学校生活の様子・ブログ

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表彰式を行いました!

 3月24日(金)、今年度最後の表彰式を行いました。

 運動面、文化面など、幅広い分野にわたってたくさんの活躍が見られました。

 

 主な表彰は以下のとおりです。

■第47回「ごはん・お米とわたし」作文・図画コンクール 作文の部 佳作、図画の部 銅賞

■下都賀支部冬季ソフトテニス強化練習大会 女子の部 第3位、男子の部 第3位、第5位

■書初栃木地区展  優賞8名、特賞2名、推薦2名

■書初中央展 金賞2名

■小山市協会長杯バドミントン大会 第3位

■小山市長杯中学生卓球大会 女子団体 第3位

 

 

 

生徒会活動の舞台裏

 生徒会活動は、本校の誇れるものの1つであり、強みであると思います。

 「主体性を育む生徒会活動の展開」「生徒の思いを大切にする学校行事の推進」という学校経営の努力点を、見事に行動で示してくれました。

 子供たちの輝く姿の舞台裏では、輝きを演出している者の存在があります。

 

 3月23日(木)、生徒会担当職員は1・2年生に対し、今年度の生徒会活動の振り返りと労いの言葉を伝えました。

 

 

 今年度の生徒会は「心~想いをカタチに~」のスローガンの下で様々な活動をしてきました。

 今年度から始まった英会話の前には、K先生にも協力していただき、「Mr.Kの部屋」という企画を行いました。生徒のみんなが英会話に楽しく親しめるようにしたいという生徒会役員の想いがそこにはありました。K先生ご協力ありがとうございました。

 その他にも、各部長さんには「大会にかける想い」を、運動会前には「3年生から運動会への想い」を、1年生の校外学習・3年生の修学旅行の時には各実行委員長さんに「行事への想い」を語ってもらいました。

 オープンスクールの時には、保護者に方に学校生活の様子をもっと知ってもらいたいという想いからスライドショーを作成し、放映しました。

 今年度から始まった「Long昼休み」、「犬中あいさつの日」では、たくさんの生徒の皆さんが参加し、盛り上げてくれました。

 

 生徒会活動・学級活動などの特別活動は「なすことによって学ぶ」と言われています。それは、行動することによって新たな気づきが生まれたり、心の中で深く考えたりすることがあるからです。

 そして、その気づきや考えが皆さんの成長に繋がるのだと思います。

 

 今年度の生徒会活動は今まで以上に生徒の想いを大事にして活動してきました。

 しかし、それは簡単なことではなく、そこには、多くの先生方の協力がありました。計画を出すのが遅くなり、実施の直前になってしまっても、温かく一緒に活動してくださる先生方の姿がありました。

 本当にありがとうございました。

 

 今、私が読んでいる本の中に、「学校は楽しいところじゃない、楽しくするところだ!」というものがあります。まさに今年度の生徒会活動はその言葉通りだったと思います。

 

 これからの未来は、先が分からない、不透明な社会が待っていると言われています。

 しかし、先が分からないから不安になるのではなく、分からないからこそ、自分たちで何でも作っていける時代になると思います。そして、その社会を楽しくするのは、紛れもなく、自分たちの力です。

 皆さんが行ってきた南犬飼中の生徒会活動はそんな意味や価値があるのだと思います。

 来年度、新しい仲間で、新しい先生たちと、新しい生徒会スローガンの下での活動となりますが、その意味や価値は変わることがないと感じています。

 是非、みんなで、楽しい学校を作っていきましょう。

 

 「学校は楽しいところじゃない、楽しくするところだ!」という表現は言い得て妙です。

 学校の主人公である「生徒」が、楽しいところにしていく過程が楽しいのだと思います。

 

 このように、「意味を教えて、心を伝える」という丁寧な舞台裏の関わりが輝きを引き出しているのだと改めて感じました。

 

 これからも、舞台裏を支える方々を含めた「チーム南犬飼」の総力を結集し、素敵な学校をつくり上げていきましょう!

 

今年度最後のLong昼休みが行われました!

 コロナ感染症は、人と人との距離を遠ざけました。人と人とが出会うとどこかで傷つくこともあります。しかし、人と出会うことに人の幸せはあるのだと思います。


 「絆」という言葉は、ひらがなで書くと、最初の2文字は「きず」です。絆は傷を含みます。人と人が関係を結ぼうとすると、どこかで傷つくこともあります。しかし、それを恐れていると社会が成り立たなくなってしまいます。社会は健全に傷つくための仕組みなのだと思います。学校で学ぶということは、人と人とが関わり合う大切な時間を過ごすことです。

 

 今年度、生徒会は「心 ~想いをカタチに~」というスローガンを掲げました。そして、新たに「Long昼休み」「犬中あいさつの日」という学校づくりの企画をスタートさせました。

 他学年の生徒と交流すること。特に、1年生が安心して生活できるようにすること。友達の小さな声を大事にし、心の声に気付いて、全員が楽しく過ごすために仲間に声を掛けられる南犬飼中の生徒になろうというねらいを設定し、初めてのLong昼休みが始まりました。生徒自らが、深く考え、学校経営に参画しようとしていることに感動しました。

 

