学校生活の様子・ブログ
資源委員会の振り返りが掲示されました!
資源委員会は、環境に配慮し、ペットボトルの回収を積極的に行ってきました。
コロナ禍で、活動に大きな制限が設けられてしまいましたが、「できることを、できる時に行う」活動に切り替えました。
年間回収目標を30,000本と設定しました。回収の益金を鉢植えにして、日頃お世話になっている方々へ贈る提案がなされました。
このほど生徒昇降口に、活動の振り返りが掲示されました。
特別活動(生徒会活動、学級活動など)は、「なすことによって学ぶ」と言われています。
行動することによって、新たな気付きが生まれたり、心の中で深く考えたりすることがあるからです。
ペットボトル回収という例年と同様の活動でしたが、「人のために役立ちたい」という想いから提案されたのが鉢植えを贈るということです。
学校を花で美しくしたい!あいさつ運動に行く小学校に鉢植えを贈りたい!こうした小さなきっかけが人を勇気づけたり、元気にしたりすることができます。そして、それは、自分自身に返ってくることを学んだに違いありません。
資源委員会の活動は、全校生徒を笑顔にするすてきな提案でした。
ありがとうございます。そして、お疲れさまでした。
栃木県立高校の合格発表でした!
3月14日(火)、栃木県立高等学校の合格発表が行われました。
義務教育を修了し、初めて自分自身で進学先を選択することになるのが「15の春」です。
両親や学級担任と十分に話し合い、自分に合った進学先を選択してきました。したがって、これまでの過程に意味があり、大切なことであると思います。
これから先、思い通りになることも、そうでないこともあります。
進んだ先で、何を学び、次につなげるのかをはっきりと持っていることがこれからの時代を生き抜く上で必要です。
進学先でどのような力を身に付けたのかを自分の口で伝えられる3年間を送ってください。活躍を期待しています。
今後の栃木県立高等学校の入学者選抜方法が変わることが報道されました。
主な変更点は以下の通りです。
■特色選抜に一般選抜と同じ学力検査を課すこと。
■特色選抜と一般選抜を同じ日程で行い、第一段階で特色選抜合格者を決めた後、合格者以外の全志願者から一般選抜合格者を決める2段階方式をとること。
■追加試験、定員割れした高校・学科で再募集の実施を行うこと。
詳しくは、栃木県教育委員会のホームページに掲載されていますので、ご覧になってください。
学びの成果を表紙に取り上げます!
本校は、教科連絡や1日の日記を記入する「はばたき」と題した生活ノートを学校独自で作成しています。
「はばたき」の表紙や裏表紙には、生徒の作品を取り上げています。
令和5年度の表紙絵の候補作品として、現在の2年生が美術科(版画、ドライポイント)の学びの成果物である作品の写真が掲示されています。作品は、「平和」や「幸福」をモチーフにして制作されました。
どの作品も豊かな感性と表現力にあふれたものばかりです。
子供たちは作品を制作中、日本の平和は当たり前だと思っていました。
しかし、ロシアとウクライナの戦争が1年間も継続されていることをニュースで目にする度に、「当たり前のことが本当に幸せなことだと感じます。」としみじみと話していました。
子どもたちの姿を誇れる学校でありたい!
