学校生活の様子・ブログ

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生徒会選挙

 12月15日(金)、令和6年度の生徒会長・副会長を選出する生徒会選挙を実施しました。選挙に向けて立候補者は演説動画を撮影したり、毎朝昇降口に立って選挙活動を行ってきました。そして、選挙前にはパネルディスカッションを実施しました。

 パネルディスカッションは現生徒会長と副会長が考えたテーマに沿って、南犬飼中がより良くなることを目指したディスカッションです。今年度は自分の主張をするだけでなく、他の立候補者に質問をしたり、提案を付け加えたりなど、今まで以上にディスカッションという要素が深まりました。その様子からも日頃の授業で友達の発表を聞き、その意見に対して発言する習慣が身に付いていることが分かります。これからの社会は正解のない問いが多い社会と言われています。現在の国語の教科書には議論の仕方を学ぶ単元や合意形成の仕方や意義を学ぶ単元があります。また、各専門委員会での話合いや各クラスの学級会でも議論することを大切に活動してきました。未来を生きる中学生にとって正解のない問いに対し、納得解を導き出す力が求められていきます。

 成人年齢が18歳になったことで、中学生にとっても選挙がより身近に感じられるものとなりました。生徒会選挙を通して選挙の意味や価値を理解することも大切な学びです。パネルディスカッション後の選挙では一人一人が1票の価値を認識し、責任をもって投票しました。

 立候補した皆さん、本校の課題と向き合い、様々な提案をするなど、実に立派な選挙活動でした。その想いを大切に、これからの南犬飼中をより魅力的な学校に創り上げてくださいね。

入学説明会

 12月14日(木)、小学6年生と保護者の方に来校していただき、入学説明会を行いました。昨年度まではコロナウイルス感染症防止の観点から動画を作成し、オンデマンドで視聴していただいておりましたが、今年度は4年ぶりに本校で開催しました。

 生徒会は「学校行事」「本校の伝統」「委員会活動」「部活動」についての説明を行いました。準備の段階から、日頃の生活をきちんと伝えつつ、中学校に入学することが楽しみに感じられる説明にするためにはどうすれば良いかを何度も考え、資料を作りプレゼンしました。また、部活動の紹介も昨年度までは写真を提示しながらの説明でしたが、各部活動からのメッセージ動画の方が想いが伝わると考えて準備しました。

 最後に校内見学を行い、中学生が授業を受けている様子を見てもらいました。久しぶりに会い、手を振る姿が印象的でした。本校の生徒はみんな優しいので安心して入学してくださいね。

 本校のビジョンは「幸せな時間づくり」です。短い時間でしたが、新入生説明会に参加して良かったなと思っていただけたら嬉しいです。皆さんの入学を楽しみに待っています!

アンサンブルコンテスト

 12月9日(土)、吹奏楽部はアンサンブルコンテストに参加しました。

 アンサンブルコンテストは3~8人で構成された小グループで音楽を奏でます。少人数だからこそ、一人一人の技術力が試されるコンテストです。本校からは3グループが出場しました。

 結果は見事1グループが金賞に輝きました!!おめでとうございます花丸

 3年生が引退して1,2年生だけで参加した初めてのコンテストです。準備から片付けまで自分たちだけで行うことで、改めて3年生の存在の大きさを感じたことでしょう。その中での金賞は今までの努力の成果です。これから新吹奏楽部がどんな音楽を奏でていくのか楽しみです。

専門委員会

 12月11日(月)、今年度最後の専門委員会が行われました。

 各委員会では個々の振り返りと合わせて、委員会全体の振り返りを行いました。また、今後の活動についても話合いを行っていました。

 学校は各委員会の活動を中心に動いていきます。委員会活動によって活発で活気のある学校が作られていきます。今年度も自分たちの学校生活をより楽しく、より良くしていこうと新しい取組がたくさんありました。それは総合的な学習で身に付け、各教科でその力を発揮している探究学習の賜物です。自分たちの学校生活から「課題を設定」し、その課題を解決させるために「情報を収集」し、集めた情報から効果的な方法を考えるために「整理・分析」し、実際に実行してみる「まとめ・表現」へと繋がりをもって委員会活動を行った成果です。

 社会で生きるためには、「学び続ける」ことが大切になります。今年度の学校課題にも「持続可能な学ぶ姿を育てる」という言葉があります。与えられて学ぶのではなく、自分たちで課題を見付けて学んでいく、そんな姿を多く見られたことが嬉しく思います。これからも「学校は楽しくするところだ!」を合言葉に、生徒主体の活動を期待しています。

英語科の探究活動

 1年生英語科の授業では「読むこと」の資質・能力の育成のために、教科書の要約を行っていました。今までの授業は、先生が一文一文を日本語に訳すことがなされていましたが、今回の挑戦は『子どもたちが教科書に書かれている内容を要約するために、巻末の単語一覧やネットを使って調べ、新出単語や文法などを確認しながら何とかして読み取っていく』というもの。スライドを使って、編集途中の友達の要約も見られることで、自分自身の読み取りとの違いも比較していました。

 担当の先生からは、「今まで以上に子どもたちが自分の進度に合わせて何度も聞いたり、読んだりする姿が見られました。読みのレベルが上がってくれば、要約だけでなく扱う本文の文化的背景に切り込んだ問いが生まれるのでは?」と手ごたえを感じていました。

 一方、3年生は「書くこと」の領域に挑戦していました。前単元で、本文の内容把握から文化的背景を個人で課題設定して進めた経験を踏まえて、今単元では、本文要約後に「壬生町にあったらいいなと思うこと」を5文程度の英文でまとめ、最終的には発表までを目標にしています。

 担当の先生からは、「子どもたちが主体的に集中して取り組んでいました。個のレベルに合わせてアドバイスができるので、互いに声をかけやすく、リラックスして取り組めています。」と確実に子どもたちと学び方を模索できていることを感じていました。

 1年生のうちからこれを積み上げていき、3年生になるころには、「英文を英文で要約し、それに対する自分自身の意見を英文で書くことができる」「英文で問いを作り、それに英文で答えることができる」そんな子どもたちに成長することを期待しています。

 『自分が学ぶときのように子どもたちにやらせてみる。』大人になっても学び続けることのできる力を付けたい。学校課題である~持続可能な~にせまる挑戦です。子どもたちの姿が、先生たちにとって一番の師です。目の前の子どもたちの変容に、大きな一歩を踏み出したと感じています。