学校生活の様子・ブログ
「お知らせ」をご覧ください
① 新しい制服、エンブレム
② 4月の予定
を掲載しました。ご覧ください。
新たな出発
3月12日(火)、県立高等学校合格発表の日でした。卒業生はドキドキしながら各高校の掲示板を見に行ったことでしょう。大切なのは今まで頑張ってきた過程です。その時間を自信に変え、高校でも頑張ってください。南犬飼中での3年間で色々なことに一生懸命に取り組み、楽しい時間を過ごしてきた皆さんですから、きっと充実した高校生活を送れることと思います。皆さんの活躍を期待しています。
3年生が卒業し、今日が1,2年生だけの初日となりました。昇降口には卒業式準備への感謝の言葉と、次を見据える言葉が掲示されていました。
また、給食時には新生徒会長が修了式までの生活について話をしてくれました。新入生が入学してくるまでのこの2週間が本当に大事になります。そのことに生徒自身が気づいていることが嬉しいことです。
それぞれの新たな出発を楽しみにしていきたいと思います。
先週3月2日は、みぶの日でした
3月2日(土)みぶハイウェイパークで開催される「みぶの日フェア」これは壬生町の魅力を発信しようと始まったこのイベント。イチゴやかんぴょうなどの特産品をアピールするとともに、様々なステージ発表で楽しませてくれます。そのステージで、本校の和太鼓の演奏が披露されました。文化祭でも披露した「屋台囃子」や「再見」などで会場を盛り上げました。
ボランティアで参加している子や友達を応援しに足を運んでいる子もいました。総合的な学習の時間に育まれた『地域をみんなで盛り上げよう』という想いがカタチになっていました。
1年生の『大人ってカッコいい!職業人から学ぶ』2年生の『クエストエデュケーション』では、社会とのかかわりを強く感じられるよう、各方面で活躍されている社会人の皆様にご協力いただいています。この探究活動(情報収集や課題解決)を通して、子どもたちが『地域社会の担い手である実感』や『幸せな時間の創造』を体験しています。この教育活動に共感し、ご協力いただける皆様を募集しております。
卒業式の裏側・・・
昨日は最高の陽気の中での卒業式になりました。2020年3月の卒業式は全国一斉休業で3年生のみの卒業式でした。あれから4年、全校生徒が集合しての卒業式を実施することができました。吹奏楽部の生演奏に、体育館に響き渡る国歌・式歌・校歌・・・卒業合唱、退場での有志コーラスと、終始メロディーに包まれ、想いがカタチになった感動の卒業式でした。
式場準備では、2年生が以前の写真を確認しながら一つ一つ丁寧に作り上げていました。来賓席の白布にアイロンをかけたり、テープを使って真っすぐに席を並べたり、細部にまで気を遣ってくれていました。
フロアを傷つけないように引くグリーンのシートは、毎年水拭きをしても黒ずんでしまうものです。今年は体育館後方から退場することになり、「せめて退場するシートは美しく」と本来の色になるまで何人もで時間をかけて磨いてくれました。自分たちにできることを少しでも・・・先輩たちのために。そんな想いが伝わってきました。
卒業式の数週間前から1階ホールに飾られていた「在校生からのメッセージ」を、3年生は足を止めてじっくりと読んでいました。それを体育館へと移動しました。当日、保護者の方々も足を止めて読んでくださっていました。
卒業式前日の夜、1階の校舎を回っていると3学年の職員が最後の学年掲示、教室掲示をしていました。最後の最後まで子どもたちの巣立ちを応援したい。子どもたちの想いを大切に取り上げ、小さな感動を重ねてきたからこそ、その価値を誰よりも感じている職員の想いがそこにありました。
卒業式
3月9日(土)、卒業証書授与式を行いました。今年度は、在校生も全員体育館に入り、コロナ禍前の形を取り戻して実施することができました。卒業生にとっては、何よりも嬉しいことです。
153名の卒業生は、卒業式の中では3年間を振り返り涙する生徒もいましたが、最後は自分たちらしく元気に、明るく卒業していきました。きっと明るい未来が待っていることでしょう。卒業おめでとうございます。
卒業生代表の答辞では、3年間を振り返り生徒会長としての思いや、先生方、保護者の方、後輩、そして3年間苦楽をともにした仲間への想いを語りました。
「桜の蕾も色付き始め、暖かな陽気になってまいりました、今日の良き日に、私たち153名は、たくさんの思い出を育んだこの学び舎を旅立ちます。本日は、私たちのために、このような温かい卒業式を挙行していただき、ありがとうございます。私たち卒業生は、この南犬飼中学校で身も心も大きく成長しました。
幸せな時間づくり。私達は、この南犬飼中学校のビジョンのもとに生活してきました。そして、私たちが過ごした3年間で南犬飼中は大きく変化しました。
入学してきた時と変わったことと言えば、「生活の心得」です。1年生の2学期、その時の生徒会長であった小林先輩の、「時代に合った生活の心得に改定し、生徒にとって生活がしやすい学校を作りたい」という言葉を今でも覚えています。各クラスで、はばたきの文言を一字一句丁寧に確認しながら検討を重ねた日々が懐かしく思えます。私は、生徒が学校のルールを変えられるということに大きな衝撃を感じました。なぜなら、ルールは大人が決め、それを守るのが生徒だと思っていたからです。そして、生活の心得を改訂したことで気づいたことは、自分たちが1から作った心得を、責任をもって守っていくことの重さです。私たち南犬飼中生には、果たすべき責任があるということを忘れないでほしいと思います。