表題は、生徒会誌「向い原」の巻頭言のタイトルに用いたものです。内容は以下のとおりです。(抜粋)
生徒会は、「心 ~想いをカタチに~」のスローガンを掲げ、見えないものを行為として表出する働きかけを重ねています。子どもたちが、学校を良くするための働きかけをする度に、小さな感動が生まれているように感じます。そして、そこには、考えを聴く姿、思いを自分の言葉で伝える姿があります。
学校訪問の機会に、この2年間の子どもたちの取組や結果として得られた自治的、主体的な態度をご説明し、成果として認めていただいたものです。
■子どもたちが素直で明るく、安心感が漂う雰囲気であること
子ども同士の関係、子どもと教師の関係が良好で、互いを信頼している様子が伝わってきます。身体を話し手に向けて聴くため、聴いてもらえることを実感できるのだと思います。そのため、存在や発言を認めてくれる雰囲気が漂うのです。マスク越しではありますが、笑顔にあふれ、仲間の声を肯定的に聴いている姿が多く見られました。
■自治的、主体的な生徒会活動が展開されていること
生活の心得を時間をかけて話し合ったこと、きまりを自分たちが変えた経験をしたことで、当事者意識を高めました。今年度、次々に繰り広げられている生徒会の「しかけ」のうち、Long昼休み「イヌリーグ」を参観していただきました。生徒会役員の用いる言葉に驚いていました。教室で学級担任と共に、楽しくクイズに答えている子どもたちの様子も印象的でした。「こんなに生き生きと学校生活を送る子どもたちを初めて見ました。」という参観者の感想がすべてを物語っていました。
■組織としての一体感が醸成されていること
学校行事を重ね、学級や学年集団がまとまりました。学年主任を中心とした学年の一体感です。学校行事の後、保護者から子どもたちへのメッセージを共有することは、子どもたちを後押しする力になりました。生徒会が、異学年交流を自ら意識していることも一体感を醸し出す要因となっています。教職員が、学校経営方針を理解し、ベクトルを揃えて実践していることも挙げられます。
ゆっくりと、子どもたちが芽を出し始めました。どのような大輪の花を咲かせてくれるのか待ち遠しい今日この頃です。子どもたちの姿を誇れる学校であることを心から嬉しく思います。
176名が本校を巣立ちました!
鎌田 實氏の「1%の力」という本があります。
重病を患いながら、それでもほんの少しの力を誰かのために費やしている人々の生き方を紹介した本です。以下の文言は、この本の帯に書かれているものです。
自分、自分、自分の時代。
今こそ、誰かのための「1%の力」が必要だ。
「1%なら」心も体も動き出す。
「1%ずつ」事態は好転する。
「1%だけ」視点を変えてみると、見えないものが見えてくる。
「あと1%」を積み重ねると、「101%」の結果にたどりつく。
みんなが、「1%」生き方を変えるだけで、個人も社会も幸福になる。
3月10日(金)、卒業証書授与式を挙行しました。
2年生は式場で、1年生は教室でオンラインで式典に参列しました。国歌、校歌の斉唱や卒業生合唱を行った点は、昨年度までとは異なります。
卒業式に臨む子供たちの姿、それを支える教職員の細やかな心配り、そして卒業生の3年間の活躍のシーン…卒業証書を手渡しながら、まさに走馬燈のように去来しました。
「子供たちの力って本当にすごいな」と実感しています。生徒会活動を中心に、次から次へと「想いをカタチに」してきました。一人一人の子供の力が集約している学校には、大きな力が宿るのだと心から思うことができました。
鎌田氏は、看護師を目指す人たちに深い接し方をしています。
100点は、僕の想定とは全く違う答案ができた時、出題した僕自身が嬉しくなってしまうような答案を見た時。それは、僕自身が学べるというということを意味しています。
いつも満点をとってきた子にとって99点はショックです。優等生であるだけでは生きていけないことと、病気を持っている人間を相手にする僕たちは、その人間が実は、複雑怪奇なんだということに気づいてもらいたいのです。優等生の思い込みだけでは、いびつな人間の看護は簡単にはできない。どんな人間も見捨てないことが大事なのです。
できない子たちに99点を与えた時、これは未来へのステップアップ。夢を与え、背中を押してあげるための99点です。
優等生につけた99点は、もっと大事なことがあるぞということに気づかせるための1点減点なのです。
感動を生み出すのは、子供たちの姿です。その子供たちを支えるのは、保護者や地域の皆様、教職員です。誰もが、最高の卒業式を演出しようとする気持ちが凝縮されていました。
本日の卒業証書授与式は「1%の力」を大事に駆使していました。もちろん、子供たちのために…。