学校生活の様子・ブログ
2024年 謹賀新年✨
新春のお喜びを申しあげます
壬生町は藩校『学習館』の歴史深い町。論語を軸に教育活動を推進しています。昨年度の輝光祭のテーマは「温故知新(故きを温めて新しきを知る)」。子どもたちは、南犬飼中の伝統に、自分たち・地域の皆様・教職員の想いをのせて、新しい文化へと確実に歩みを進めました。
「子曰く、学びて思わざればくらし、思いて学ばざればあやうし」子どもたちとともに教科書・文献から学び、探究的な学習を推進してまいります。地域の皆様・保護者の皆様の支えに感謝し、一回り二回りと成長していけたらと思います。
今年は辰年、昇り龍のように、「あって当たり前の学校から、無くてはならない学校へ」躍進できるよう教職員一同、尽力してまいります。本年も変わらぬご寵愛をよろしくお願いいたします。
皆様にとって、幸せな一年となりますように・・・
2023年を振り返って✨
「夢や希望をもてる教育活動を通して、生徒や保護者、地域の皆様、教職員の幸せな時間づくりを応援します。」をビジョンに掲げて4年目。
『失敗から学ぶ』を合言葉に始まった1学期。
自分を成長させるために新たなことへ「挑戦」した学期となりました。子どもたちの想いをカタチに、「運動会の最後は応援してくれている皆様に感謝の思いを込めて『魅せる』演技を」という伝統を継承しながら、時流を取り入れた創作ダンスは3年生を中心に全校生徒でのシンクロと各縦割団での表現に挑戦しました。約500人が同じ想いを共有し、感動的なシーンをたくさん生み出してくれました。そこには「失敗が許される」空気感、「あなたならできる」という空気感が生まれていました。
『中身を充実させる』を合言葉に始まった2学期。
充実させるためには何が必要であるかを学んだ学期となりました。
2年生の宿泊学習は中学校生活初の宿泊体験となりました。寝食を共にすることで見える友達の新たな良さ、計画的な準備が成功につながることへの気付き、子どもたちの振り返りから充実した2日間であったことが伝わってきました。
子どもたち一人一人が輝きを放つ輝光祭では、「之を楽しむ者に如かず」の言葉通り、各コースでの探究活動が工夫を凝らして展示・発表され、観客を魅了しました。子どもたちの想いがカタチになっていく過程を見ることができ、幸せな時間が流れていました。先生方のサポートによって、子どもたちの主体的な活動がさらに「強みを生かした活動」に成長しており、充実した文化祭になりました。
生徒会を中心に、学習委員会のスタディーラジオ、交通委員会のスケアードストレートや注意喚起、福祉委員会の落ち葉はき、緑化委員会の学級対抗環境整備活動、資源委員会の学級対抗ペットバトル、図書・給食委員会の読書週間コラボ給食、生活委員会のあいさつ運動、美化委員会の今週の気付き放送などなど、各委員会が新たなことを計画・立案・準備・運営・振返と自走していました。
そして、一番の生命線である「授業」について大きな一歩を踏み出しました。子どもたちの探究的な学びが随所に見られ、より主体的な取り組みで、一人一人が自分のペースでしっかりと学び、尚且つ、互いの良さを取り入れながら成長する姿が見られました。自分の意志で進めるからこそ達成感が生まれ、「中身が充実する」時間になったのではないでしょうか。根っこ学力が育っているからこその「授業」です。ここから育った幹と葉が生い茂り、春には素敵な花が咲いてくれることを祈ります。
縦割り総合コースや、2年生のクエストエデュケーション、1年生の職業人講話、3年生の放課後学習サポートなど、多くの場面で地域の方々のお力添えをいただきました。そして、奉仕活動や駐車場誘導、制服検討委員会などPTAの方々のご協力を多分にいただいた2023年でした。学校教育を支えていただ多くの方々に心より感謝申し上げます。大変お世話になりました。ありがとうございました。今後ともよろしく願い申し上げます。
よいお年をお迎えください。
2学期終業式
12月25日(月)、2学期終業式を行いました。各学年代表生徒が2学期を振り返り作文発表しました。
【1年生代表生徒】
・校長先生が2学期始業式におっしゃっていた、中身を充実させることを意識して生活してきた。
・日々の努力、特に授業や家庭学習への取組を大切にした。
・あいさつの向上を心がけた。あいさつを返した時に清々しい気持ちになったので、どんな時も大きな声であいさつできるようにしたい。
・部活動では、仲間とコミュニケーションを大切にし、仲を深めた。
・3学期、さらに高い目標を持って精進したい。
【2年生代表生徒】
