2022年12月の記事一覧
人権週間の取組を紹介します!①
12月10日(土)は、世界人権デイです。
このことを受け、12月4日(日)~12月10日(土)を校内人権週間と設定しました。
本校では、1、2年生を対象に、希望者を募って実行委員会を組織し、人権への意識を高めるための啓発活動を行っています。
今年度の人権週間のテーマは「人権とSDG's」です。
12月5日(月)、第1目「人権と人権週間」の自作動画を給食の時間に視聴しました。
「自分を大事にすること。自分と同じように他の人を大事にすること。」
誰もがかけがえのない存在です。そして、本当に稀にしか生まれてこなかった命です。だからこそ、精一杯自分を輝かせてほしいと思います。
実行委員の皆さんが制作してくれた啓発動画から多くのことを学べそうです。楽しみにしています。
校内読書週間(第4日・最終日)
校内読書週間 図書コラボ給食を満喫した1週間でした。
本校は、前向きで黙食の給食時間を現在も続けています。どの学年も約束事をしっかりと守ることができています。
そのため、子どもたちが楽しめるようにお昼の放送を工夫したり、コラボ給食を行ったりしています。
第4日【コラボ給食メニュー:朝井リョウ著「何者」キーマカレー】
就職活動をしていく大学生の主人公は、自分て何者なんだろうと深く考えるストーリーです。
作品の中で、レトルトのミートソースにカレー粉をかけるだけで作ったキーマカレーが出てきます。作品と同じように、ミートソースを作ってからカレー粉をかけ、ナスと豆も入れたそうです。ポテトサラダにポテトチップスをかける料理も出てきます。じゃがいもを薄く切って、手作りのポテトチップスをポテトサラダにかけたそうです。
第5日【コラボ給食メニュー:長谷川町子著「サザエさん」わかめご飯、たらの味噌焼き、かつお節】
昭和21年から昭和49年までの28年間、幅広い世代から愛された漫画です。図書室にはたくさんの本が用意されています。
作者の長谷川町子さんは佐賀県の出身です。本日のメニューには、佐賀県の郷土料理「のっぺい汁」も出ました。
良書との出会いは、人生を豊かにします。なぜならば、人が一生を通して出会うことのできる人は限られているからです。
旅に出ると人に出会い、美しい風景や新たな出来事に出会い、気付きが生まれます。
本を読むこと、映画を観ること、本物に触れることなど、たくさんの経験を積み重ねてほしいと思います。
そして、たくさんの出会いを楽しんでください。
コラボ給食の企画をしてくれた栄養士さんと図書担当者さん、手の込んだ献立を料理してくれた調理員の皆様に心から感謝申し上げます。
楽しい食育を実感した1週間でした。
数学科の研究授業を行いました!
2学期の始業式当日、白鴎大学教育学部教授 上野耕史先生を講師にお招きし、「GIGAスクール構想が目指すもの」について講話していただきました。ICTを実際の授業に活用した授業づくりにも関わっていただきました。
11月28日(月)、1年生の数学科「平面図形:おうぎ形の弧の長さと面積」の研究授業を行いました。
小学校での既習事項「小5:円周」「小6:円の面積」の知識を活用して、家族4人でピザを分ける方法を考え、口頭や記述でアウトプットしました。
「家族が5人の人はいるかな?」の問いかけに、何人かの手が上がりました。そこで本時のねらいが示されます。
「ピザをきれいに等分する方法を考え、この長さや面積、中心角の関係を理解することができる。」
ワークシートの図への書き込み、計算式など個人で考えた内容が記入されました。ここでは、「手を動かすことで思考を深めていく」ことをねらっています。
次に、考えを基にグループでの話合いは、タブレットを1台用いて1枚のパワーポイントシートにグループの考えを書き込みました。「ICTを活用し、他者の意見を聞いて思考を整理したり、広げたりする」ことをねらいます。
ここでは、授業者がグループの話合いの経過を画面キャプチャーし、記録に残していました。
子どもたちにとってピザを5等分する方法は「やや難しい課題」です。
話合いでは、意外な方法も考え出されました。
□中心角度を5で割る
□円周の長さを測る
□20等分にして分ける
□正5角形を使う
□星を描く
□時計の文字盤を使う
現在、小学校でもタブレットを活用した授業が当たり前に行われています。その子どもたちが、これから中学生になります。GIGAスクール構想のキーワードである「個別最適な学び」「協働的な学び」を実現していく授業が求められます。
授業や授業研究会を通し、本校の今後の課題を以下のように捉えました。
■ICTを活用することで思考を深めていくのか、それとも思考を整理したり、広げたりしていくのかなど目的意識を明確にしていく必要性を感じました。
■話し合いの様子を画面キャプチャ―などで記録し、どの子も学びから逃避しない授業づくりを目指す必要性を感じました。
■教科の学びの系統性やタブレットの活用の仕方を含め、実質的な小中の連携を強化していくことが大切であると感じました。
白鴎大学教授上野先生には、基調講演、複数回にわたる授業づくりへのご指導、授業研究会でのご助言を賜り心から感謝申し上げます。