学校生活の様子・ブログ
全校道徳を行いました!
壬生町出身の写真家シギ―吉田様にご講話を依頼したところ、快諾していただきました。
2月8日(水)、吉田様とはどういう方なのか、吉田様の生き方や支えた友情について学ぶことをねらい道徳授業を全校で実践しました。
吉田様は、ラグビーをやりたいという志を持って佐野高校に進学しました。ラガーマンの聖地「花園」で行われる全国大会に出場し、高校日本代表候補の合宿に参加しました。その合宿で、スクラムを組む練習中に頸椎損傷という大事故に遭いました。
事故後、多くの人たちに支えられていることを知り、どんなことがあっても生き続けようという希望が生まれました。リハビリを続け、現在はカメラマンとして活躍しています。
吉田様は、「栃木県道徳教育郷土資料集(中学校編)」に「17歳のキミへ」という教材で取り上げられています。
高校時代からの親友との深い信頼に基づいた友情が、吉田様の生き方を変えるきっかけになりました。日本代表として活躍した親友は、現在、佐野高校で教師となりラグビーを指導しています。
壬生町出身の吉田様の生き方に共感し、「友情とは何か」について考える時間となったに違いありません。
吉田様の講演会は、2月10日(金)14:40~本校体育館で行います。
本校のコミュニティ・スクールについて報告しました!
2月7日(火)、壬生町役場において「地域学校協働活動推進事業研究会」という会議が開かれました。その会議において、この3年間で本校が実践してきた「コミュニティ・スクール」を紹介する機会を得ました。
報告する内容をまとめていると、実にたくさんの保護者や地域の皆様に教育活動に参画していただいたことがはっきりとしました。そして、1つ1つの関わりが、子どもたちの豊かな学びにつながっていることを実感しました。
公立学校の強みは、「地域をもっていること」だと思います。地域の人、モノ、ことなどすべてが教育にとっての最大の環境要因であるからです。
学校には、信頼できる大人の力が必要です。保護者や地域の皆様に教育活動に参画していただき、教職員だけでは実現することのできない豊かな学びを実現していきたいと考えています。
今後ともご協力をお願いします。具体的に協力していただきたいことについては、学校だより等でお伝えしていきます。
「小中連携 あいさつ運動」を企画中です!
本校の生徒会役員は、毎朝、昇降口でさわやかなあいさつをしています。さらに、月初めに「犬中あいさつの日」を設定し、有志によるあいさつ運動を展開しています。
こうした運動を「南犬飼中学校区」に広げる企画が上がってきました。
目的は、「南犬飼中学校区の児童・生徒が、自分から進んで元気にあいさつできるように働きかけ、地域の活性と連携した指導体制をつくる。」としています。
出身小学校に出向いて、小学生と一緒にあいさつ運動を展開することに大きな意味があります。
中学校区の学校間で連携できる取組が始まります。こうした連携が少しずつ広がっていくことを期待したいと思います。実施は、2月の最終週から3月第1週の朝の時間帯を予定しています。
初めての試みではありますが、各小学校の校長先生方はこの企画を快諾していただきました。心から感謝申し上げます。
リレーで伝える本校の強み!④
「リレーで伝える本校の強み!」第4弾は、次期生徒会長が思い描いている「強み」について語ってもらいました。
■私が思う本校の強みは、「一人一人の個性を生かして活動していること、やるときはやり、何事にも全力で取り組むこと」の2点であると思います。
具体的には、運動会や輝光祭などの学校行事において、生徒一人一人の個性が輝き、全力で取り組んでいる姿をたくさん見ることができました。これこそ本校の強みであると思います。
2年生は、先週、立志スキー学習に行ってきました。そこでも同じように、私の考える本校の強みを発揮することができていたなと思います。
例えば、一人一人の立志の誓いで個性があふれていること、その誓いを全員が真剣に聞いていることです。
しかし、2年生には弱みもあります。私たちの弱みは、「自分くらいはいいや」といった甘さがあります。このような弱みを克服していきたいと思います。
令和4年度の犬中の強みを、来年度もカタチにして受け継いでいきます!
