学校生活の様子・ブログ
想いをカタチに! 「生活の心得」の見直し編
本校は、昨年度4カ月間をかけて「生活の心得」を全面的に見直しました。現在の私たちの生活に合ったきまりにしていこうと学級や生徒会中央委員会で話合いを重ねました。
今年度も引き続き「生活の心得」の見直しのための話合いは継続しています。
12月21日(水)、生徒会長をはじめ生徒会本部役員の5名が、校務運営委員の教職員を前にして、現在までの協議の進捗を報告しました。
「生徒自身が生活しやすい」という視点からの見直しを進めたという生徒会長からの説明がありました。具体的なものは以下の3点でした。
■髪を留めるピン
■タブレットのタッチペンの使用
■制服のスーパーウォームビズ
教職員から質問がありましたが、話合いの過程が感じられるような根拠を添えた回答がありました。本日の報告を受け、さらに中央委員会で検討がなされます。
意識の高まり、母校に対する関心の高まり、生徒自治の高まりを実感しています。
大勢の教職員を前に、実に堂々とした立派な態度で報告してくれた生徒会役員に心から拍手を送ります。
想いをカタチに! Long 昼休み編
過日行われた「Long 昼休み」は、「全校生徒が一堂に会して、記念写真を撮ろう!」でした。
子どもたちの想いは、「コロナのため、全校で集まることがほとんどできませんでした。しかし、私たちの心は1つ!」であることをカタチにしたかったのだと思います。こんな想いでいること、この企画を発想したことを嬉しく思います。
そして、「子どもたちが考え、実行したLong 昼休みの企画を、折角だから拡大して掲示してあげたい!」という提案が、今度は教職員から出されました。
12月21日(水)、仲間を大切にする生徒、一人一人の生徒を大切にする教職員の想いがカタチとなりました。
CREDO(クレド:信条)に、「授業や学校行事の中で、子どもたちの思いを大切に取り上げ、小さな感動を重ねていきます!」を掲げています。
教育活動の中の1つ1つの行為を丁寧に見取っていることの表れです。
栃木県健康推進学校「最優秀校」を受賞!
12月20日(火)、栃木県健康教育研究大会が総合文化センターで開催されました。
本校は、中学校の部において「最優秀校」に選出され、本日表彰式が行われ、学校を代表して受賞しました。
受賞理由は、大きく以下の3点です。
①4つの教育目標プロジェクトチームを編成し、全教職員が各チームに所属し取り組んでいる。健康教育は「健やかな体を育むチーム」が担当し、保健主事を中心にPDCAサイクルを実践していること。
②生徒主体の生徒会活動を展開し、生き生きと心身の健康課題(保健、安全、食育)の解決に努めていること。
③教職員が健康課題を共通認識し、生徒が主体的に活動することで健康教育の成果を上げていること。
「できない」ことを嘆かず、「いかにやっていくか」を考え、前に進み続けた子供たちや保護者、地域の皆様、教職員の姿を認めていただいたのだと思います。これからも、子供たちの幸せを願い、子供たちの声が響き、笑顔が広がる学校にしていきたいと思います。
この度の受賞に際し、陰陽を問わず関わっていただきました関係者の皆様に感謝と御礼を申し上げます。
ものつくり(技術・家庭科)
中学校の技術・家庭科(技術分野)の学習についてお知らせします。現在、男女共修で技術分野、家庭分野のいずれも学びます。
技術分野では、「A 材料と加工に関する技術」「B エネルギー変換に関する技術」「C 生物育成に関する技術」「D 情報に関する技術」の4つの領域を3年間で学んでいます。
12月19日(月)、第2学年では、「A 材料と加工に関する技術」、木材加工と電気とを組み合わせた「ものつくり」(15時間扱い)が行われていました。
この題材では、材料の特徴と利用方法を知り、工具や機器を安全に使用して加工することをねらっています。この日は、材料に鉛筆でけがきをしている人、材料を切断している人、材料を加工し、仕上げている人など、行程はそれぞれ異なりました。刃物や危険な物を使用しているため真剣な様子ですが、ものつくりを楽しんでいる表情をたくさん目にすることができました。
「自分だけのオリジナル作品を作れるので、とっても楽しいです!」
「材料を加工するのは難しいですが、上手にできると嬉しいです!」
作業の手を止めることなく、嬉しそうに答える表情が印象的でした。
講演会のお知らせ
本校では、3学期、キャリア教育との関連を図り講演会を実施いたします。保護者の方も参加できるものもありますので、その際には事前にアンケートを送付いたします。
日程や講師について、予めご連絡いたします。
■令和5年1月16日(月) 14:40~15:25 【全学年、保護者】
講師 栃木ゴールデンブレーブス 監督 寺内 崇幸 氏
演題「すべてを経験に!自分と向き合い、楽しみを見つけていこう!!」
*「子育て・親育ち講座」壬生町教育委員会主催
■令和5年1月20日(金) 14:40~15:30 【第2学年】
講師 國學院大學栃木高等学校 硬式野球部監督 柄目 直人 氏
演題「未定(夢や希望、目標を抱くこと)」
■令和5年2月10日(金) 14:40~15:30 【全学年、保護者】
講師 シギ―吉田 氏
演題「未定(ファインダーを通して見てきたもの)」
パネルディスカッション、選挙を行いました!
