学校生活の様子・ブログ

2023年11月の記事一覧

読書週間~図書コラボ給食③~

 図書コラボ給食3日目は、『進撃の巨人』より「サシャの蒸かしいも」が登場しました。

 約100年前、世界に突然として巨人が現れ、巨人から身を守るため、人類は巨大な壁をつくり、その内側で生活することになります。壁の内側に巨人が侵入してくることはなく、人類は約100年間平和に暮らしていました。しかしある日突然、巨人により壁が破壊されます。平和な生活を奪われた人類は、巨人からこの世界を取り戻すために立ち上がるというお話です。

 自由奔放で並外れた食い意地の持ち主であるサシャは、104期訓練兵団の入団時にキース教官の厳しい扱いに新人一同が震え上がる中、ただ一人直立不動の敬礼に近い姿で立ちつつ、調理場から盗んだ蒸かしいもをムシャムシャと食べ続け、教官に咎められても話題をすり替え、開き直っていたという場面に、「サシャの蒸かしいも」が登場します。

(引用「進撃の巨人」諫山 創)

 サシャはどんな気持ちでこの蒸かしいもを食べたのか。もう本を読むしかないですね。今日も美味しくいただきました。ごちそうさまでした。

読書週間~図書コラボ給食②~

 図書コラボ給食2日目は、『舞子さんちのまかないさん』より「親子丼」が登場しました。

 祇園の舞妓さんになることを夢見て、親友のすみれと共に故郷の青森を離れ、京都へやってきたキヨ。舞妓さんたちが共同で生活する屋形に住み込み、鼓や舞などの稽古に励んでいたキヨだが、舞妓に向いていないから青森へ帰るようにと言われてしまう。気落ちするキヨだが、ある日、みんなのために作った親子丼が評判に。毎日のご飯を用意する「まかないさん」として、屋形で働くことになる。一方すみれは、京舞の才能を発揮し、100年に一人の逸材として、由緒ある祇園の花街で名を馳せていく、キヨとすみれを中心としたお話です。

 

 (引用「舞妓さんちのまかないさん」小山愛子)

 この親子丼がキヨの人生を変える一杯だったんだなとしみじみ考えながら美味しくいただきました。ごちそうさまでした。

読書週間~読み聞かせ~

 読書週間といえば、毎年、壬生町立図書館読書ボランティア「おはなしアライグマ」の皆様による読み聞かせを実施しています。今年度も27~29日の3日間お世話になっています。

 小さい頃に読み聞かせをしてもらったことが懐かしく思い出される生徒も多いことでしょう。話に引き込まれ、みんな真剣な表情で聞いています。本当にあっという間の20分間です。

 残り1日、宜しくお願い致します。明日の朝が楽しみです。

読書週間~図書コラボ給食①~

 読書週間の企画の1つに、図書コラボ給食があります。これは、本に出てくる料理を再現し、給食に登場させるワクワクが止まらない、毎年楽しみな企画です。

 1日目は、『スラムダンク』より「焼うどん」が登場しました。

 この焼うどんは、主人公の桜木花道が所属する湘北高校バスケットボール部員がテストの追試験のために、みんなで家に泊まって勉強している際に、キャプテン赤木の妹である晴子さんが夜食として作ってくれたものです。

(引用「スラムダンク」井上雄彦)

 

  桜木花道はこの焼うどんを食べて勉強頑張ったんだなと感じながら、美味しくいただきました。ごちそうさまでした。 

ニュージーランドと交流授業☆彡

 11月24日(金)2年3組とニュージーランドの中高一貫校とのオンライン交流授業が行われました。映像が映ると、子どもたちは「わ~」と喜びの声がもれました。教室のレイアウトから制服に至るまで、文化の違いが一目瞭然!! 