「伝統不息」の石碑が登校する生徒を出迎えています。脈々と受け継がれた伝統は校風となります。
ノーチャイムは、生徒を全面的に信頼してきた本校の校風そのものです。それに応えてきたのは皆さんの先輩方です。
皆さんも新たな校風を創り出しています。これからの時代に求められる資質・能力に沿った「聴く力」や「対話する力」や「表現する力」です。そのことをあらゆる機会で発揮できていることを誇りに思ってください!
次期生徒会長の伝統継承の覚悟を心強く感じました。ありがとうございました。
第2回 学校保健委員会を行いました!
生徒会活動が活性化され、各委員会の活動にたくさんの工夫と意欲が感じられます。
Withコロナと言われる中、学校生活も様々な感染対策を講じ、今までとは違った生活様式を当たり前にできるようになりました。特に、保健委員会と給食委員会の常時活動は、直接関わりがあります。
今年度、学校保健、学校安全、学校給食の取組をまとめて報告した「健康推進学校審査会」中学校の部において、下都賀地区最優秀校、栃木県最優秀校となり表彰されました。
2月2日(木)、第2回学校保健員会をオンラインで開催しました。
学校保健委員会のテーマは「WITHコロナ~望ましい生活習慣の定着を目指して~」としています。
それぞれの委員会の代表が、実践した内容と成果や今後の課題について報告しました。
保健委員会は、シャボネット液や消毒液の補充、給食後の歯磨きの実施状況やハンカチ所持率の調査結果、新たに教室の換気の効果については発表しました。
給食委員会は、SDG'sの視点からごみの軽量化作戦に取り組んだ様子を動画に収めていました。ごみの量を半減することができました。
学校医様、学校歯科医様、学校薬剤師様の皆様方にも参加していただき、ご助言を賜りました。
・手洗いの際、手のひらのけがなどに留意してほしい
・食後のブラッシングの習慣化を継続してほしい
・清潔なハンカチを持参してほしい
本校生徒に身に付けさせたい4つの力を、「目標を持つ力」「自分を律する力」「人間関係を築く力」「課題を解決する力」としています。
健康に対する取組においても、こうした力をバランスよく発揮していくことが大切であると実感しました。
できることを見い出し、学校保健委員会を継続することができました。ご協力いただいた学校三師の皆様や保護者に心から感謝申し上げます。
特色選抜入試の願書等を提出しました!
栃木県立高等学校全日制課程の入学者選抜は、一般選抜と特色選抜の2通りがあります。
一般選抜は、5教科で行う学力検査と一部の学校では面接を実施します。
特色選抜は、各学校が定める「特色選抜に出願するための資格要件」を満たす者で、合格内定後は入学を確約できることが条件です。募集定員の「10%程度」「20%程度」「30%程度」のいずれかから各学校・学科ごとに定められます。
面接、作文または小論文、独自の検査を行う学校もあります。
2月1日(水)、特色選抜の出願でした。
本校からは、宇都宮市、真岡市、鹿沼市、日光市、下野市、小山市、栃木市、壬生町など県内広範囲にわたる21校、19学科に出願します。
3年生の廊下には、特色選抜入試までの日めくりカレンダーが表示されていました。
3年生の皆さん、寒さは厳しい時期ですが、自分の可能性を信じて頑張ってください!
立志式を行いました!