今年度、生徒会は「心 ~想いをカタチに~」というスローガンを掲げ、自分たちの学校をより良いものにしていく試みを続けています。その中心となっているのは、生徒会の本部役員の皆さんです。想いを大切にし、自分の言葉で伝えているから相手の心に届くのだと思います。想いが伝わり、行為となるから、少しずつ変化が現れているのです。
12月16日(金)、生徒会役員立候補者による「パネルディスカッション」を行いました。
立ち合い演説は、立候補者の主張する「公約」を知ることができます。
パネルディスカッションは、当日「議題」が与えられ、その議題について討論します。立候補者が、普段どのような考えを持っているのか、出された意見に対してどう対応するのかを判断する貴重な機会となりました。
以下のような「議題」で討論しました。
■今年度、「Long昼休み」「犬中あいさつの日」など新たな取組が始まりました。皆さんは、どのような新たな取組や企画をしたいですか?
■あいさつを公約に掲げている候補者が多くいます。あいさつの改善点を、生徒に守ってもらうためにはどうしますか?
■SDG'sに関連付け、本校でできることはどんなことですか?
■「時を守り、場を清め、礼を正す」。本校の課題と改善点についてどのように考えていますか?
各候補者が「どのような学校にしたいのか」という問いに対して明確な意見を持っていることに感心しました。そして、真剣に討論する姿を頼もしく思いました。聴く態度、自分の言葉で意見を述べることなど、どの候補者も実に立派でした。
町選挙管理委員会より投票箱等をお借りし、一般の選挙と同様に厳粛に投票を行いました。
現生徒会役員の任期は、令和5年3月31日までです。
次年度の役員にも、主体的で、自治の精神にあふれた生徒会の歩みを受け継いでほしいと思います。
「学校って楽しい!」と心から思えるような南犬飼中をつくってほしいと思います。
身に付いた知識を活用しています!
子どもたちは、1日の大半を学校で過ごし、学校生活の中心は授業です。本校では、「学校の生命線は授業」を合言葉に分かる授業づくりに取り組んでいます。
本校の学校経営の努力点の1つに、「『見方・考え方』を働かせた魅力ある授業づくり」を掲げています。
授業では、「主体的・対話的で深い学び」を子どもたちが実感できるようにしていくことが求められています。具体的な視点は以下のとおり。(赤字がキーワードです。)
❶学ぶことに興味や関心を持ち、自己のキャリア形成の方向性と関連付けながら、見通しを持って粘り強く取り組み、自己の学習活動を振り返って次につなげる「主体的な学び」を実現すること。
❷子ども同士の協働、教職員や地域の人との対話、先哲の考え方を手掛かりに考えること等を通じ、自己の考えを広げ深める「対話的な学び」を実現すること。
❸習得・活用・探究という学びの過程の中で、各教科等の特質に応じた「見方・考え方」を働かせながら、知識を相互に関連付けてより深く理解したり、情報を精査して考えを形成したり、問題を見いだして解決策を考えたり、思いや考えを基に創造したりすることに向かう「深い学び」を実現すること。
3年生の英語科では、中学校3年間の学びの総まとめが行われていました。
「壬生町を外国人に紹介しよう」という単元を設定しています。3~4名程度のグループを編成し、タブレットを使って壬生町の魅力をプレゼンテーションするという内容です。今回は動画作成という条件を設定していました。
さらに、作成した動画をALTの力を借りて、審査をしてもらいます。
町内の名所旧跡、お店の紹介などが盛り込まれています。アバターを使ったり、動作を編集してワープしたりするなど、紹介の仕方が実にユニークで、子どもならではの工夫が見られます。
この英語科の単元では、「主体的・対話的で深い学び」の具体的な視点❶❷❸のすべてが関連付けられていました。また、英語科だけでなく、国語科や社会科、技術・家庭科や総合的な学習の時間など他教科での学びを生かしている点が魅力です。