 事前に準備しておいたクイズは、給食や清掃のことなど日本の学校では当たり前なことですが、海外の生徒には斬新かもしれない内容でした。この事業のねらいは、相互の文化交流、異文化理解です。ねらいに沿ったクイズで学校生活を紹介する子どもたちの表情は、少しはにかみながらも誇らしげでした。

 後半は、ニュージーランドの生徒からの質問に答える番です。日本語を学習している生徒たちは、「質問があります。音楽を聴きますか?」「好きなことは何ですか?」「嫌いなものは何ですか?」と流暢に問いかけてくれました。本校の子たちは、ゆっくりと、優しい日本語で答えていました。

 20年前では考えられなかった架け橋がそこにありました。距離という制約を超えてコミュニケーションが可能になった今、多様な言語・多様な文化を受け入れ、理解することこそが幸せの一歩目なのでしょう。

 ダイバーシティーお台場では、建物の中に授乳室や礼拝室など、多様な人々への配慮がなされた空間が広がっています。この教育活動が、そういった多様性を認め、互いの幸せを尊重できる価値観の基盤になってくれることを祈ります。

 来週は1年生、3年生のクラスでも実施いたします。取り組みをご提案してくださったジョイトーク様、ありがとうございました。

「かんぴょうチップス」いかがですか?

 11月23日(木)の下野新聞に、クエストエデュケーションでドラスルカフェとコラボした「かんぴょうチップス」の記事が掲載されました。

 代表生徒の2人が11月3日(金)壬生町総合産業まつりに参加し、試食していただいたり、ネーミングの投票をしていただいたり、今後へ向けての市場調査を行いました。

 11月24日(金)お昼の放送でインタビューに答えてくれました。ハッピーボックスに掲載しましたので、ぜひご一読ください。この後もカリカリ触感を出すための試作を続けていくそうです。成功を祈ります!!

第1学年 職業人講話「夢の実現に向けて」

 11月24日(金)社会の様々な職業についての視野を広め、将来に対する夢や憧れを抱いて、その実現に向けて努力する態度を育てることをねらいとして、企業にお勤めの方6名にお越しいただき、お話を伺いました。

   

 なぜその仕事をしたいと思ったのか、企業のコンセプトや仕事の内容など、楽しく・詳しく説明していただきました。子どもたちは食い入るように話を聴き、たくさんのことをメモしていました。

 

 「働くって楽しそう」そんな気持ちが沸いてくるような話に、自分の将来について考えを広げていく、そんな子どもたちの表情が印象的でした。「仕事のやりがいは?」の質問に「人の役に立つことがこんなにも素晴らしいこなんだって感じています。」「人の心を動かすことができるって素敵じゃないですか」などなど答えてくださいました。興味がもっともっと高まる感覚を味わえた時間でした。

 広告会社の方は「どう共感してもらえるか」「僕たちの仕事で商品を口にした人が『幸せだったな。明日も頑張ろう』って思ってもらえるのが一番です」とおっしゃっていました。本校のビジョン「幸せな時間づくりを応援します」に通ずるお話に、胸が熱くなりました。

 お忙しい中、時間をつくり遠方からお越しいただいたこと、子どもたちに分かりやすいお話になるように準備をしていただけたこと、そして何より熱いお話をいただけたこと、心から感謝申し上げます。ありがとうございました。

体育館の空調が整いました

 本日11月23日(木)旧体育館・新体育館のスポットクーラーを稼働するための変電設備が整い、使用可能になりました。温暖化で夏場の熱中症が心配され、体育や部活の活動時間帯に制約がありましたが、夏でも安心して活動することができるようになります。子どもたちが安心して幸せな学校生活が送れるよう、施設設備を改善していただき、心から感謝申し上げます。ありがとうございます。大切に利用させていただきます。

 また、本日から各教室に備え付けの超短焦点プロジェクターの設置工事が始まりました。授業がまた一歩前進しそうです。

2学期末テスト(2日目)

 11月21日(火)、2学期末テストの2日目を実施しました。

 昨日も遅くまで勉強していたのか、少し眠そうな表情で登校してくる生徒が多い印象でしたが、クラスに入ると元気いっぱいでした。3校時目まで一生懸命にテストと向き合い、2学期末テストが終了しました。

 テスト後はやり切った達成感が味わえたようです。お疲れ様でした!

 3年生は来週にも実力テストがあります。次のテストに向けて粘り強く頑張ってください。

 1,2年生は今日から部活動再開でした。日暮れが早くなり、活動時間は短いですが、その中で時間を大事に活動している様子があります。この冬をどのように活動していくかによって成長の度合いが変わっていきます。寒さに負けず熱く燃えていきましょう!

