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学校生活の様子・ブログ

修学旅行事前指導①

 今週末からいよいよ3年生は修学旅行です。コロナ禍になり修学旅行は中止を余儀なくされたり、東北方面へと行き先を変えたりなど、なかなか思うように実施できない年が続きました。しかし、昨年度は約3年ぶりに京都・奈良方面へ行くことができました。今年度、コロナウイルス感染症が5類となり、さらに制限のないコロナ禍前に近い形での実施ができる環境となりました。素晴らしい日本文化に触れ、3年間の集大成となる修学旅行を楽しんでほしいと思います。 

 24日(水)朝会にて持ち物についての確認を学年全体で行いました。26日(金)7:30~8:00の時間で新体育館に宿泊用の荷物を集め、事前に旅館に送ります。しおりをよく見て忘れ物がないように準備してほしいと思います。5校時には修学旅行事前指導を行いました。実行委員長さんの話、引率スタッフの紹介、係活動の確認、各係から生徒へのお願い、集合隊形の確認をしました。実行委員長は以下のように話しました。

 「いよいよ修学旅行です。みんなが楽しめる修学旅行にするために、ルールやマナーを守って生活するように心がけましょう。3年間で最後の宿泊をともなう行事です。3年間で学んだことを生かせる修学旅行にしましょう。」

【班長さんの話】

 「 旅館は障子などもありますので、落ち着いて過ごしてください。個人の荷物の整理整頓を心がけてください。みんなで行動する時には迅速に行動できるよう協力をお願いします。奈良・京都は文化財がたくさんありますので、マナーを守って見学しましょう。」

 

【副班長さんの話】

 「お小遣いは2万までです。大きなお金を持参しますので、お金の管理をしっかりしましょう。旅館では財布を集めますので小銭以外はツアーデスクに預けます。副班長が集めて持っていきますので出してください。お金の貸し借りはトラブルに繋がりますので絶対にしないでください。」

【保健係さんの話】

 「1日目の朝、自宅で検温してきてください。定期的に健康観察をしますので体調の変化を保健係に伝えてください。夕食時、起床時に先生が検温しますので、体温をチェックしてください。みんなが元気に3日間過ごせるよう互いに気遣って生活していきましょう。」

【食事係さんの話】

 「食事は基本的に全員そろって食べます。みんな美味しく楽しく食事できるように気遣いましょう。食事会場にはクラスごとに集合時間が変わっていますので、時間を見て各班まとまって来てください。片付けは食器の種類ごとにまとめますので協力して行いましょう。」

【入浴係さんの話】

 入浴時間は各クラス20分間です。5分前には浴場の前に班でまとまって集合してください。持ち物には全てに記名し、忘れ物をしないようにしてください。ドライヤーは各部屋にありますので、自宅からの持ち込みはしないでください。譲り合って使ってください。」

【リネン係さんの話】

 「各部屋にシーツやまくらカバーがあるのできちんと付けて使用してください。2日目の朝はシーツやまくらカバーを外さず、2日間使用します。布団は綺麗に畳んでおいてください。3日目の朝はシーツやまくらカバーを外し、部屋の入口近くに種類ごとにまとめておいてください。」

【清掃係さんの話】

 「バスの中や部屋の中にゴミを落とさないようにしてください。各部屋のスリッパを綺麗に揃えるように心がけてください。夜のうちにゴミを各部屋でまとめ、翌朝にゴミ処理ができるようにしておいてください。」

 運動会を生徒主体で作った3年生。修学旅行もルールや持ち物などから実行委員で話合い生徒たちで考え作ってきました。学校経営の努力点に「生徒の思いを大切にする学校行事の推進」があります。生徒の思いを大事にするからこそ、生徒自身で作ったルールなどもみんなで守れると信じています。是非、実行委員さんたちの思いを考え、修学旅行の準備を進めてほしいと思います。

単元テスト週間

 今日は朝から雨が降り、少し沈んだ気持ちでしたが、生徒の表情は運動会の達成感でいっぱいでした。運動会が終わったところですが、今日から単元テスト週間になります。本校では、1年生への負担軽減を考え、1学期中間テストを廃止し、単元テスト週間を設けております。ここまでの学習定着度を図り、理解が不十分なところは補充していくことを目的としています。教科ごとに単元テストの実施日を決め、独自問題だけでなく補助教材を使用するなど、働き方改革も考えた対応を取っています。

 ここ数年、生徒は生活の心得について改定を重ねてきました。自分たちの力で自分たちの学校を変え、社会を変えることができるという希望と自信を手にしています。教職員も生徒に合わせ、時代に合わせた学校づくりを心がけているところです。教職員が範を示すことで、生徒たちが将来に対して希望の持てる教育活動に取り組んでいます。

運動会を支える力

 感動の運動会を作り上げた子どもたち。光が当たるところばかりではありません。そこにはたくさんの力の集結が見られました。

 会場係は生徒全員分のテント15張り+αを予行から準備し上げ下げします。  

 運動会スローガンが決まると、美術部は応援幕の制作に入ります。原案から拡大し、色付け、ビニールでコーティング、吊り下げまでのすべてを協力して行います。

 各種競技で使用する用具の準備や片付け、スタート合図から始まり、審判が審議した結果を放送へ伝達、そして記録がタブレットに打ち込み集計、得点係が3階のパネルを取り換えるといった連携があるからこそ、スムーズな運動会が進められています。