ロング昼休みの導入も変わったことの1つです。これは、前生徒会長の髙橋先輩が、「生徒がもっと遊べる時間がほしい。生徒同士が仲を深められる時間を作りたい。」という生徒の思いを先生方に伝えてくださり、形となりました。猛獣狩り、警ドロ、クイズ大会、クラスでのレクリエーションなど、楽しい時間を過ごしました。あの時のみんなの笑顔は、忘れられません。
そして今、大きく変わろうとしていることがあります。それは制服の改定です。今年度、ここにいる生徒の皆さんに協力いただきながら、新制服づくりを進めて参りました。何度も検討を重ね、アンケートを取り、制服検討委員会の皆様に生徒会としての考えをお伝えしながら少しずつ形にしていきました。生徒の思いが詰まった、価値ある制服が仕上がりつつあります。ここにいる私達は、袖を通すことはありませんが、それでも未来の犬中生のことを真剣に考えてくれたみんなに感謝したいと思います。本当にありがとう。
私たちは、この三年間の中学校生活を通して、幸せな時間は、自分たちの手で作ることができるということを実感しました。「学校は楽しいところじゃない。楽しくするところだ。」という言葉を体現できるように前進してきた三年間でした。そして、そこには生徒の思いを大事にしてくださる先生方の存在がありました。
先生方、三年間ありがとうございました。私達のことを常に温かく見守り、ご指導くださりました。先生方が、生徒主体の学校作りに取り組んでくださったことで、私達は大きく成長することができ、南犬飼中が大好きになりました。本当にありがとうございました。
そして、私達がこのように幸せな時間を過ごせたのは、1番に家族の支えがあったからです。
私達を15年間育ててくれたお父さん、お母さん。普段は恥ずかしくてなかなか伝えることができませんが、この場を借りて伝えます。時には素直になれず、本心ではない、冷たい言葉を投げつけてしまったこともありました。心の中では駄目だと分かっているのに、伝えたいことが思うように言えませんでした。何度も心の中で「ごめん」とつぶやいていました。それでも常に私達を大きな愛情で包み、そばで寄り添い続けてくれたこと、どんな時も味方でいてくれたこと、本当に感謝しています。ありがとうございました。家族の力なくして、今の私達はありません。これからも、たくさん迷惑をかけると思いますが、よろしくお願いします。
私達と共に楽しい学校を作ってくれた1、2年生。今日は私達のためにこのような素晴らしい会場を準備してくださり、ありがとうございます。皆さんが学校行事に積極的に参加してくれたことで、私達の心にはたくさんの素敵な思い出が残っています。本当に感謝しています。南犬飼中学校は、生徒の思いを大切にしてくれる素敵な学校です。皆さんの思いと行動で、学校はさらにより素敵な学校になっていくと思います。南犬飼中の伝統を継承するとともに、皆さんの新しい取組で、より素晴らしい学校にしてください。さらに笑顔と幸せの時間が流れる南犬飼中にしてくれることを期待しています。
3年生のみんな。ここにいるみんなと出会えて本当によかった。みんなはいつでも明るく、元気で、優しかった。私が悩んでいた時、みんなの姿を見れば、元気がもらえた。励まされた。みんながいてくれたから、乗り越えることができた。本当に大切な存在。正直に言うと、別れがとても辛い。いつまでもここにいて、いつものようにたわいもない話をしていたい。笑っていたい…。しかし、今日、私達は旅立たなくてはなりません。だから、共に過ごした大切な時間を支えとし、自分を信じて、新たな一歩を踏み出しましょう。
令和6年、1月1日。能登半島地震の発生。被災されて今も苦しんでいる方々が数多くいらっしゃいます。私達は当たり前のように、何不自由なく生活し、このように盛大な卒業式を挙行していただいています。しかし、それは当たり前のことではないのです。辛い出来事はいつも私たちに、幸せの意味を教えてくれます。今、当たり前にあることを当たり前と思うのではなく、大切にして生きていきたいと思います。
だから私たちは誓います。どのような困難にも負けず、たくましく生きていくと。共に過ごした日々を胸に、自分で決めた道を、自分の足で踏みしめながら1歩ずつ歩んでいきます。今、胸を張ってそう言えるのは、仲間と共に築き上げた幸せな三年間があるからです。みんな本当にありがとう。
最後に、私達を支え続けてくださった全ての方々と、かけがえのない3年間を与えてくれた南犬飼中に深く感謝し、答辞と致します。」
本校のビジョンを生徒たちが価値あるものへと高めてくれていたことに改めて気づかされました。そして、卒業生は生活の心得の改定を始め、本校が大きな変化を遂げた1つ1つの思いを知っている学年でもあります。その大切な思いを後輩にしっかりと伝えてくれました。そして、多くの支えの中で自分自身があり、感謝の思いを語ってくれました。素敵な答辞をありがとうございました。
本日は、多くのご来賓の方々にも卒業式にご出席いただきました。また、多くの方々からご祝辞をいただきました。本当にありがとうございました。
卒業生にとって、幸多き未来になることを願っています。