学校生活の様子・ブログ
人権週間③
人権週間3日目の動画は、南犬飼中生の人権に対する意識調査の結果から考えました。
本校生徒は頭では大事なことを分かっているが、行動に移せない、行動力に課題があるということが分かりました。そのためには、自分の意思を貫く強さが必要になると思います。そして、SNSなどのインターネット上の問題の多さに改めて驚きました。人々の幸せを考えて発明されたものですから、幸せになるために使いたいものですね。インターネットとの関わり方を振り返るいい機会にしてもらえたらと思います。
人権週間②
人権週間2日目の動画は、クイズ形式で楽しく人権について考えました。
私たちは、決めつけや思い込みなどの固定観念に捕らわれることが多いということを改めて実感しました。その他、人権に関する基本的な問題が出題され、答えをみんなで当てながら動画視聴しました。最後のボクサーに関する問題では、「これは男性と決めつけてはいけないんだな!」と視野を広げて考えることができていました。この動画を通して人権感覚が磨かれました。実行委員の皆さんありがとうございました。
人権週間①
12月10日の世界人権デーに合わせて、本校でも12月4日~10日を人権週間としています。
有志による人権週間実行委員がどんなことを伝えたら人権への意識が高まるかを考え、動画を作成し、人権啓発活動を実施してくれています。その動画を給食時に視聴し、人権について考えを深めています。
今回の動画は、人権とは何なのか共通理解を図り、世界人権デーについての内容や啓発活動について紹介しました。自分たちだけでなく、世界の人が人権について考えているということに改めて気づき、人権週間の価値を高める動画となっていました。人権についてみんなで考える1週間にしてほしいと思います。
合唱発表会に向けて
合唱発表会を間近に控え、各クラスとも練習に熱が入ってきました。先週の金曜日より昼休み限定での練習ですが、各クラスの想いを胸に、全力で練習に取り組んでいます。本番は12月8日金曜日です。残念ながら、2学年の2クラスが本日より、3日間の学級休業となってしまったため、1学年と3学年のみの学年発表となります。なお、2学年については、2月16日の立志式のときに、合唱発表会も兼ねて開催したいと思います。IMG_0246.JPG
学年道徳
3年生は学年道徳を行いました。
今回の教材は『カレチ』という漫画を使いました。カレチとは長距離列車に乗務する客扱専務車掌のことです。漫画『カレチ』は昭和40年代後半を舞台に、乗客のために一生懸命になりすぎる国鉄の新米カレチである萩野を主人公としたお話です。雪深いある日、雪のせいで電車が遅れてしまい、乗り換えが上手くいかない状況が生まれてしまいます。その中で一人の女性が「母が危篤なのです。どうにか乗り換えをして一刻も早く母のもとに行かないといけないのです。」と萩野に伝えてきます。萩野は「乗り換えの人数が1人と報告すればきっと待っていてはくれない。水増しして報告すべきかと悩みます。でも嘘の報告が分かれば解雇される可能性もある。」と悩んでしまう内容です。そこで正義と正義がぶつかる「モラルジレンマ」が発生します。正しい人数を報告すべきか、それとも目の前の女性を助けるべきか。
生徒は自分の意見と根拠をもち、班で話合い、チャットに意見を打ち込んでいきました。そして、多くの生徒が自分の意見を伝え合い、議論していきました。
授業後の生徒の振り返りには、
「ルールがある中で、規定以外の出来事が起こったときに、柔軟に対応できる人になりたいと思いました。」
「様々な意見に耳を傾けて考えることが大切だと思いました。どんな選択にも良い面と悪い面があると思います。大事なのは、何を選択するかだけではないと感じさせられました。」
「人それぞれの様々な意見があり、自分の考えを深められるいい授業だなと思いました。様々な観点から問題を考えていかなければならないことが分かりました。周りの人の意見も大切だけど、自分の考えや意思も大切にしていきたいです。」
「学年全体の意見を聞くことで、自分には想像もつかないような新たな価値観や考え方に触れることができました。自分だったらどうするか、という考え方の共有も円滑に行えたと思います。AかBという選択肢に捉われず、その状況に応じて柔軟な対応が出来る人になりたいと思いました。」 などの記述がありました。
道徳科が目指すものは、「よりよく生きるための基盤となる道徳性を養う」ことです。道徳科の授業は「考え、議論する道徳」へと変化しています。生徒同士が道徳的な見方・考え方を働かせて考え、議論する中でその見方・考え方を広げたり、物事の本質を考えたりし、道徳性を高めていきます。今年度は栃木県教育委員会・下都賀教育事務所・壬生教育委員会の先生方が道徳応援チームとして本校の授業を支えてくださいました。今後も校内研修を継続し、道徳科の授業を高められるように邁進していきます。