・頑張ったことの1つ目は、部活動。部長になって不安だったけど、みんなの協力でまとまりが出てきた。励まし合うことの大切さを学んだ。
・頑張ったことの2つ目は、学級委員としての働き。3分前着席の呼びかけをし、みんなの協力でできるようになった。
・3学期はさらにリーダーシップを発揮し、思い出に残るクラスにしていきた。
・3学期は3年生0学期。3年生の姿をよく見て学んでおきたい。
【3年生】
・受験に向けて自分と向き合った2学期だった。
・学級委員としてクラスをまとめることを頑張った。クラスの雰囲気づくりのための声掛けを意識し、気付いたことを積極的に行動できた。
・合唱を通して協力し合えるクラスになった。
・輝光祭は、地域の方のありがたさを感じ、感謝しながら活動した。
・受験に向けて全力で頑張っていきたい。
どの学年の代表生徒も2学期の生活を客観的に振り返り、さらに成長する意欲を発表してくれました。実に立派な発表でした。
【学校長式辞】の内容
・学校行事を振り返ると、充実した学期になったと感じます。1つ1つを思い出すだけで、思い出が蘇ってきます。
・2学期始業式の時に中身を充実させよう、学力は日々の努力が大切という話をしたが、どうだったでしょうか。今の努力は3月頃に表れます。
・冬は木が育つ。目には見えないが、木は冬の間に成長している。寒さに耐えて、栄養を蓄え、成長している。皆さんのことを考えると、学習・部活動・心の成長が望まれる。この冬をどのように過ごすかで大きな成長に繋がる。12月~3月の過ごし方を大切にし、一段上の自分に成長してほしい。陰ながらの努力を期待しています。
木は寒い中でも淡々と春に向けて成長し、春には綺麗な花を咲かせます。自らの努力によって、皆さんも春には満開の花を咲かせてくださいね。
数学:探究的学習「三平方の定理」
3年生は「三平方の定理」の単元で、探究的な学習にチャレンジしてみました。5時間の授業の最終形は『プレゼントの箱にかけたリボンの最短の長さを求めよう』というもの。さてさて、教科書を解読して必要な知識・技能を身に付け、この難問を解くことができるかな?
5時間分の計画を立ててスタートです。
①三平方の定理を理解する ②定理を証明する ③辺の長さ・対角線を求める ④立体の紐かけを解決できる ⑤最終パフォーマンス課題をスライドにまとめる
子どもたちは、箱を用意してリボンを実際にかけてみたり、模型を作って展開図で確認したり、友だちと協力しながら、試行錯誤していました。一方では、「自分で何とかして解いてやる!」と頑張っている姿もありました。
5時間の授業の振り返りには、
空間の中で紐をかけると、直線のときにが一番最短になることがわかりました。また、展開図にすることで直線が分かりやすく引けて、そこから直角三角形になっていることがわかり三平方の定理が使え、全て繋がっていておもしろいなと思いました。
リボンの長さを求めることはできなかったけど、三平方の定理の証明はスライドにまとめて完成させることが出来ました。すべての過程を自分のペースで、自分のやり方で進めていけるのでとてもやりやすく、よかった。
展開した形はわかったけれど、リボンの長さを求めることはできませんでした。どこまでリボンがかかっているのか考えるのが難しかったです。でも、自分の決めたことを計画通りに進められたと思います。
リボンの長さを求めることが出来ました自分のペースでいろいろと考える余裕ができて、いつもの授業より考えながらやることが出来ました。
と書かれており、数学的な見方・考え方を働かせた子どもたちの知的好奇心は、もっともっと広がっていきそうです。
家庭科【保育交流授業】
コロナ禍中はオンラインで保育交流をさせていただいていましたが、本年度は訪問して直接交流させていたいただきました。
この単元では、「幼児の生活と家族について、課題をもって、幼児の発達と生活、幼児との関わり方に関する基礎的・基本的な知識を身に付け、それを支える家族の役割や遊びの意義について理解し、幼児との関わり方を工夫することができるようにすること」をねらいとしています。
子どもたちは、保育園での幼児の様子を肌で感じ、その愛くるしさとキラキラ輝く瞳に魅了されてきたようです。まさに、将来の幸せな時間づくりに直結していく活動でした。
12月4日(月)3年5組
12月5日(火)3年2組
12月11日(月)3年4組
12月12日(火)3年1組
12月15日(金)3年3組
「とにかく明るくて可愛すぎるぅ。」「底抜けの体力がやばいです。」と育児の楽しさと大変さを実感してきたようでした。
ご協力いただいた壬生寺第二保育園の先生方、園児の皆さん、ありがとうございました。