2学期末テスト(1日目)

 11月20日(月)、2学期末テストを実施しました。

 朝から黙々と勉強し、テストに向かう表情は真剣そのものです。

 2学期の始業式には、校長から「学力は今から3か月後に成果が表れると言われます。」という話がありました。9月から数えてその3か月が経とうとしています。生徒の皆さんが2学期に頑張った成果が発揮される時です。

 明日は2日目となります。最後まで頑張ってほしいです。

教科書を読み取る力

 東ロボくんの開発者:新井紀子氏の著書に「AIと教科書が読めない子どもたち」「AIに負けない子どもを育てる」があります。その中で、AIが苦手とする読解力を身に付けるにはどうしたらよいのか基礎的・汎用的読解力を身に付ける重要性を述べています。

 教科書の読み取り方を、各教科で挑戦しています。数学でも、説明されている文章の重要語句が図のどこを指しているのか文章で表現されている内容を表している式はどれなのかを線でつなぎ整理することに挑戦しました。

 初めてなので、先生と一緒にやってみる?友達と確認しながらやってみる?一人でやってみたい?って、自分で決めてスタート。不安そうにしていた子どもたちですが、手順が分かるとそれぞれのペースで読み進め、ノートにまとめ始めました。図の中の同じ大きさの角に色を付けて理解しながら、定理の証明を書き始めます。もちろん、根拠となるのは今まで学習してきた図形の性質。「先生これであってますか?」「あれ?これおかしいですよね」「先生ヒントください。」と確認する声がたくさん上がってきました。自分で目標を決めて、3種類の証明すべてに挑戦する粘り強い姿も見られました。「3つ目は教科書にヒントの図が書いてあるよ~」「ん~~?補助線引く・・・」この後、3つの証明はそれぞれクラスルームにアップされ、各自で終わり次第、確認します。

 急かされずに進められることが安心感につながったようです。「いつもより時間が短く感じた」と達成感に満ちた表情がそこにありました。

 「三角形の外角の性質が証明でよく使えることが分かった。」「教科書を見ながら、友達と協力して定理をまとめることができました。まだ証明が二つ残っているので頑張りたいです。」「円周角の定理を理解できたが、証明するのが難しいのでもっと学びたいと思った」と、振り返りに入力していました。

 「高校生になる前に数学の教科書の読み取り方ができるようにしよう」との声掛けに、前向きに取り組みはじめた子どもたちの可能性に期待が高まります。

ハッピーボックスのお知らせ♬

お昼の放送をハッピーボックスに掲載しました。ご一読ください。

みぶバンドフェスタ【3年生演奏】(←お子様のアカウントでご覧になれます。)

 ディズニーメドレーでたくさん盛り上がったフェスタでしたが、本日11月18日はミッキーとミニーの誕生日だそうですよハート

頑張れ犬中生!!

 11月17日(金)今日から2学期末テストに向けて部活動停止期間に入りました。期末テストはその学期の学びを確かめる大切なテストです。1年生は1学期末、2学期中間テストを経験し、中学校の定期テストへの対応ができるようになってきました。なにより、計画的に各教科のワークを進めている姿があります。3年生は休み時間を使って疑問点を教え合いながら勉強しています。定期テストに向けてどのように勉強に取り組むかが、定期テストというものの価値を高めていきます。テストまでの過程が大切です。2学期末テストまであと3日。最後まで諦めず頑張る犬中生を応援します。ファイトだ!犬中生!!お知らせ

 

道徳研究授業

 11月15日(水)、道徳の研究授業を行いました。

 道徳科の目標は「よりよく生きるための基盤となる道徳性を養うため道徳的諸価値についての理解を基に、自己を見つめ物事を広い視野から多面的・多角的に考え人間としての生き方についての考えを深める学習を通して、道徳的な判断力心情実践意欲と態度を育てる」です。

 道徳性とは人間としてよりよく生きようとする人格的特性であり、道徳性を構成する諸様相である【道徳的判断力】【道徳的心情】【道徳的実践意欲と態度】を養うことが大切です。

 また、道徳的諸価値とは、「よりよく生きるために必要とされるものであり、人間としての在り方や生き方の礎となるもの。」です。道徳的諸価値は、以下の3つです。

 ①【価値理解】道徳的価値のよさ、素晴らしさ、人間としてよりよく生きる上で大切なことを理解する。

 ②【人間理解】道徳的価値の実現の難しさ 、大切であると分かっていてもなかなか実現することができない人間の弱さを理解する。

 ③【他者理解】 道徳的価値観の多様さ、道徳的価値を実現したりできなかったりする場合の考え方、感じ方は多様であることを理解する。

 