1月27日(金)、第2学年は、奥日光高原ホテルにて立志式を行いました。
立志は、かつての元服に相当します。中学2年生のこの時期は、これからの自分を考える大切な節目でもあります。
式は、厳粛な雰囲気の中で行われました。
一人一人が、将来に向けた決意を自らの言葉で披露しました。将来の夢、人としての生き方、社会への貢献など真摯に自分と向き合う姿勢に心打たれました。
式典後は、それぞれの保護者が思い出の写真とともに我が子に向けたメッセージが紹介されました。名前に込められた願いや将来に向けた声援などたくさんの愛情が込められたメッセージに感動しました。多くの保護者は、「幸せな人生を送ってほしい!」「優しい人になってほしい!」「思いやりのある人になってほしい!」「自分らしく!」などを望んでいることが分かりました。
子供たちは、スライドに映し出された原本を手にし、保護者に対する思いをはがきにしたためました。
幸せであることを実感するひとときとなりました。
【式辞】
山本有三という栃木市出身の作家がいます。代表作に「路傍の石」という作品があります。主人公は、愛川吾一という少年です。
吾一少年は、鉄橋にぶら下がり、汽車を止めてしまうという事故が起こします。そのことを知った担任の次野先生が吾一少年を諭した言葉です。
次野先生の言葉には、二つの大きな意味が込められていると思います。
まず一つは、この「われ一人なり」は、「吾一」という名前でなくても、皆さん一人一人にも言えるということです。この世の中に、自分という存在は一人しかいません。つまり、人はそれぞれに、一度しかない人生を、一つしかない命を生きています。皆さんの一人一人が、そして皆さんのまわりの一人一人が、一度きりの一生を、一つしかない命を生きている大切な存在です。自分自身の存在を、そして仲間の存在を大切にできる皆さんであってほしいと思います。
もう一つは、「たった一度しかない一生を、本当に生かさなかったら、人間、生まれてきたかいがないじゃないか。」という言葉です。
「自分を生かす」とは、「本気で生きる」そして「幸せをつかむ」という意味です。人生は一度きりです。幸せになる権利は、誰もに与えられたものです。
志という言葉は、士と心で構成された文字ではなく、之と心でできた文字です。心が之(ゆく)です。心が方向を持つということです。 こういう人生を歩みたいという方向を決めたならば、前に進むということを意味しています。志を高く、一度きりの人生を歩んでほしいと思います。
皆さん一人一人が、幸せな時間をたくさん作りだせるようにと心から願い、式辞といたします。
スキー学習に行ってきました!
第2学年は、1月27日(金)より1泊2日で奥日光にスキー学習に行ってきました。
スキー学習の目的は、
①自己の目標に向かって努力する態度を養う。
②生徒間の相互理解を深め、健全な心身を育成する。
③自分の役割に責任をもって取り組む実践の場とする。
としました。
掲げたスローガンは「踏み出せ一歩 未来の道へ ~ スキー大スキー!!!!! ~」です。
各クラス2名の10名の実行委員が中心となって、出発式をはじめとする式典の計画や当日の運営を行いました。
スキー場は、粉雪の舞う絶好のスキー日和となりました。生まれて初めてスキーを経験する者が半数以上です。
ブーツに足を踏み入れた途端に、自由に身動きできない状態を、「ペンギンの気持ちがよく分かる!」と表現していました。
一面白銀のゲレンデは、少年少女の心を一瞬で子どもに変えてくれました。誰も歩いていない新雪の上を、楽しむかのように足跡をつけていました。
スキー学習は、これまでの経験を基に15班(1班10名前後)に編成されました。スキー用具の脱着、転び方、起き上がり方、止まり方、歩き方、方向変換、リフトの乗り降り、滑り方など1つ1つの過程を丁寧に学ぶ姿が印象的でした。
スキーは、自らの成長を実感できるスポーツです。できるようになったことを自らが味わうことができるからです。
2日目にスキーブーツをはくまでの時間も短縮し、自然に歩き出す姿がそのことを物語っていました。
子供たちの姿を見ていて、相田みつを氏の言葉を思い出しました。
受身
柔道の基本は受身
受身とは投げ飛ばされる練習
人の前で叩きつけられる練習
人の前でころぶ練習
人の前で負ける練習です。
