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学校生活の様子・ブログ

数学「星形五角形の内角の和は?」

 2年生数学では、学習した内容を活用して課題に挑戦する授業が展開されていました。「星形五角形の内角の和はいくつになると思う?」という問いかけに、「180°」「360°」「540°」と予想していました。とりあえず、分度器で図って確認する子、紙を切ってくっつける子、図の中にたくさん線を引いてみる子、様々な視点で思考が進んでいました。「真ん中が正五角形ではなくて、どんな星形でもだよ~」と言われて、困ってしまう子もいました。すると・・・チャットに自分のプリントをアップして「助けて~」って。そんな使い方もあるのかと、感心しました。

 考えがまとまったらチャットにアップして、みんなで共有します。友だちの画像を見て「なるほど~」「賢すぎ!」とつぶやきながら、自分のプリントに理解したことを書き留めていました。

 平行線の同位角・錯角の性質や三角形の外角の性質などを根拠として説明していました。みんなの前で説明するのはちょっとドキドキしますが、説明が終わった後の誇らしげな表情が頼もしいですね。

 子どもたちに身に付けてほしい数学的『見方・考え方』とは、「事象を数量や図形及びそれらの関係などに着目して捉え,論理的統合的発展的に考えること」です。この論理的というのは、「 帰納的に考えようとする」「順序よく考えようとする」「根拠を明らかにする」こと。統合的というのは、「関連づける」「既習の事柄と結びつける」ということ。発展的というのは、「 適用範囲を広げる」「条件を変える」「新たな視点から捉え直す」ということです。

 今回の授業では、論理的に考えることがしっかりとできていました。友だちの意見をよく聴き、汲み取ろうとする姿勢も立派でした。

 アップされた考え方を分類したり、ここから「星形七角形・九角形では?」と発展させたりして考えようとする態度も、これから養っていきたいと思います。

道徳「償い」より

 ローテーション道徳が始まりました。本来であれば担任が担う道徳ですが、教員の強みを生かし、探究した資料での授業を各学年で順次実施しています。

 ゆく年くる年でお馴染みのさだまさしさんの名曲『償い』を鑑賞し、その歌詞から、子どもたちは思い思いに付箋に書き込み、最愛の人を奪われた悲しみ・怒りといった気持ちに共感するところからスタートしました。

「奥さんから来た手紙の『ありがとう』はどんな想い?」との問いかけに、

「許したわけではないけど、あなたができることはもう十分してくれました」

「あなたが夫を思ってくれ続けていることは伝わりました。」

「あなたが一生懸命はたらいている姿が想像できます。」

「もう十分です。あなたの人生を生きてください。」

とプリントに書き込んでいました。

 授業の振り返りには

「失敗をしてしまった時には誠意をもって謝罪することが大切だと思いました。」

「気持ちを込めることが大切なのだと思いました。」

「一生懸命、誠意をもった行動をすれば、相手の気持ちも変わっていくかもしれないから・・・」

『誠意』というキーワードが多くみられました。そして人間の『寛容さ』にも気づいていました。

 さだまさしさんが、「この事実を知って感動したから曲にした」とおっしゃったように、資料自体に力があります。自分が体験したことのない他の人の人生から、子どもたちがしっかりと学び、友だちの感じ方・考え方を踏まえて、自分の道徳観につなげいってほしい、そんな想いが授業者から伝わってきました。

 

夢と志のある人づくり講演会

 11月10日(金)、壬生町教育委員会主催の「夢と志のある人づくり講演会」を実施しました。

 壬生町は、江戸時代、壬生藩として徳川将軍の日光礼参の際の宿城として壬生城を中心に栄えました。壬生藩校「学習館」は全国的に見ても早期に創設され、その弟子たちは蘭学とともに論語を学んでいました。現在でも小中学校において論語教育を取り入れ、人としての生き方や心の持ちようを学んでいます。これらの教育の一環として、中学校では郷土や日本、世界の偉人の生き方から夢や志を持って、たくましく生きることの大切さを学ぶ機会として「夢と志のある人づくり講演会」を開催しています。