 本日の教材は「あるレジ打ちの女性」でした。何をしても続かない女性が、レジ打ちの仕事を始め、次第に仕事をすることの喜びに気づき始めると言ったお話です。内容項目は【勤労】であり、ねらいは「自分の考え方次第で仕事の素晴らしさが見いだせることを理解し、将来、自分の能力や個性を生かした働き方をしようとする心情を深める」でした。つまり、【道徳的心情】を養うことが今日の授業のねらいであるということです。

 道徳科の授業は、「自己を見つめる」ところから始まります。これまでの自分の経験やそのときの考え方、感じ方と照らし合わせながら考えを深めます。今回は事前に働くことについて生徒アンケートをとり、お金や楽しさを重視して考えているという意見が多くありました。このことから、自分自身の働くことへの意識を見つめました。

 

 次は「物事を広い視野から多面的・多角的に考える」ことです。物事を一面的に捉えるのではなく、生徒自らが道徳的価値の理解に基づき考え、様々な視点から物事を見つめて、主体的に話し合う場面です。この議論が、道徳性を深めていきます。「レジ打ちの女性が泣き崩れたのは、どんな気持ちだったからだろうか」と登場人物の心情を考えました。生徒は、「人から頼られたから」「自分の成長に感動」「誰かのために働くことを感じた」「必要とされる存在と思えた」など様々な視点で考えていました。

 

 授業の最後は「自己の生き方についての考えを深める」ことが大切です。自己の生き方と照らし合わせて考え、道徳的価値を自分との関わりで深めたり、自分や他者の経験や感じ方・考え方と重ねながら、道徳的価値について自分の考えを発展させたりしていきます。そのことによって、道徳的価値の主体的な自覚が育っていくのです。まず、今まで自分が人の役に立った経験とその時の気持ちを振り返りました。

そして最後は、今日の授業で考えたことをチャットに打ち込みました。

仕事はお金や自分の利益だけでなく、誰かのために働いてやりがいを感じられるものの方がいいと思いました。

誰かの役に立つことを楽しいと感じることは、自分の幸せにも繋がっていると感じました。

最初は自分がやりたいことや、やってみたいことことをやればいいと思ったけれど、誰かのために働くことはそれ以上に〝やりたい!“と思えるのだなと思いました。

などと書いていました。授業の始まりと 終わりでは、働くことへの心情の変化が読み取れました。

 道徳科の授業は、答えが1つではない道徳的な課題を、一人一人の生徒が自分自身の問題として捉え、向き合う「考え・議論する道徳」へと変容しています。

 今年度、栃木県教育委員会義務教育課の先生、下都賀教育事務所の先生、壬生町教育委員会の先生方が道徳教育応援チームとして、本校の道徳教育を支えてくださいました。本当にありがとうございました。

第2回 壬生藩校学習館祭り

 11月12日(日)城址公園ホールにて、2021年に開催された全国藩校サミットの記念大会として「壬生藩校学習館まつり」が行われました。本校から、論語大朗誦に2名・作文発表1名「君子は人の美を成して」・プレゼンコンクール2名「国語『古今和歌集より』・数学『平方根より』」とそれぞれに堂々と素晴らしい発表を魅せてくれました。

 藩校とは現在の学校の前進であり、壬生小の前進となる「学習館」という藩校にて、論語を諳んじていたことから、壬生町では小学校教育課程にて論語18章句を諳んじることを目標にしています。中学生になると教科書にも、漢文として「論語」が掲載され、その意味を学習することになります。作文発表の中には「私たちの生活に必要なことを教えてくれるもの」「日常生活の中で大切にすること」「人生の教訓」と口々に発表していました。論語は日本人の道徳観につながるものですね。本校代表者は次のように語りかけました。「君子は人の美を成して」(←お子様のアカウントでご覧になれます)「短所と長所をつながりのないものと捉えるのではなく、見方を変えて長所ととして捉えることで、他人を羨むことや妬むことが減り、・・・ネガティブでマイナス思考だった自分が変化し、自信にもつながりました。・・・現代の様々な情報が交錯する中で、あえて孔子が教え導いてくださった論語に触れることで本来の姿や考えに戻る、悩みや不安を考え直し、新たな自分に出会えると思います。」と。

 

 開会式では、教育長より「渋沢栄一は『論語と算盤』で素晴らしい改革をしてきました。今、壬生町は『論語とICT』で夢と志をもって、変化の激しい社会を逞しく生き抜く力が養われています。」とお話をいただきました。

