2023年1月の記事一覧
スキー学習に行ってきました!
第2学年は、1月27日(金)より1泊2日で奥日光にスキー学習に行ってきました。
スキー学習の目的は、
①自己の目標に向かって努力する態度を養う。
②生徒間の相互理解を深め、健全な心身を育成する。
③自分の役割に責任をもって取り組む実践の場とする。
としました。
掲げたスローガンは「踏み出せ一歩 未来の道へ ~ スキー大スキー!!!!! ~」です。
各クラス2名の10名の実行委員が中心となって、出発式をはじめとする式典の計画や当日の運営を行いました。
スキー場は、粉雪の舞う絶好のスキー日和となりました。生まれて初めてスキーを経験する者が半数以上です。
ブーツに足を踏み入れた途端に、自由に身動きできない状態を、「ペンギンの気持ちがよく分かる!」と表現していました。
一面白銀のゲレンデは、少年少女の心を一瞬で子どもに変えてくれました。誰も歩いていない新雪の上を、楽しむかのように足跡をつけていました。
スキー学習は、これまでの経験を基に15班(1班10名前後)に編成されました。スキー用具の脱着、転び方、起き上がり方、止まり方、歩き方、方向変換、リフトの乗り降り、滑り方など1つ1つの過程を丁寧に学ぶ姿が印象的でした。
スキーは、自らの成長を実感できるスポーツです。できるようになったことを自らが味わうことができるからです。
2日目にスキーブーツをはくまでの時間も短縮し、自然に歩き出す姿がそのことを物語っていました。
子供たちの姿を見ていて、相田みつを氏の言葉を思い出しました。
受身
柔道の基本は受身
受身とは投げ飛ばされる練習
人の前で叩きつけられる練習
人の前でころぶ練習
人の前で負ける練習です。
つまり、人の前で失敗をしたり 恥をさらす練習です。
自分のカッコの悪さを多くの人の前で ぶざまにさらけ出す練習
それが受身です。
柔道の基本では カッコよく勝つことを教えない 素直にころぶことを教える いさぎよく負けることを教える
長い人生には カッコよく勝つことよりも ぶざまに負けたり
だらしなく恥をさらすことのほうが はるかに多いからです。
だから柔道では 始めに負け方を教える
しかも、本腰を入れて 負けることを教える
その代り ころんでもすぐ起き上がる 負けてもすぐ立ち直る
それが受身の極意 極意が身につけば達人だ
若者よ 失敗を気にするな 負けるときにはさらりと負けるがいい
口惜しいときには「こんちくしょう!!」と、正直に叫ぶがいい 弁解なんか一切するな 泣きたいときには 思いきり泣くがいい やせ我慢などすることはない
その代り スカッーと泣いて ケロリと止めるんだ
早くから勝つことを覚えるな 負けることをうんと学べ 恥をさらすことにうまくなれ そして下積みや下働きの 苦しみをたっぷり体験することだ 体験したものは身につく 身についたもの それはほんものだ
若者よ 頭と体のやわらかいうちに 受身をうんと習っておけ 受身さえ身につけておけば 何回失敗しても すぐ立ち直ることができるから… そして 負け方や受身の ほんとうに身についた人間が 世の中の悲しみや苦しみに耐えて ひと(他人)の胸の痛みを 心の底から理解できる やさしい暖かい人間になれるんです。
そういう悲しみに耐えた 暖かいこころの人間のことを 観音さま、仏さま、と呼ぶんです。
子供たちの笑顔が輝いていました。
少しの成長を感じ取れたこと、やればできるという実感を味わえたこと、仲間の存在が自分を勇気づけてくれたことなど大切なことを学ぶことができたスキー学習でした。
学校だより1月号
12月には、第2回学校評価アンケートにご協力をいただきありがとうございました。評価結果をまとめ、次年度の学校経営計画や教育計画の作成を進めているところです。
キャリア教育を兼ね計画的な講演会を行っています。また、第2学年は、1月27日(金)から1泊2日で、日光湯元に立志記念スキー学習に出かけます。
明るい未来を見つめながら、力強く歩みを進めていこうと思います。
学校だより1月号が出来上がりました。ぜひともご一読ください。
リレーで伝える本校の強み!③
「リレーで伝える本校の強み!」第3弾は、生徒会長が思い抱いている「強み」について、自分の言葉で語ってもらいました。
■私の考える本校の強みは、「想いがカタチとなり、学校が活発化していること」だと思います。
生徒の皆も、「本校の強みは何か?」と問われたら、きっと同じようなことを思い浮かべるはずです。それは、皆さんが「有志による多くの取組にも参加してくれたこと」「当事者意識を持って『生活の心得』の見直しを行ったこと」などにより、主体性が磨かれたのだと考えます。
本校の強みは皆さん自身の強みにもなりえます。後輩の皆さん、個々の強みを生かし新たなステージで輝いてください!
