学校生活の様子・ブログ

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学年末テスト

 2月19、20日の2日間、1、2年生は学年末テストを行いました。

 真剣な表情で問題に取り組む姿に、「1点でも多く取るぞ!!」という気迫を感じました。

 今年度、本校では学びに向かう力の育成を中心に学習指導を行って参りました。学習集会では、学びを木に例え、根の部分の見えない学力(意欲・関心・態度)を伸ばす重要性を生徒と共有しました。そして、葉や幹(知識・技能、思考力・判断力・表現力)である見える学力へと繋げることを意識してきました。

 教職員は研修を重ね、授業改善を行いました。以前までの教師が教え、生徒が教わるという、生徒にとって受け身の授業ではなく、生徒自身が課題や問題に疑問をもち、問題を友達と協力しながら解決させていく、積極的な学習へと進化しました。学ぶことは中学校まで、高校までではありません。傍に教員がいなくても、生涯学んでいくことは必要です。学び方を学び、自分の興味や関心があることを深く学べる、そんな生徒の育成がこれからの社会を考えると必要です。

 学年末テストは、1年間の学びを確認できるテストです。理解が不十分だったところはよく復習してほしいと思います。学年末テストお疲れ様でした。

第3回制服検討委員会

 2月16日(金)第3回制服検討委員会が実施されました。今年度最終になる今回は、ボトムス、ネクタイ・リボン、ボタン、オプションについての話し合いを行いました。

 制服ファッションショーを経て、全校生徒によるアンケートで4つのボトムスから1つを選んだ結果を生徒会副会長から報告しました。検討委員会の方々からの質問にも、すぐに対応できる生徒会役員の姿に、頼もしさを感じました。ネクタイ・リボンの選定についても説明がなされ、満場一致で、承認をいただきました。

 ホック式のネクタイ・リボンについての質問には、明石スクールユニホームカンパニーの方から金属アレルギーへの対応についての説明をいただきました。安心して着用できることは大切な視点です。説明をうかがって納得の表情を浮かべていました。

 細かいボタンの素材やオプションについては、PTAの方々で話し合っていただきました。ステップを踏みながら、1年間をかけて新しい制服がカタチになってきました。

 時代に合ったジェンダーレスな制服にしてほしい。先輩たちの想いを受けて、真剣に話し合ってきたました。その中でひしひしと伝わってきたのは、子どもたちの中で育った「伝統を重んじる心」と「ユニホームの存在意義」でした。アンケートに書かれている言葉の多くは、第1回目から終始「落ち着いた雰囲気」「犬中らしい」「男女どちらが着用しても合う」「さわやか」といったものでした。

 子どもたちの想いがカタチになった制服が出来上がるのが楽しみです。

 ずっと子どもたちの想いに寄り添い、温かく見守り、そして助言いただきました制服検討委員会の皆様に心から感謝申し上げます。ありがとうございました。

ハッピーバレンタイン♡給食

 2月14日(水)はバレンタインデーということで、ハート型のハンバーグが主菜でした。さらに栄養士の先生と調理員さんでこっそりハート型のニンジンをスープの中に仕込んでいました。ラッキーニンジンハート何人の子どもたちが見つけられたかな?

 こんな素敵なサプライズ献立をありがとうございましたハートハートハート

 

 禅語に『一滴乾坤を潤す』という言葉があります。

「いつもありがとう」ほんのひとことで、それまでの苦労が吹き飛ぶ。

「よくがんばったね」そう言われて我慢していた涙がこぼれそうになる。

仲間から力いっぱい抱きしめられて、やってきたことは間違いなかったと実感する。

大切な人が満面の笑顔を浮かべるのを見て心からの幸せを感じる。

人生に刻まれる喜びの多くは、人と人のほんの小さなかかわりから生まれている。

超訳「禅の言葉」ひらたせつこ著より

小さな喜びを幸せに感じる、そんな人生を子どもたちが歩んでいってくれたらと思います。

 

藍染めのデザイン

 2月15日(木)下野新聞に、2年生のクエストエデュケーションの活動が掲載されました。本校の教育活動に賛同いただき、「中学生がこんな活動をしているって皆さんに知ってもらいたい。伝統産業を世の中の皆さんや若い人たちに知ってもらいたい」という星先生の熱い想いを受け、子どもたちは頭をフル回転させます。そして、迎えた中間発表では、様々な店舗のテナント料と売り上げを想定した利益率の比較や、SNSを利用した広告動画の配信など、子どもたちの情報収集力が光っていました。

 ならば!壬生町にちなんだ「ユウガオの実」をモチーフに藍染めタペストリーを作ろうという星先生からの新たな課題に、子どもたちはさらに奮闘を見せます。情報収集から自分自身のオリジナル感を出すアイディアを思案しました。中間発表からの限られた時間の中で素敵な下書きを提案する子どもたちの底力に感嘆しましました!!