 町長より「逞しく成長した子どもたちが、郷土壬生町ならぬ日本を牽引するような人材になって、多くの人が活躍してほしいと思います」と熱い想いをいただきました。

 プレゼンコンテストでは、本校代表者3年生の2名が、普段の授業内で行ってきた探究学習をベースに、テンポの良いキレのある発表で、難しい「古今和歌集」と「白銀比」を、とても親近感のあるものとして紹介してくれました。

「むすぶ手の しづくに濁る 山の井の あかでも人に わかれぬるかな」 

この和歌は、紀貫之が旅の途中で出会った女性ともっと話がしたかったと詠んだ歌であること。自分で調べたからこそ、詠み手の人物像や背景を理解し、体験を自分がしたかのような感覚が生まれたとまとめていました。

 白銀比(1:√2)は何度折っても縦と横の比率が変わりません。そこからの探究により、白銀比が日本最古の建造物である法隆寺や現代の日本を象徴する建造物であるスカイツリーに使われていること、黄金比のキャラクターと比べることで日本人が愛らしいと思う比率であることへ発展させていました。

 渋沢栄一の「論語と算盤」ならぬ、南犬飼中の「国語と数学」(←お子様のアカウントでご覧になれます)での発表でした。

 学校の普段の教育活動から、このような発表の機会をいただけましたこと、壬生町ロータリークラブ並びに壬生町教育委員会の皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。

 

避難訓練

 11月13日(月)、今年度2回目の避難訓練が行われました。

 今回は通常の避難訓練に加えて、「消火器・消火栓の使い方」と「垂直式避難袋の使用方法」を理解することを目的に実施しました。

 事前に動画を視聴し、使い方を学びました。

 火事が起きてしまった際は、まず消火器や消火栓を使って初期消火を行い、すぐに避難を始めます。たとえ火がまわってしまい、3階に取り残されたとしても、垂直式避難袋の使い方を知っていれば、逃げることは可能です。この動画を見た生徒は、「3階に黄色いものがあったのは知っていたが、こんな風に使う物だったとは知らなかった。」「垂直って怖そう…。」など様々な反応がありました。垂直式避難袋の中はらせん状になっているので安全に降りることが可能です。

 そこで、本日の避難訓練では生徒の代表が実際に垂直式避難袋を使って3階から降りる体験をしました。

 

 体験した生徒は「最初は怖かったけれど、中に入ってしまえば全然怖くなかったです。」と話していました。知識として使い方を知っていることで救える命があります。もしもの時がいつやってくるか分からないということを肝に銘じ、日頃から防災意識を高めてほしいと思います。

数学「星形五角形の内角の和は?」

 2年生数学では、学習した内容を活用して課題に挑戦する授業が展開されていました。「星形五角形の内角の和はいくつになると思う?」という問いかけに、「180°」「360°」「540°」と予想していました。とりあえず、分度器で図って確認する子、紙を切ってくっつける子、図の中にたくさん線を引いてみる子、様々な視点で思考が進んでいました。「真ん中が正五角形ではなくて、どんな星形でもだよ~」と言われて、困ってしまう子もいました。すると・・・チャットに自分のプリントをアップして「助けて~」って。そんな使い方もあるのかと、感心しました。

 考えがまとまったらチャットにアップして、みんなで共有します。友だちの画像を見て「なるほど~」「賢すぎ!」とつぶやきながら、自分のプリントに理解したことを書き留めていました。

 平行線の同位角・錯角の性質や三角形の外角の性質などを根拠として説明していました。みんなの前で説明するのはちょっとドキドキしますが、説明が終わった後の誇らしげな表情が頼もしいですね。

 子どもたちに身に付けてほしい数学的『見方・考え方』とは、「事象を数量や図形及びそれらの関係などに着目して捉え,論理的統合的発展的に考えること」です。この論理的というのは、「 帰納的に考えようとする」「順序よく考えようとする」「根拠を明らかにする」こと。統合的というのは、「関連づける」「既習の事柄と結びつける」ということ。発展的というのは、「 適用範囲を広げる」「条件を変える」「新たな視点から捉え直す」ということです。