そして、3年生のみんな、今は受験で辛い時期だけれど最後まで頑張ろうね!
故やなせたかし氏が作詞した「アンパンマンのマーチ」に、「何のために生まれて 何をして生きるのか 答えられないなんて そんなのはいやだ!」という一節があります。
子供たち誰もが「うれしい」と言える「生きる喜び」を感じるような世界を、それぞれの与えられた場で、それぞれの力でつくりあげてほしいという願いが込められています。
この歌詞は、特攻隊員として若い命を戦争で失ったやなせ氏の弟を思う心の叫びでもあったそうです。
「アンパンマンのマーチ」 作曲 やなせたかし 作曲 三木たかし
そうだ!うれしいんだ 生きる喜び たとえ 胸の傷が痛んでも
何のために生まれて 何をして生きるのか 答えられないなんて そんなのはいやだ!
今を生きることで 熱いこころ燃える だから君は行くんだ ほほえんで
そうだ!うれしいんだ 生きる喜び たとえ 胸の傷が痛んでも
ああ アンパンマン やさしい君は 行け!みんなの夢守るため
中学校生活を送る中で、経験を通して本校の「強み」を実感し、そのことを自分の言葉で伝える生徒を頼もしく思います。
強みを自信や力に変えてほしいと思います。
生徒会長ありがとうございました。
新しい制服の提案がなされました!
生徒会は、昨年度「生活の心得」の抜本的な見直しを行いました。今年度も小さな改革は続いています。
自分たちの学校を、自分たちの手で、より良いものにしたいという主体的で自治的な生徒会は本校の誇りです。
生活の心得の見直しを行う中で、「制服」そのものに関する意見が出てくるようになりました。新生徒会役員選挙の際にも、候補者の中から「制服」改定に関する意見が出されました。身近な問題としてとらえていることの表れであると思います。
1月25日(水)、生徒会集会において生徒会長から新しい制服に向けた提案がなされました。
現在、世の中は、次から次へと変化し続けています。そうした中で、大切にしなければならないのは本質を見失うことなく変化に対応していくことだと考えます。
教育の本質、学校に求められる本質とは何か?それは「生徒の幸せ」です。これはどんなに変化が激しくとも不変のものであると思います。
今いる在校生だけでなく、後輩の姿を思い描いてその幸せを願っているという生徒会長の言葉に感銘を受けました。
50年先の母校に対する思いを馳せることのできる生徒に育っていることを心から嬉しく思います。歴史をつくるのも、変えるのも生徒の皆さんです。
是非とも新しい制服づくりを進めましょう!創立80周年、アニバーサリーデザインの制服への大きな1歩を踏み出しました。
学習集会を行いました!
本校は、学級活動や総合的な学習の時間を中心に「キャリア教育」を積極的に進めています。「キャリア教育」という時間を特別に設定しているのではなく、自分の特徴について知る、勉強することの意味、働くことの意味、やりたいこと、生き方などについて体系的に学ぶことを「キャリア教育」と呼んでいます。
1月24日(火)、オンラインにて学習集会を行いました。全校生徒を対象とした学習集会は今年度2度目です。
今回は「なぜ勉強するのだろう」というテーマについて、進路指導主事が子どもたちに向けて語りかけました。
キャリア教育は、生き方を学ぶことです。
現実を見ると、初めての試練である受験を避けて通るわけにはいきません。高校選択 ≠ キャリア教育であり、学ぶことの意味や学びを将来にどうつなげていくのかを自分のこととして捉えることが大切だと思います。
進路選択を身近に控えた3年生、進路に対する意識を高めてきている1・2年生も、身を乗り出すように画面を見つめている姿が見られました。
校内給食週間が始まっています!