 今年度は「日光東照宮祭神 徳川家康の、夢と志と人づくり・町づくり・国づくり」という題目で、東洋大学の先生による講演会を実施しました。

 昨日の学習委員会放送のゲストであった3年生は、「社会の学習が大好きで、特に歴史は奥が深くて楽しい!」と話していました。その生徒に講演会後に話を聞くと、「徳川家康は天ぷらの食べ過ぎで亡くなったという説があるのは知っていましたが、胃がんを患っていたことを始めて知り、色々な説があるのだなと関心が高まりました。僕も家康みたいに時代を切り拓く力を付けたいので、本をたくさん読んで勉強したいです。」と感想を話してくれました。改めて学ぶことの楽しさを感じた講演会だったようです。

 壬生町教育委員会の先生方、そして講師を務めてくださった東洋大学の先生、ありがとうございました。

制服検討委員会

 11月9日(木)、制服改定における検討委員会を行いました。

 初めに生徒会役員から、生徒アンケートをもとに中央委員会で検討をしたジャケットとボトムスの色の提案をしました。検討委員の皆様の承認が得られ、ジャケットは濃紺ボトムスは紺で進めていくことが決まりました。

 また、ボトムスの差し色について提案をしました。生徒アンケートで人気があった青を中心に進めていくことが決まりました。今後は、青を中心に白や紫、赤などの差し色とバランスを考えながら、明石スクールカンパニーの方がサンプルを用意してくださることになっています。そのサンプルをもとに、再度アンケートを行って参ります。

 さらに、エンブレムの検討を行いました。事前に生徒全員から募集し、67点のデザイン案が集まりました。その中から中央委員会で精選し、本日の検討委員会にて3点まで絞りました。この3点を明石スクールカンパニーの方がブラッシュアップしてくださいます。それをもとにアンケートを行っていきます。

 検討委員のPTA会長様、PTA副会長様、PTA学年委員長様、学校運営協議会長様、そして明石スクールカンパニーの皆様、本日はありがとうございました。次回も宜しくお願い致します。

専門委員会

 11月7日(火)、朝はあいにくの雨でした。カッパを着て自転車に乗って登校。雨の日の登校はとても大変です。それでも雨にも負けず、風にも負けず、元気よく登校する姿に、今日も頑張ろう!という力をもらっています。

 今日は月に一度の専門委員会の日でした。各委員会ごとに2学期の活動の見直しや、11月、12月の活動内容を検討しました。

 福祉委員会では、これから様々な募金活動が行われる予定です。福祉委員長は4月に「今年度は今まで以上に募金活動を行い、社会に貢献したい!」と話していました。一人ひとりは小さな力ですが、みんなが集う学校は力を合わせれば大きな影響力を持っています。ぜひ、皆さんの温かい気持ちを集結して価値ある募金活動を実施してほしいと思います。

 

 

 図書委員会では、今月に読書週間が予定されています。読書週間に向けて給食時の放送担当者など準備を進めていました。27日から本に出てくる料理が給食メニューに登場します。今から楽しみです!

 

 給食委員会は、給食週間にどんなことを実施するか検討していました。昨年度に行ったことをもとに、さらに充実したものにするために話合いを行っていました。

  中央委員会では、各クラスの代議員が、生活の中での課題を見いだし、問題を解決させるためにどのような取組をすれば良いのかを話し合っていました。2学期も後半戦に入っています。より良い学校生活を目指してリーダーとして取り組んでほしいと思います。 

 学校経営の努力点の重点項目に「主体性を育む生徒会活動の展開」を掲げています。どの委員会も各委員長を中心に、生徒自身が自分事として考え、話合いをしていました。そこには、生徒が主体的に活動している姿がありました。学校は各専門委員会の活動で動いています。この専門委員会の活動を充実させることで、楽しい学校が作られます。これからも楽しい学校を目指して魅力あふれる専門委員会の活動にしてほしいと思います。