 競技の合間には、何度もコースのラインを引き直したり、応援の旗を振る生徒が入れ替わり出てきます。

 記録係の後ろでは、結果を賞状に書き込んでくれている生徒がいました。書道六段の腕前だそうです。心込めて書いた賞状が、各学級に校長先生から手渡されました。

 前日、PTA会長様が雨のグランドを心配して駆けつけてくださいました。「朝、お手伝いできることがあれば…」と、その心遣いに感激しました。幸いなことに、夜半過ぎに雨は上がり、水はけのよい本校の校庭は絶好のグランド状態になりました。

 朝から、PTA本部役員さんをはじめ、学年委員さんが受付を、厚生委員さんがペットボトル回収を行ってくださいました。PTAの方の駐輪場までの案内が分かりやすかったという声も聴かれました。また、たくさんのペットボトルが集まりました。更には、運動会終了後のテントの片づけをお手伝いいただき、大変助かりました。心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

PTAの方々の「できることがあれば…」という背中を見て、「お手伝いします」と自分から言える子どもたちへと更に成長してくれることを期待しています。

ハッピーボックスのお知らせ⑥

 5月19日(金)運動会前日のお昼の放送をハッピーボックスに掲載しました。

運動会主任の想いをどうぞご一読ください。

 

 運動会の結団式から練習の過程・学級目標を踏まえて、教頭から、青と夏の歌詞に乗せ、それぞれの学級を表現した『一文字』送られました。

 こいのぼりは滝を昇り『竜』へと成長します。子どもたちはこの運動会という滝を昇り、一回りも二回りも逞しくなりました。これからの子どもたちの可能性に、期待が膨らみます。

2年1組「希」希望あふれる輝く目が素敵

2年2組「紫」あけぼのを思わせる輝きを放つ

2年3組「陽」ひまわりのようにエネルギッシュ

2年4組「新」新世界の扉をひらく力をもつ

2年5組「温」ぬくもりを感じる温かな家族

1年1組「和」互いの良さが重なり合い、響き合う

1年2組「彩」互いが引き立つ支え合いが光る

1年3組「色」それぞれの個性が光り羽ばたき始めた

1年4組「信」仲間のために…信じる心あふれる

1年5組「優」ルイージのようにやさしい友情が育まれる

3年1組「誠」特別な誰かが主役じゃない、誠の心が主役だ

3年2組「笑」どんな時も笑顔があふれ、力に変える

3年3組「克」一人一人の意志の強さが一つの力になる「ピカチュッ」

3年4組「輪」手と手をつなぎ、心と心がつながった

3年5組「魂」身体の奥底から湧き上がってくる力の集結

運動会大成功!!

 5月20日(土)令和5年度南犬飼中学校大運動会が行われました。

 昨日の雨でグランド状況が不安でしたが、朝早くから先生方がグランド整備をし、係りの生徒がその他の準備をすることで、無事に運動会を始めることができました。

 

 

  どの演技も「獅子奮迅」のごとく、がむしゃらに取り組む姿が印象的でした。「全力だから見られるもの」の通り、全力で一生懸命に取り組む姿に感動しました。

 今年度は、校長・教頭・運動会担当から各クラスに学級目標をイメージした漢字と集団演技で使用した「青と夏」の歌詞を載せた特別な賞状をサプライズで用意し、生徒に渡しました。教室に戻ってから、生徒たちはその賞状をよく見て喜んでいました。そして、「運動会をこんなふうに頑張れたね。これからさらにこの漢字にあるようなクラスを目指していこうね。」のような話をしました。誰かがきっかけを作り、それに応えられる教職員がいることは本校の強みです。

 生徒会長は以下のように閉会式後の話をしました。

「保護者の皆さま、先日は奉仕活動ありがとうございました。おかげさまで、いい環境の中で運動会を行うことができました。そして、私たちの一生懸命な姿を見て、楽しい時間だったと思ってもらえたら嬉しいです。本日はありがとうございました。」

「先生方、生徒を信じ、生徒主体の運動会を作っていただきありがとうございました。時には失敗することもありましたが、その時間が私たちを成長させてくれました。特に運動会担当のY先生。生徒主体でやるというのは、何をやるにも時間がかかり、大変なことも多かったと思いますが、先生のおかげで最後までやり切ることができました。本当にありがとうございました。」

「生徒の皆さん、運動会楽しかったですか。みんなの獅子奮迅のような迫力のある演技、とても素敵だなと思いました。全力だから見られるもの。全力だから本当の嬉しさを感じられ、笑顔がたくさんの運動会にすることができました。今日、家に帰ってから保護者の方と運動会の話をし、達成感を味わいましょう!」

 縦割りの団ごとの運動会。集団演技の創作ダンス。それを生徒主体で行うのは生徒も、そして運動会担当も本当に大変だったことでしょう。しかし、その過程での学びの大切さに生徒は気づいていました。

 そして本校の生徒の良さが分かる象徴的な場面がありました。

 3年生の全員リレー。一番最後のゴールシーン。先にゴールしたアンカーの生徒たちが自らの意思で最後の生徒を迎えに行き、一緒にゴールしました。友達の思いを考え、行動に移したのです。まさにドラマのようないち場面でした。

 本校の生徒の良さである、優しさ溢れる姿でした。このような本校生徒を誇りに思います。そして3年生の姿が後輩へと受け継がれて素敵な南犬飼中が作られていくのだなと感じました。

 保護者の皆さま、本日はたくさんの応援ありがとうございました。今後とも本校の教育活動にご協力宜しくお願い致します。