学校生活の様子・ブログ
目で見てわかる授業へ
2年生の教室を覗いてみると・・・
社会の授業でNHKの番組を自分のペースで視聴し、ワークシートにまとめていました。産業の移り変わりに焦点を当てて、帯グラフで違いを分析していました。子どもたちは第1次産業が思った以上に少なくて驚いていました。「もしも、輸入が止まってしまったら?」という先生の質問に「食べ物がなくなる」と答える子どもたち。持続可能な世の中を目指す必然性も感じていたのではないでしょうか?
数学では、連立方程式の解き方について、リンゴとミカンのマグネットが用意されていました。「リンゴが消えて、ミカンだけの式になるから」とマグネットを動かしながら友達が説明するのを、うなずきながら聞いていました。1年生で学んだ1次方程式の形にしちゃえば・・・と考えられることが数学的思考ですね。
理科の実験の考察を書く表情は真剣そのもの!実験の図解と自分の言葉で表現することを大切にしています。少しずつ専門的な言葉で説明できるように、条件を変えた実験を通して学んでいます。
英語の授業では、前時の黒板の写真が手元に映されることで、子どもたちは学んだことを確認しながら進められていました。"I play the piano."と答えてくれた生徒に対して、先生が「YES!be動詞は「=(イコール)」だからI am the piano.だと?」と笑いを交えながら、go to bed. take a bath. など新しい表現を楽しく学んでいました。
ALTの先生がBig voice,Gestureと要求すると、子どもたちはそれに応えようと工夫していました。言語のみのコミュニケーションは30%ほどと言われています。残りは表情や身振り手振り、声のトーンなど様々な要素が絡んで相手に想いが伝わりますね。友達の発表を温かく受け止める教室の雰囲気もとても素敵でした。
子どもたちが、生き生きとしている授業とは何でしょうか。「学びに向かおうとしている」「聞くだけの受け身になっていない」「子どもの居場所がある」などが考えられます。
「もう一度説明してほしい人?」「友達に聞いてみたい人?」こんな声が教室に響く授業でした。
南犬飼中学校では昨年度まで聴くことを重視した学習規律の確立を目指してきました。視覚的な情報も含めた「聴くこと」を楽しめる、聴き合う授業の広がりが、生徒の幸せにつながっていきます。
修学旅行(3日目)
今朝も元気な3年生。旅行の疲れが見える生徒もいますが、3日目の行程は予定通りにスタートできました。
この日の朝は、旅館をチェックアウトするために清掃をしたり、自分の荷物を自宅へ送る準備をしたりするなど慌ただしい朝になりましたが、着実に一つ一つこなしていきます。
3日目は京都市内クラス別研修です。
各クラスの行程は次の通りです。
1組 清水寺 三十三間堂
2組 清水寺 東寺
3組 嵐山散策 トロッコ列車乗車
4組 北野天満宮 嵐山散策
5組 清水寺 高台寺 八坂神社
4月に新クラスがスタートしてすぐに各クラスで決めた目的地です。それぞれのクラスの個性や担任のこだわりを含めた行程となりました。
12時から京都駅前のハトヤ瑞鳳閣で昼食をとり、新幹線に乗車して帰路につきました。
帰りの新幹線の中では、楽しい旅行が終わってしまうのを惜しむかのように友だちとの時間を満喫する生徒がいたり、疲れて眠ってしまう生徒もいました。
4月から少ない準備期間の中で、合間に運動会があったり、連休を挟んだりするなどしましたが、実行委員を中心に準備し、各クラス、グループで行き先を考え、無事に3日間の旅行を終えることができました。
こうして3年生にとって中学校生活最後となる行事が一つひとつ終わっていきます。そのたびに成長した姿を見せてくれる3年生。非常に頼もしくなりました。
解散式では、子どもたち自身の成果と課題に加え、学んだことやたくさんの気づきが実行委員から語られました。何より実行委員の中でも多くの生徒が、今回の修学旅行に関してお世話になった方々への感謝の気持ちもつことを大切にしていました。
各家庭でたくさんの「ありがとう」が溢れていることでしょう。
3年生の保護者の皆様、大変お世話になりました。
ありがとうございました。
修学旅行(2日目)
修学旅行2日目です。
朝の生徒達の様子は、体調不良を訴える生徒もなく元気に起床しました。