 3月22日(水)、今年度最後の「Long昼休み」が実施されました。

 「学級で最後の仲を深めよう!学級レクリエーション」で所狭しと盛り上がっていました。 

 

 北海道のお土産として有名な「マルセイバターサンド」を生み出した六花亭製菓という会社があります。この会社の従業員は、ノルマが課せられていないのに毎年のように新商品を次々と生み出しています。

 その理由は何でしょうか。

 この会社は、お客様に「幸せな時間」を提供することを企業理念としています。旅の思い出とともに自分たちの作ったお菓子を食べていただきたい。お客様の喜んでいる表情こそ「幸せな時間」であり、おいしいお菓子をもっとたくさん作って、お客様の幸せな時間をもっともっと増やしたいと社員全員が願っています。

 

 私たちは、子供たちの夢を大事にしたい。そして、その夢を大きく育ててあげたいと考え、教育活動を進めています。

 これからの時代の幸せ、それは「時間」だと思います。それぞれの時間をどういう想いで過ごしたかどうかで人生が決まります。

 子供たちも教職員も、「幸せな時間」を共有できた「Long昼休み」だったと思います。

 

  夢ある教育には潤いがある。
  目標のある教育には力がある。
  継続のある教育には伸びがある。
  信頼のある教育には心がある。

 


 

 

 

暑さ寒さも彼岸まで!

 連日暖かな日が続いています。

 近年、「入学式の頃が校庭の桜の見頃」という図式が崩れ、3月中に満開を迎えています。本校の北門付近の桜は、もうじき満開となります。正門付近の桜は、今か今かと開花を待っています。

 中庭のスイセンや芝桜も色鮮やかに咲き誇っています。

 

 

 「本気で言いたいことがある」(さだまさし著 新潮新書)の中に、桜について以下のように書かれている一節があります。

 

 昔、うまいと思ったCMコピーに「桜の開花がニュースになる国って、すてきじゃないですか」というのがあった。この発想とか感受性はすばらしい。でもこれは、本来日本人の持っている感性ですよね。

 「桜前線」という言葉は、最近生まれた言葉でしょうが、これはぼくの好きな言葉の1つ。この「桜前線」、日本列島を南から北に移動していくわけでですが、その速度は1日ほぼ20㎞。20㎞ってどれくらいなんだろうって計算してみたら、1秒間に約23㎝ちょっと。23㎝ちょっとというのは大体女の人の靴の大きさ。つまり、春というのは、女の人の足の大きさほどの速さで、しゃなりしゃなりと近づいてくるもの。どうしてこういうものを学校で教えないのかな。もっとも、教えるにしてもちゃんと段取りを踏まないと意味がない。


 いきなり「桜前線は女の人の足の大きさなんだよ」じゃなくて、「桜前線は1日約20㎞進みます。」というところからはじめて、ちゃんと計算させる。1秒間にどのくらい進むのかな、と。すると、23㎝ちょっとくらいとわかるわけ。そこでまた、「身の回りにある、23㎝のものをさがしてみよう。」となって、誰かが「お母さんの足の大きさ」と言うのを待つ。
 子どもたちはきっと忘れないし、うんと楽しく勉強できると思う。

 

 桜前線に興味を持ったら、次は「桜満開の法則」を教える。桜が満開になるのは、開花日から毎日の最高気温を足していって、それが125℃になるころ。そこで、毎日の最高気温はどれくらいか調べ、これからの気温を予測して、いつ満開になるかを計算して予測する。それだけでも十分楽しい。
 そして、満開というのは八分咲きのこと、とも教える。九分を超えると散り始める花も出てくるから、一番きれいなのは八分くらいなんだよ、と。


 桜1つとっても、まだまだ興味は尽きない。満開の後に、花は散る。それに関しても、咲く桜と同じくらいのドラマがある。
 桜の花びらが落下する速度というのは、無風状態でおよそ秒速50㎝。ボタン雪が無風状態ではらりと落ちてくるのとほぼ同じ速度。そこで、「もしや」と思ってぼくも調べてみた。


 蛍はどうなんだろう?蛍は、追い風だと1秒間に1mくらい進む。向かい風だと30㎝くらいになる。ということは、平均を取れば50㎝から70㎝くらいになる。これって偶然にしてはできすぎ。桜の花びら、ボタン雪、蛍、これらの速度は大まかに言うならば、ほぼ同じ。この秒速50㎝というのは、日本人に刻まれた、心地よいリズムなんじゃないでしょうか。

 

 こんな風に四季を眺めてみれば、1年なんて「何ごともなく」過ぎる、などということはない。

 

 お花見の席だって、立派な学習の場になる。川の水辺に花弁が浮いて、絨毯みたいになって流れていく様子を「花筏(いかだ)」という言い方がある。お花見の席で、たまたま後ろに居たお年寄りからそんな言葉を教わるような場面があったら、それこそ確かな教育じゃないですか。

 「花筏って言うんですか。そんな言葉ぜんぜん知らなかった。」なんて言いながら若い衆とお年寄りが「まま、一献」などと一緒に酒を飲んでいる。なんていい光景なんだろうと思う。

 こういう社会の「学び舎」が人生の奥行きを広げると思う。

 

 明後日、3月24日(金)は修了式です。それぞれの学年で、大きな成長を果たしました。春は、その成果をじっくりと確認できる季節でもあります。