 今回の授業では、論理的に考えることがしっかりとできていました。友だちの意見をよく聴き、汲み取ろうとする姿勢も立派でした。

 アップされた考え方を分類したり、ここから「星形七角形・九角形では?」と発展させたりして考えようとする態度も、これから養っていきたいと思います。

道徳「償い」より

 ローテーション道徳が始まりました。本来であれば担任が担う道徳ですが、教員の強みを生かし、探究した資料での授業を各学年で順次実施しています。

 ゆく年くる年でお馴染みのさだまさしさんの名曲『償い』を鑑賞し、その歌詞から、子どもたちは思い思いに付箋に書き込み、最愛の人を奪われた悲しみ・怒りといった気持ちに共感するところからスタートしました。

「奥さんから来た手紙の『ありがとう』はどんな想い?」との問いかけに、

「許したわけではないけど、あなたができることはもう十分してくれました」

「あなたが夫を思ってくれ続けていることは伝わりました。」

「あなたが一生懸命はたらいている姿が想像できます。」

「もう十分です。あなたの人生を生きてください。」

とプリントに書き込んでいました。

 授業の振り返りには

「失敗をしてしまった時には誠意をもって謝罪することが大切だと思いました。」

「気持ちを込めることが大切なのだと思いました。」

「一生懸命、誠意をもった行動をすれば、相手の気持ちも変わっていくかもしれないから・・・」

『誠意』というキーワードが多くみられました。そして人間の『寛容さ』にも気づいていました。

 さだまさしさんが、「この事実を知って感動したから曲にした」とおっしゃったように、資料自体に力があります。自分が体験したことのない他の人の人生から、子どもたちがしっかりと学び、友だちの感じ方・考え方を踏まえて、自分の道徳観につなげいってほしい、そんな想いが授業者から伝わってきました。

 

夢と志のある人づくり講演会

 11月10日(金)、壬生町教育委員会主催の「夢と志のある人づくり講演会」を実施しました。

 壬生町は、江戸時代、壬生藩として徳川将軍の日光礼参の際の宿城として壬生城を中心に栄えました。壬生藩校「学習館」は全国的に見ても早期に創設され、その弟子たちは蘭学とともに論語を学んでいました。現在でも小中学校において論語教育を取り入れ、人としての生き方や心の持ちようを学んでいます。これらの教育の一環として、中学校では郷土や日本、世界の偉人の生き方から夢や志を持って、たくましく生きることの大切さを学ぶ機会として「夢と志のある人づくり講演会」を開催しています。

 今年度は「日光東照宮祭神 徳川家康の、夢と志と人づくり・町づくり・国づくり」という題目で、東洋大学の先生による講演会を実施しました。

 昨日の学習委員会放送のゲストであった3年生は、「社会の学習が大好きで、特に歴史は奥が深くて楽しい!」と話していました。その生徒に講演会後に話を聞くと、「徳川家康は天ぷらの食べ過ぎで亡くなったという説があるのは知っていましたが、胃がんを患っていたことを始めて知り、色々な説があるのだなと関心が高まりました。僕も家康みたいに時代を切り拓く力を付けたいので、本をたくさん読んで勉強したいです。」と感想を話してくれました。改めて学ぶことの楽しさを感じた講演会だったようです。

 壬生町教育委員会の先生方、そして講師を務めてくださった東洋大学の先生、ありがとうございました。

制服検討委員会

 11月9日(木)、制服改定における検討委員会を行いました。

 初めに生徒会役員から、生徒アンケートをもとに中央委員会で検討をしたジャケットとボトムスの色の提案をしました。検討委員の皆様の承認が得られ、ジャケットは濃紺ボトムスは紺で進めていくことが決まりました。

 また、ボトムスの差し色について提案をしました。生徒アンケートで人気があった青を中心に進めていくことが決まりました。今後は、青を中心に白や紫、赤などの差し色とバランスを考えながら、明石スクールカンパニーの方がサンプルを用意してくださることになっています。そのサンプルをもとに、再度アンケートを行って参ります。

 さらに、エンブレムの検討を行いました。事前に生徒全員から募集し、67点のデザイン案が集まりました。その中から中央委員会で精選し、本日の検討委員会にて3点まで絞りました。この3点を明石スクールカンパニーの方がブラッシュアップしてくださいます。それをもとにアンケートを行っていきます。

 検討委員のPTA会長様、PTA副会長様、PTA学年委員長様、学校運営協議会長様、そして明石スクールカンパニーの皆様、本日はありがとうございました。次回も宜しくお願い致します。