ませていただきました。もっともっといろいろと話しをしたかったです。また会いましょうね。
今回、心ばかりの御礼に、思い入れのある「向日葵のポストカード」を皆さんにお送りします。この写真は2011年8月に宮城県南三陸町で撮影しました。
南三陸町は、人口約17,000人の町で、東日本大震災の大津波により人口の3.7%にあたる831人が犠牲になりました。向日葵の後ろにある建物は、防災庁舎と呼ばれる建物で、町の職員30人がこの屋上に逃げましたが、助かったのは8人だけでした。
ニュースでこの悲劇を知っていたので、建物の前で車を降りて、手を合わせました。するとまるで家族のように肩を並べた向日葵が咲いているのに気づいたのです。僕は夢中でシャッターを切りました。
あまり運命や超常現象などを信じる方ではないのですが、この向日葵には不思議な力があると感じています。SNSに写真をアップすると多くの人が共感してくれて、たくさんの友人ができ、その友人たちが写真展を全国で開催してくれました。このポストカードを初めて作ったのもこの頃です。
この向日葵が、阪神淡路大震災(1995年)で亡くなった加藤はるかちゃん(当時12才)の家の庭に咲き、被災者を励ました「はるかのひまわり」の子孫だと知ったのは、その年の冬になってからです。南犬飼中にも「はるかのひまわりプロジェクト」から毎年、種が送られてきているのではないでしょうか。
そして、向日葵の種を防災庁舎前に植えて育てたのは、防災庁舎で亡くなった町の職員、井上翼(たすく)さん(当時23才)のお母さんだということを後に知りました。このポストカードを手にしたお母さんが、僕を探してくれたのです。
もう一つ驚いたことがありました。それは初めて井上さんのお宅にお邪魔したときに、亡くなった翼さんは、獨協大学で僕の講演を受けてくれた学生さんの一人だと知ったのです。お父さんが、「翼、先生が会いにきてくれたぞ」と大声で言って、皆で涙を流したのは、今でも忘れられません。井上さん家族とはそれ以来ずっと仲良くさせていただいています。
話が長くなりすみません。
今回、皆さんにお渡ししたポストカードは、防災庁舎の近くにある上山八幡宮という神社にも寄付しました。いつか南三陸町を訪れることがあったら、是非、上山八幡宮にも立ち寄ってください。
それでは、皆さん、またお会いできる日を楽しみにしています。仲間と楽しく有益な中学生活を送ってください。受験生は、体調に気をつけて、最後まで頑張ってね!
「一期一会」
吉田様は、旅先での出会いを大切にされていることが伝わってきます。人を大切にするから、たくさんの人に囲まれた豊かな人生を送ることができているのだと思います。
吉田様との素敵な出会いに心から感謝申し上げます。