はじめに
 このページでは、本校のICT活用について詳しくお知らせしています。主に平成28年度からスタートしたタブレットの活用について、どの教科のどんな場面で、どのような活用をしているかを解説していきます。また、職員向けの研修で利用した資料や教材のファイル等も、この下の「キャビネット」に置いておきますので、ダウンロードして御利用ください。
 ※スマートフォンからは「キャビネット」を利用することはできません。「キャビネット」の利用は、フルブラウザからお願いします。
キャビネット

ICT活用についての資料

{{cabinetFile.CabinetFile.filename}} >  ICT活用についての資料
名前 更新日
Windowsタブレット活用研修会.jtd 300
タブレット導入時の研修資料(一太郎版)です。
2017/01/24
Windowsタブレット活用研修会.pdf 235
タブレット導入時の職員研修資料です。
2017/01/23
タブレットのスペック.pdf 248
2017/01/20
タブレットの導入と活用.pptx 307
2月1日の発表用データ
2017/01/23
タブレットの導入と活用(資料).pdf 222
教育会発表時の資料(カラー版)です。
2017/01/23
タブレット貸し出し記録簿.xlsx 250
2017/01/20
壬生北小ICTスキルアップ研修.jtd 229
2017/01/20
壬生北小ICTスキルアップ研修.pdf 887
一太郎、エクセル、パワポの初歩
2017/01/23
教職員パワーポイント実技研修.pdf 224
2017/01/20
職員研修「パワーポイント実技研修」.jtd 267
2017/01/20
タブレット活用事例

タブレット活用事例

タブレットはオールインワン

 テレビに教材等を提示する場合、これまでは提示するものに合わせて機器を使い分けたり、組み合わせたりする必要がありました。例えば、下のような感じです。

 映したい物 記録機器 再生機器
 児童の活動の様子(静止画) デジタルカメラ パソコン
 児童の活動の様子(動画) ビデオカメラ ビデオデッキ
パソコン
 児童のノートや作品 スキャナー
実物投影機
 パソコン
実物投影機
 音声ボイスレコーダー パソコン
音楽プレイヤー 


 しかし
タブレットならばこれを全て1台でやってのけてくれます。もう記録と再生で別々の機器を使い分ける必要はありませんタブレットが1台あれば事がたります。


タブレットV.S.実物投影機

  O.H.P.(オーバーヘットプロジェクター。若い方は知らないかも?)に代わって、ICT活用の一翼を担ってきたのが「実物投影機(書画カメラ)」です。が、今後はその活躍の場をタブレットに取って代わられるのではないかと思われます。これまでの実践から、実物投影機と比較したタブレットの利点をまとめてみると次のようになります。
 実物投影機 タブレット
電源コードをコンセントに、映像コードをテレビに接続しておかなければならず、持ち運びができない。充電しておけば電源コードは必要ない。テレビにはワイヤレスで投影できる。
授業で使う前に電源や映像コードを接続して準備しておかなければならない。アダプタは常に接続しておけるので、タブレット側から接続するだけ。手間と時間が節約できる。
映したい物をそこに持って行かなければならない。教室程度の広さなら、どこからでもワイヤレスで投影することが可能。
映したいノート等を変えたいときには、その都度映したいものを取り替えなければならない。机間巡視しながら、映したいノート等を撮影しておき、切り替えはタブレット上で素早く行うことができる。→画像の連続提示.mp4(動画)
映したものの一部分を拡大したいとき、光学的なズームを行うので、ピントがぶれたり、違う部分が拡大されたりして、時間のロスがある。 映した画像をタブレット上で、指で広げる(ピンチイン)だけで、好きな部分を好きな大きさに拡大することができる。→拡大縮小.mp4(動画)
画面には書き込みができない。どうしても書き込む場合は、映しているノート等に直接書き込まなければならない。 画面に書き込みができ、また消すことも簡単。映した実物の方には書き込みの影響はない。書き込む色も自由に変えられる。→画面への書き込み.mp4(動画)
ノートなどを画面に1度に1つしか提示できない。画面を2分割や4分割させて、一度に複数のノートなどを提示させ、比較させることができる。


