学校生活の様子・ブログ

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社会科の研究授業を行いました!

 本校は、自分に自信を、生まれ育った地域を誇りに思えるような教育を目指しています。コミュニティ・スクールを展開し、保護者や地域の皆様のおかげで、子どもたちの豊かな学びにつながっています。

 また、NIE(教育活動に新聞を取り入れる)の導入により、社会や世界に目を向けるきっかけとなることを期待しています。

 

 9月27日(火)、3年1組で社会科公民分野の研究授業を行いました。

 若者の政治離れが叫ばれて久しくなります。その間、成人年齢は18歳に引き下げられました。

 3年1組の教室では、選挙の大切さや現在抱える課題について学んでいました。立候補者の公約に着目し、有権者の世代を考慮して誰に投票するのかを考えました。

 公約は、有権者に向けた大切な約束であることに気付いていました。

 その後、子どもたちはそれぞれの端末でformsを使い、選挙のシミュレーションを行いました。投票率100%の場合と、直近の選挙における実際の投票率や世代別割合を考慮した2回目とでは、当選者が変わってしまうことに驚いていました。

 

 子どもたちは、3年後には選挙権を有することになります。世の中の出来事に関心を持つこと、そして社会をより良くしようとすること、自分たちの役割であることを自ずと感じ取ることができたに違いありません。

 学校での学びは、将来につながっていることを実感する授業でした。

本校の衣替え

 「学校は社会の縮図」であると言われます。社会に出ていくための準備や心構えなど多くを学ぶ場でもあります。

 子どもたちは、自分たちの学校を自分たちの力で変えていく行動を重ねています。その際、人の話を聴くこと、自分の考えを持つこと、対話を通して納得解を導き出すことを大切にしています。

 

 現在、栃木県では「COOL CHOICE とちぎ」県民運動の一環として、10月31日(月)までクールビズを推奨しています。本校ではこの運動に合わせて「衣替え」を考えています。

 夏の暑さ対策として、半袖運動着やハーフパンツで学校生活を過ごす「スーパークールビズ」を先週まで実施してきました。9月26日(月)より制服で登校する「クールビズ」に切り替えました。

 来週10月3日(月)に夏服から冬服への「衣替え」を行います。

 ただし、10月31日(月)までは本県「COOL CHOICE とちぎ」県民運動に合わせて移行期間とし、個人の判断で気温差に対応していきます。

制服についての勉強会が開かれました!

 生徒会は、今年度も引き続き「生活の心得」の見直しを進めています。

 これまで「制服」に関する意見もいくつか提案され、改善されたものもあります。昨年度より導入された女子のスラックスはその1つです。

 新しい制服を導入するという意見が子どもたちから挙がりました。「制服も時代に応じたものにしていく必要がある」という理由です。意見に根拠を添えるという約束は、子どもたちにも定着しています。

 9月22日(木)、生徒会本部役員を対象に「制服勉強会」が開かれました。

 □私服と制服の違い

  私服:自分のための服=おしゃれ

  制服:みんなのための服=身だしなみ → 集団のまとまりを表現

 □制服はなぜあるのか(制服の歴史)

  詰襟、セーラー、イートン

 □多様な性への対応

  LGBT :トランスジェンダーへの対応 → ブレザー型、スーツ型の増加

 □最新の素材

  超撥水、360度ストレッチ、高耐久

 

 制服の役割や意義、制服を変える学校が増えてきた背景などについて学ぶことができました。メモを取りながら、熱心に話を聞き、質問する姿が見られました。

 最新の素材に関する実験では、撥水の効果や伸縮に驚いた表情をしていました。

 子どもたちの現在の制服に対する改善要望など、本音を耳にすることができたことは大きな収穫です。

数学科の研究授業を行いました!

 本校は、栃木県総合教育センターの研究の一環として、ICTを効果的に活用した数学科の授業づくりに取り組んでいます。今年度は、第2学年「一次関数」の単元で研究実践を進めています。

 中学校数学科では、「一次関数」は1つの関門だそうです。したがって、いかに分かりやすい授業を展開するかが求められると授業者はしみじみと語っています。そして、「主体的、対話的で深い学び」につながる単元構成を心掛けたそうです。

 

 9月22日(木)、数学科の研究授業を2年1組で行いました。

 

 ICTを効果的に活用するに当たっては、「協働的な学び」「個別最適な学び」という視点が大切です。

 本時では、「2つの座標から一次関数の式を求める方法を考えよう」というねらいが示されました。

 子どもたちは、❶2点からグラフを書く、❷連立方程式から求める、❸変化の割合から求める、という3つの方法を見い出していました。

 個人での自立解決、グループでの話合いでは、「自分の考えを持つこと」「友達の考えを聴くこと」「納得解を導き出すこと」が丁寧に行われていました。

 個人やグループで導き出した考えを端末に入力し、友達やグループの考えと比較するなど「協働的な学び」が実践されていました。

 「線の引き方はどうするの?」「切片はどう求めるの?」「分からない?どうやるの?」という言葉が自然に友達に向けられていました。

 教室は、学びを楽しむ子どもたちの表情であふれていました。

 「つかむ ー 見通す - 深める - 見つめる」という展開が具現化された授業であったと感じました。

 

全校生徒に交通安全を呼び掛けました!

 9月21日(水)~9月30日(金)、秋の交通安全運動が全国一斉に行われます。

 運動初日の9月21日(水)、オンラインにて交通委員朝会が行われました。

 

 2名の委員さんからは以下のような呼び掛けが行われました。

 ◆自転車の安全な走行について、法令の順守やマナー

 ◆通学路の危険個所における留意点

 

 全体的な諸注意に加えて、実際に登下校する通学路の安全を自己点検することは大切なことです。交通委員の皆さん、準備や運営ありがとうございました。

 内閣府のスローガンにあるように「事故にあわない、おこさない」を実現していきましょう!

 

 

 最近、通勤で車を運転していて少しずつ変わってきたと思えることがあります。横断歩道を渡ろうとしている人が見えると、横断歩道前で止まる車が増えてきました。「止まってくれない栃木県」のPR動画の影響が表れ始めているように感じます。

 

 そんな横断歩道前の光景に、ヘルメット姿の本校生徒が見えました。止まってくれた車に軽く会釈をし、渡り終わると「ありがとうございました!」と運転者に言葉を添えていました。

 わずか5秒の出来事でしたが、心が洗われるような思いがしました。そして、本校生徒であることを誇りに思えた出来事でした。

 こうした、わずか数秒の出来事が社会を変える風になるのだと思います。本校生徒の「バタフライ効果」を垣間見ることができたように感じました。