午前9時から10時まで、座禅体験を行いました。場所は妙心寺です。
妙心寺は臨済宗妙心寺派の大本山です。その中の退蔵院で座禅体験です。
退蔵院の門をくぐると、新緑が映える庭が迎えてくれました。
まず、座禅を行う目的や座禅の組み方について説明を受けます。説明してくれた住職さんは、座禅は心の掃除をすることだとおっしゃいました。
心を無にし、雑念が湧いたら自分の呼吸に集中します。
旅行中の街中の喧騒から離れ、ほんの僅かな時間でしたが、雨粒が落ちる音を聞きながら静かな環境の中で自分の心と向き合う貴重な体験となりました。
座禅体験の後はこの日のメイン、班別研修です。グループごとに1日お世話になるタクシーの運転手さんと出会い、京都の街へと出掛けて行きました。
夕食の様子です。
友だちとの班別研修がよほど楽しかったのか、話が尽きませんでした。
この日の夜の班長会議では旅行中に購入した物の取り扱いについて話し合いました。旅行中にも、自分たちで考え、判断し、行動することを実践しています。様々な価値観に基づいて出された意見をまとめ、合意形成することはこれから大人になる子どもたちに必要な資質能力です。社会の実場面で考え、学ぶことができる貴重な機会となりました。
最終日もたくさんの思い出を作り、お土産話を持ち帰って欲しいです。
1学年 校外学習
5月29日(月)1年生は、モビリーティーリゾートもてぎへ行ってきました。
出発式では、実行委員長から「クラスの仲をより深めること。まだ話したことのない人と話してみましょう。また、自分の行動に責任を持ちましょう。」と話がありました。
開講式では、施設長様から「人、自然、モビリティーの融合によって持続可能な社会を作ることを目指しています。」と説明がありました。HONDAのHPには「人は移動するには目的があります。人がほかの場所に移動して、人と出会うことから社会は始まります。移動によって、様々な人が出会い、互いに学びあうとき、そこに新しい文化、新たな価値が生まれてきます。それがモビリティー文化」であると書かれています。
今回の目的は、『もてぎスキルアップアドベンチャー』の体験によって、子どもたちが主体的に解決しようとする過程で、互いを認め、補い合い、全員で力を合わせることで、創造性があらわれてきたり、リーダー性があらわれてきたり、一回りも二回りも成長することです。施設の方から「御校の生徒さんはとても素直で男女の仲がいいですね。だからこそ更にその上のレベルを目指して、時間ギリギリまでちょっと難しい課題に挑戦してほしいですね。」とお褒めの言葉をいただきました。そして、「ここでは、子どもたちの可能性を信じて5分でも10分でも待ちます。」との言葉に、まさに本校の想いに共感するところであり、授業にも通ずるところであると感じました。
子どもたちは少しずつ難易度があがる課題をクリアするたびに、満面の笑顔を見せてくれました。思わず友達とハイタッチしたり、友達に抱きついたり、全身で表現していました。子どもたちの可能性と笑顔を引き出してくださったファシリテーターの方々、本当にありがとうございました。
バスの中では、最後に実行委員さんが「今日で、運動会の時よりも更に仲良くなったと思うので、学校生活でも仲良くやっていけるといいなと思います。」と話してくれました。これからも学校生活での課題を、みんなで力を合わせて乗り越えていってほしいと思います。
修学旅行(1日目)
3年生は今日から2泊3日の修学旅行に出かけました。
朝5時の集合にもかかわらず保護者の方々の協力により、無事時間通りに出発できました。
宇都宮線で石橋駅から小山駅へ移動し、小山駅で東北新幹線に乗り換え、東京を目指します。
東京駅で東海道新幹線の修学旅行専用列車に乗り換え、京都へ。
最初の目的地は奈良公園です。
ガイドさんの話もしっかり聞き、質問にも積極的に答えてコミュニケーションをとる犬中生です。大仏殿と南大門を見学した後は、奈良公園の鹿とたわむれる犬中生。しっかり子供らしい表情を見せてくれます。
次の目的地平等院
最後は伏見稲荷大社
今回の旅館、お宿いしちょう
夕食はすき焼きです
班長会議の様子
体調を崩す生徒もなく、みんな元気に過ごしています。
明日は雨の予報ですが、班別研修です。
雨ならではの風情のある京都を味わってほしいと思います。