画面への書き込みができる
2分割して比較させることができる 

 これで、1台あたりの価格はそんなに違いありません。本校では、どちらともクラスに1台ずつ使える恵まれた環境にありますが、タブレット導入以降、実物投影機が活躍する場面はほとんどなくなってきています。

タブレットの保管方法

 導入した8台のタブレットは使用時以外は、職員室で一括管理しています。 用務員さんにお願いして、写真のような棚を製作してもらい、各クラスのタブレットの場所がすぐに分かるように保管しています。 充電器8台とケーブルもタブレットの棚の下の隙間に入るように作られていてスッキリしまえます。




 同じ場所に「タブレット貸出簿」(一番右)を置いておき、教室に持っていく際に記入してもらっています。 下がその「貸出記録簿」です。月日、貸出時刻、使用する機器の番号、氏名、返却時刻を記入してもらっています。また、返却した際には、返却時刻を記入し、次に使うときのために充電をするようにしています。 →タブレット貸し出し記録簿.xlsx(エクセルデータ)

スタート画面の設定について

 本校では、どのタブレットを使う場合も先生方や児童が同じ画面で使えるように、スタート画面をほぼ同じになるように設定しました。
 Windows10には、パソコン向けのデスクトップ画面と、タブレット用スタート画面が用意されていて、切り替えて使えるようになっています。本校のタブレットにはキーボードもついていますが、キーボードをつけてしまうと携帯性が悪くなってしまいます。先生方が気軽に教室へ持って行ってくれなくなるのではないかと考え、キーボードは別に保管してあり通常は使用していません。ですから、本校のタブレットはすべてタブレットモードにして、指のタッチ操作だけで操作してもらうようにしてあります。タブレットモードにすることで、アイコン(Windows10では「タイル」と呼びます)が大きくなり、指でタップしやすくなります。また、デスクトップのアイコンはダブルクリックの煩わしさがありますが、タブレットモードのタイルは1度タップするだけで開くことができ、快適です。

 あとは、よく使うソフトやフォルダのショートカットをこのスタート画面に作成し、並べ替えておくことで、使い勝手が断然に良くなるものと思います。以下が本校のタブレットのスタート画面です。



 Windows10付属のものとしては、「カメラ」「フォト」「ボイスレコーダー」「Grooveミュージック」「Microssoft Edge」「電卓」「Cortana(音声入力)」「マップ」「設定」等のタイルを、スタート画面に「ピン留め」してあります。 
 このタブレットには、「Microsoft Office」(Word,Excel,PowerPoint)が入っていませんので、文書を作成することはできません。その代用として「OneNote」もスタート画面においてあります。
 また、英語の「Hi Friends!」や「Google Earth」などもインストールして、ショートカットを作成しておきました。「ひまわりポケット」は業者テストの付録でついてきたものです。そのほか、画面に直接手書き入力するためのフリーソフト「Screen Pen」や「白板ソフト」、映像を遅延再生させるためのフリーソフト「Lag Mirror」も入れてあります。

 また、児童に調べ学習をさせる際に役立つ「Yahoo!きっず」や「NHK for school」、計算技能の習熟に役立つ「勇者計算騎士ナリガイガー」へのショートカットも作りました。

   導入時に研修で使った資料はこちらです。 → Windowsタブレット活用研修会.pdf

利用状況

 2学期の終わりごろ、担任の先生方にアンケートに答えてもらい、タブレットの活用状況を調査しました。まず、どのような機能を利用したかについては、下のような結果になりました。


 カメラを使った機能が多く使われているようです。難しい知識や技能がなくても簡単に利用できる点が好評のようです。次に教科ごとの利用人数です。


 こちらは「算数」で活用した方が一番多かったです。「ノートに書いた問題の解き方をカメラで撮影し、テレビに映して説明させる」といった使い方が多いようです。意外なのは、これまでICTを活用する場面があまり多くなかった、「体育」や「音楽」「図工」が上位にランクインしていることです。ノートPCだと重たいので体育館や校庭、特別教室に持ち運ぶのをためらってしまいますが、タブレットなら気軽に持って行けるというメリットが生かされている結果ではないでしょうか。体育や音楽の授業では、児童の運動や器楽の技能を動画で撮影し、それを見ながらできばえを客観的に振り返らせ、さらなる向上を目指して取り組ませるといった使い方が可能になりました。