子どもたちが学ぶ楽しさを実感し、将来にわたって学び続ける土台ができることを期待したいと思っています。
オンライン保育実習(家庭科)
家庭科では、「保育」という題材を学びます。家族や家庭、育児に関する必要な知識を学んでいます。
コロナ禍ではありますが、昨年度より壬生寺第二保育所のご協力を得て、3年生が保育実習を行っています。直接、園児との交流の場を持たせていただきたいところではありますが、現在の感染状況を考慮し「オンライン保育実習」としました。
12月14日(水)、3年生が「オンライン保育実習」を行いました。
本日の学級は、「〇✖ゲーム」「なぞなぞ」「手遊び」「じゃんけん大会」「クイズ」「じゃんけん列車」「ハッピージャムジャム(ダンス)」とグループ同士が重ならないように趣向を凝らした出し物を考えていました。
おとなは、だれも、はじめは子どもだった。
(しかし、そのことを忘れずにいるおとなはいくらもいない)
サン・テグジュペリ『星の王子さま』の一節です。
「これ何?」「どうして?」
子どもは、見るもの、聞くもの、手にするものすべてに好奇心を抱き、純粋に感動し、想像力をふくらませます。
「わあ、きれい!「見て!見て!」
素直な心で見るから美しく見え、一緒に感動を分かち合いたいと思います。そんな純粋な心に触れるから、子どもの無邪気さを素敵だなと感じるのです。
中学3年生の表情が、いつも以上に、優しく、温かく感じられました。楽しませてあげようとしましたが、優しい気持ちをたくさんプレゼントされたようでした。
保育実習を通して、サン・テグジュペリの言葉を思い起こしたのではないでしょうか。
調理実習(家庭科)
3年ぶりに、家庭科の調理実習を開始しました。
12月13日(火)、2年生は調理実習を行いました。
この題材は、家庭科教員だけでなく、栄養士とのティームティーチングで授業を行っています。子どもたちの豊かな学びのために、栄養士の専門的な知識や技能を授業の中で生かしています。
この日のメニューは、「鮭のムニエル」+「コーンスープ」+「ジャガイモのアレンジ料理」です。アレンジは、ポテトサラダ、フライドポテト、ハッシュドポテトなどから選択しています。
主体的に学ぶためには、選ぶ、判断する、決定するなどの過程を経ることが大切なのだと感じました。
手際よく調理を進める姿や作業を分担し、協力する姿が見られました。
実技を伴う教科では、こうした実習を通して、獲得した知識を使える力にしていくことが求められます。
誰もが楽しそうに実習をする姿が印象的でした。
合唱発表会(1年生・3年生)を行いました!
これまでの2年半、入学式や卒業式において国歌、校歌の斉唱は行ってきませんでした。演奏をただ聴くことや口ずさむにとどまっていました。
3年前までの本校は、輝光祭のプログラムの1つとして「合唱コンクール」を位置付けていました。合唱の練習を通して、学級の一員としての所属意識を高めたり、仲間との絆を深め、学級の一体感を醸成したりしました。
今年度、音楽科の授業時間に「合唱」を行いました。音楽科の学びを発表する場として学年別に「合唱発表会」を開催することとしました。
12月9日(金)は第1学年、12月12日(月)は第3学年の発表会を行いました。どの学年にとっても、初めて経験することです。3年生にとっては最初で最後の合唱発表となります。
1家庭2名以内に制限させていただきましたが、保護者の皆様にも参観していただきました。
【第1学年 発表の様子】
【第3学年 発表の様子】
久しぶりに目にする合唱の光景はとても新鮮でした。そして、学校という場所に歌が必要であるとしみじみと思いました。なぜならば、子どもたちの歌声の持つ力を感じたからです。
学校行事の中に、素敵なハーモニーが取り戻せることを心から祈念します。