 タペストリーは壬生町役場の1階に素敵に展示されています。是非、足を運んでご覧ください。

 日光下駄を作る職人は3人しかいらしゃらないそうです。下駄だけではなく広く作品を作られるのは星先生ただお一人。OnlyOneのこだわりを大切にしたい。一つ一つのデザイン、一つ一つの編みの技に惹きつけられます。

 これからの次代を担う子どもたちの育成のために、学校に何度もお越しいただき、子どもたちに寄り添いながら提案を寛大に受け入れてくださいましたこと、多様な子どもたちにアドバイスいただきましたこと、心より感謝申しあげます。ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。

2年生合唱発表会・立志式

 2月16日(金)延期されていた2年生の合唱発表会が実施されました。どのクラスも素晴らしい歌声を体育館に響かせてくれました。子どもたちの想いが伝わりましたか?

 各クラスの集合写真を残せるのもわずかということもあり、移動の合間に記念写真!昼休みを利用した練習の成果を発揮できて、子どもたちの笑顔はこぼれんばかりでした。こうした達成感を味わえるのも学校ならでは、一つ一つ幸せな時間を積み上げてほしい、そう願います。 

  教頭先生お手製の賞状には、各クラスが歌った合唱曲の歌詞の中の光るフレーズが書かれていました。子どもたちは大人になったときに、ふとそのフレーズを口ずさんでいるかもしれませんね。

 

 そして、立志式のスタートです。

学校長講話「立志の意味は『志を立てること』『将来の目的を定めて、これを成し遂げようとすること』とあります。また、立志式とは日本古来の儀式『元服の儀』と言われていました。(中略)立志おめでとうございます。皆さんの立志の作文を読ませてもらいました。一人一人の志がうかがえる作文でした。4月からは最高学年です。ぜひ南犬飼中学校の伝統を引き継ぎ、下級生を引っ張っていってください。(中略)大切なことは1学期の始業式に話した『失敗から学ぶ』と言うことです。皆さんは今後たくさんの失敗を経験します。その失敗こそが自分にとって貴重な経験なのだということを忘れないでほしいと思います。失敗を恐れず、チャレンジ精神をもって行動を起こし、皆さんの前にある『夢』や『希望』、そして『可能性』というおおきな道が未来に伸びていくことを願っています。立志を迎えたこの機会に、ぜひ自分の可能性にチャレンジしてほしいと思います。」

 僕は将来、困っている人がいたら助けたり、ルールや決まりごとを守ったり、自分が思うよい行動をしていき、徳を積んでいける人になりたいと思っています。僕の好きな言葉として「塵も積もれば山となる」という言葉があります。自分はこの言葉のようにどんな小さなことでも、そのことを続けていけば大きなものになると信じているので、小さなことでも自分が思うよい行動を続けていけば、何かしらの形でその努力は報われて自分に返ってくるのです。また、自分の経験として、誰かを助けるなどのよい行動をしたら「ありがとう」と言われたり、褒められたりして、自分が嬉しい気持ちになり、その結果お互いがよい気持ちで過ごせたという経験があります。その経験から、よい行動をすると何かしら自分に恩が返ってくると気づけたので、よい行動をして徳を積んでいける人になりたいです。

 当たり前のことが当たり前にできる人になりたいと思っています。私は今年、学級委員と部長になりました。そのとき、先生から「範を示すこと、人より動くことが大事だと」を教わりました。そのときから、周りへの気遣いや声かけを意識するようになりました。最初はなれないことが多く、先生や友達に聞いてばかりでしたが、徐々に慣れてきて、やりがいを感じるようになりました。これからも仕事にもっと責任感をもって取り組んでいきたいと思います。この立志を機に、当たり前のことが当たり前にできる人になりたいです。

 代表生徒だけではなく、2年生全員が「立志作文」と「立志の書」を作成しました。後日お子様の作品をご覧いただけたらと思います。

 教室に戻ると保護者の方々からの手紙が渡され、一言一言をかみしめるように読む子どもたちの瞳には涙が浮かんでいました。

 言葉にするからこそ伝わる想いに触れ、子どもたちはまた一回り成長することができたことでしょう。

 たくさんの保護者の皆様に足を運んでいただきました。皆様の支えがあっての今この時です。心より感謝申し上げます。ありがとうございました。