つまり、人の前で失敗をしたり 恥をさらす練習です。
自分のカッコの悪さを多くの人の前で ぶざまにさらけ出す練習
それが受身です。
柔道の基本では カッコよく勝つことを教えない 素直にころぶことを教える いさぎよく負けることを教える
長い人生には カッコよく勝つことよりも ぶざまに負けたり
だらしなく恥をさらすことのほうが はるかに多いからです。
だから柔道では 始めに負け方を教える
しかも、本腰を入れて 負けることを教える
その代り ころんでもすぐ起き上がる 負けてもすぐ立ち直る
それが受身の極意 極意が身につけば達人だ
若者よ 失敗を気にするな 負けるときにはさらりと負けるがいい
口惜しいときには「こんちくしょう!!」と、正直に叫ぶがいい 弁解なんか一切するな 泣きたいときには 思いきり泣くがいい やせ我慢などすることはない
その代り スカッーと泣いて ケロリと止めるんだ
早くから勝つことを覚えるな 負けることをうんと学べ 恥をさらすことにうまくなれ そして下積みや下働きの 苦しみをたっぷり体験することだ 体験したものは身につく 身についたもの それはほんものだ
若者よ 頭と体のやわらかいうちに 受身をうんと習っておけ 受身さえ身につけておけば 何回失敗しても すぐ立ち直ることができるから… そして 負け方や受身の ほんとうに身についた人間が 世の中の悲しみや苦しみに耐えて ひと(他人)の胸の痛みを 心の底から理解できる やさしい暖かい人間になれるんです。
そういう悲しみに耐えた 暖かいこころの人間のことを 観音さま、仏さま、と呼ぶんです。
子供たちの笑顔が輝いていました。
少しの成長を感じ取れたこと、やればできるという実感を味わえたこと、仲間の存在が自分を勇気づけてくれたことなど大切なことを学ぶことができたスキー学習でした。
学校だより1月号
12月には、第2回学校評価アンケートにご協力をいただきありがとうございました。評価結果をまとめ、次年度の学校経営計画や教育計画の作成を進めているところです。
キャリア教育を兼ね計画的な講演会を行っています。また、第2学年は、1月27日(金)から1泊2日で、日光湯元に立志記念スキー学習に出かけます。
明るい未来を見つめながら、力強く歩みを進めていこうと思います。
学校だより1月号が出来上がりました。ぜひともご一読ください。
リレーで伝える本校の強み!③
「リレーで伝える本校の強み!」第3弾は、生徒会長が思い抱いている「強み」について、自分の言葉で語ってもらいました。
■私の考える本校の強みは、「想いがカタチとなり、学校が活発化していること」だと思います。
生徒の皆も、「本校の強みは何か?」と問われたら、きっと同じようなことを思い浮かべるはずです。それは、皆さんが「有志による多くの取組にも参加してくれたこと」「当事者意識を持って『生活の心得』の見直しを行ったこと」などにより、主体性が磨かれたのだと考えます。
本校の強みは皆さん自身の強みにもなりえます。後輩の皆さん、個々の強みを生かし新たなステージで輝いてください!
そして、3年生のみんな、今は受験で辛い時期だけれど最後まで頑張ろうね!
故やなせたかし氏が作詞した「アンパンマンのマーチ」に、「何のために生まれて 何をして生きるのか 答えられないなんて そんなのはいやだ!」という一節があります。
子供たち誰もが「うれしい」と言える「生きる喜び」を感じるような世界を、それぞれの与えられた場で、それぞれの力でつくりあげてほしいという願いが込められています。
この歌詞は、特攻隊員として若い命を戦争で失ったやなせ氏の弟を思う心の叫びでもあったそうです。
「アンパンマンのマーチ」 作曲 やなせたかし 作曲 三木たかし
そうだ!うれしいんだ 生きる喜び たとえ 胸の傷が痛んでも
何のために生まれて 何をして生きるのか 答えられないなんて そんなのはいやだ!
今を生きることで 熱いこころ燃える だから君は行くんだ ほほえんで
そうだ!うれしいんだ 生きる喜び たとえ 胸の傷が痛んでも
ああ アンパンマン やさしい君は 行け!みんなの夢守るため
中学校生活を送る中で、経験を通して本校の「強み」を実感し、そのことを自分の言葉で伝える生徒を頼もしく思います。
強みを自信や力に変えてほしいと思います。
生徒会長ありがとうございました。