生涯学習課からのお知らせ

2012年1月の記事一覧

第63回壬生町成人式

 20歳の門出を祝う第63回成人式が平成24年1月8日()、10年ぶりに会場を壬生中央公民館大ホールに統一して行なわれました。

           
 
    成人式当日朝の様子         式典の様子

当日の受付、式典及びアトラクションの運営は、新成人で構成された運営委員(中嶋 彬人委員長他20名)によって執りおこなわれました。

式典は新成人の自覚を持って厳粛に、アトラクションは和やかな雰囲気で行われました。

 
      
    成人式運営委員長        アトラクションの様子

(成人者代表あいさつ)

本日は、成人を迎えた私たちの門出に、このような盛大な式典を催していただきまして、まことにありがとうございます。

 ただ今、壬生町長小菅一弥様をはじめ、ご来賓の皆さまからの温かいお祝いや励ましのお言葉をいただきまして、厚く御礼申し上げます。

 私たちは、平成三年・四年生まれの新成人です。私たちが生まれたこの年、バブル崩壊の初期にありました。そして私たちが成長してきた20年間、そして今も経済状況は厳しいままであります。さらに昨年は東日本大震災があり、日本は大きなダメージを受けました。多くの尊い命、日常が奪われました。この日を思い出すだけで、心をしめつけられる思いであります。節電や自粛ムードが飛び交った中、私はこんな言葉を見つけました。

「明日から、街が動き出す。経済活動も、本格的に始まる。そこには、きっと『不謹慎だ』『自粛すべき』という声も出るだろう。でも、被災地を救う元気と活力は、街が動き出さないことには生まれてこない。働こう。学ぼう。それが自由にできない人々のことを想い、いつも以上に頑張ろう。」

これは乙武洋匡さんがおっしゃった言葉です。生まれつき両腕両脚がないという障がいを持ちながらも、障がいは不便であるが不幸ではないとおっしゃった方です。

これから街を動かしていくのは、社会に一歩踏み出すことになる私たちであります。学業に励んでいる人、将来の道を模索している人、すでに職業に従事している人、そして家庭を持っている人など立場は様々ですが、社会の一員になるという自覚を持たなければなりません。これからは、一人ひとりの行動に責任が伴ってきます。さらに、たくさんの困難に突き当たることでしょう。しかし、これらに立ち向かわなければなりません。そのためにも自分に自信をもち、強い人間になりたいと思います。

今日、私たちがこうして集い、成人式を迎えられるのは、お世話になった先生方、見守ってくださった地域の方々、私たちを支え育ててくださった両親や家族、そして互いに高め合いともに歩んできた仲間たちのおかげです。この日を迎えられる喜びと感謝の気持ち、そして成人としての決意の気持ちに沿った大人になれるように精一杯努力していきたいと思います。まだまだ未熟な私たちでありますが、どうかこれかも温かい目で見守ってください。よろしくお願いします。

 

最後になりますが、この式典を開催するにあたり、ご尽力くださいました皆様に、深く感謝いたします。

以上、簡単ではありますが、新成人を代表しまして、お礼の言葉とさせていただきます。本日は誠にありがとうございました。

平成24年1月8日 新成人代表 粂川 絵美

 
 

       新成人代表