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「リレーで伝える本校の強み!」⑥

 「リレーで伝える本校の強み!」第6弾は、本校に最も長く勤務されているO.Y先生に思いを語ってもらいました。

 

■私が感じる犬中生の強みは、「必要なことに気づき、自主的に行動することが出来るところ」だと思います。


 皆さんは「犬中の伝統は何ですか」と聞かれたら何と答えますか?
 私は何よりも「ノーチャイム」だと思います。今でこそ多くの学校で実施していますが、犬中のノーチャイムは昭和40年代から実施されているそうで、今から60年も前から行ってきたものです。ノーチャイムは「チャイムに促されずに、時計を見て自主的に行動する」という趣旨のもと行われてきたものです。初めはチャイムのない生活に戸惑いがあったと思いますが、今では普通になったのではないでしょうか。毎日時計を見て自主的に行動できていますね。素晴らしいです。

 その他にも活発な生徒会活動や自問清掃があると思います。
 昔から犬飼中は生徒会活動が活発で、生徒が考えて生徒主体で活動した各種専門委員会主催の行事が沢山ありました。また、ずいぶん昔の話ですが、男子の長髪がOKになったのも、カラーのライン入りの靴がOKになったのも生徒会からの提案でした。
 最近でも皆さんで考えた生徒心得の改定、Long昼休み、全校レクリエーション、有志や部活動ごとに行われるあいさつ運動、シトラスリボン運動参加など、その伝統が受け継がれ、生徒が考え、生徒主体で自主的に活動している活動が見られます。
 自問清掃の歴史はまだ浅いですが、時間になったら自分の清掃場所に行き、汚れている場所を自主的に清掃する強制されない清掃が毎日黙々と行われています。これも素晴らしいです。
 この他にも、毎日の係活動や部活動、友人関係の中にある何気ない思いやりの行動など「必要なことに気づき自主的に行われている行動」は富にあるのではないでしょうか。
 このように「必要なことに気づき、自主的に考えて行動することが出来るところ」が私の考える犬中生の強みだと思います。
 犬飼中が古くから加盟しているJRCには「気づき 考え 実行する」という目標があります。その中で一番大切にしている目標は「気づく」ことです。自主的な行動も、どんな素晴らしい活動も「これをしよう」と気づかなければ何も始まらないからです。皆さんもこれからの人生の中でこの「気づき」を大切に自主的な生活を心がけていってほしいと思います。

 

  O.Y先生は、本校に3回赴任し、通算で22年間勤務されました。地域のことも、学校の様子も熟知し、その変遷を見届けてきました。

 ある時、一緒に中庭を眺めながら、「色あざやかな中庭は、本校の自慢でしたよね。」と話していました。この会話から始まったのが「中庭再生作戦」でした。40年弱経過しましたので、元通りの色合いとはいきませんでしたが、ずいぶん復元されました。

 ありがとうございました。