1月16日(月)~1月20日(金)までの1週間、校内給食週間が行われています。給食週間にちなんで、1年生はポスター、2年生は作文、3年生は標語を担当して掲示したり、発表したりしました。
給食委員会の皆さんが中心となって、給食室紹介の動画を制作してくれました。また、給食委員さんがクイズを行い、当選者の最も多かったクラスに「給食メニューリクエスト券」が手渡されることになっています。
自分たちの学校を自分たちの手で、より良いものに、より楽しいものにしようとすることが伝わってきます。主体的で、自治的な活動を心から応援したいと思います。
校内給食週間の献立は、「日本各地の味めぐり」です。
1月16日(月)は、神奈川県メニュー「サンマー麺」「日本で最初のアイスクリーム」の店が誕生したのも神奈川県だそうです。
1月17日(火)は、宮崎県メニュー「チキン南蛮」です。
楽しみながら給食をいただけることに感謝します。給食委員の皆さん、栄養士さん、調理員の皆さんありがとうございます。
リレーで伝える本校の強み!②
3学期のテーマは、「未来への準備! 強みを知り、強みを生かそう ‼
成長、感謝! そしてネクストステージへ ‼ 」です。
第2弾で強みを伝えてくれたのは、初任者として着任したS先生です。
本校の強みは、「ありがとう」と素直に伝えられることだと感じています。給食を配膳してもらったり、ペンを落として拾ってもらったりした時、友達から勉強を教えてもらった時などたくさんの「ありがとう」が聞こえてきます。
先生たちに対しても、プリントをもらう時、分からないことを教えた時など「ありがとう」を伝えてくれます。
日常生活でついつい感謝の心を忘れてしまいそうなことに、当たり前のように「ありがとう」を素直に言えて、心がポカポカした気持ちにさせてくれます。
「ありがとう」がいっぱい聞こえてくるということは、優しい心を持った人がたくさんいるとも考えられます。
これからも「ありがとう」があふれた温かい学校であってください。
いつもたくさんの「ありがとう」をありがとう!
栃木GBの寺内崇幸監督に講話していただきました!
壬生町では、家庭教育力の充実を図ることを目的として「子育て・親育ち講座」を開催していただいています。
昨年4月、子どもたちに、かっこいい生き方をしている大人の話を聞かせたいという希望を町教育委員会の担当者に伝えました。そして、栃木ゴールデンブレーブス監督である寺内崇幸氏の講話が実現されました。
寺内氏は、県立栃木工業高校を卒業し、JR東日本に就職し、社会人野球を経て、ドラフトで読売巨人軍に入団し活躍されました。
華やかな経歴の陰では、並々ならぬ努力があったと拝察します。そうした経験を基に、「全てを経験に!自分と向き合い、楽しみを見つけていこう‼」という演題でご講話していただきました。
1月16日(月)、1年生と希望する保護者は体育館で、2・3年生は教室でオンラインで参加しました。
■プロとして結果を残すことはできなかったが、挑戦することはできたと自負している。挑戦がないと、成功も失敗も生まれない。失敗の原因を探り、失敗から学ぶことが大切である。
■努力が報われる瞬間がある。報われる努力をしよう。そのためには、物事の本質を見ようとすることが大事である。
■夢はあったほうがよい。夢があると、小さな目標ができる。
■たくさん遊び、たくさん学んでほしい。失敗を恐れず、自ら考え、自ら発言してほしい。
■周りの人に良い影響を与えられる「いい人」になってほしい。影響を与えるために「いい言葉」を遣ってほしい。
【 質疑応答 】
◆自分の強みを見つけるためにはどうすればよいですか。
→ 自分がどうなりたいのか、自分に何が必要かを判断していくと、その過程で強みが見つけ出せるはずです。
◆監督として大事にしていることは何ですか。
→ 選手が何を考えているのか、叱った時に心の中でどんなことを感じているのかを見つめるようにしている。
貴重な経験と積み上げられた実績を基に、生き方を学ぶ機会となりました。
寺内監督は、講演会後に2年生と3年生の教室を訪れ、激励の言葉を掛けてくださりました。
「幸せな時間づくりを応援します!」というビジョンに迫ることができたひとときでした。
今回の講演会は、1年生の学級委員が役割を分担して運営をしていました。講師の皆様の会場への誘導、司会進行、講師紹介、謝辞まで責任をもってやり遂げていました。
さらに、複数名が積極的に挙手し、質問する様子を見ることができました。1年生の強みは「積極性」です。素晴らしい態度でした。
このような素敵な企画に至るまでの調整、事前打ち合わせ、当日の運営まで行っていただきました壬生町教育委員会ならびに壬生町家庭教育支援チームの皆様に心から感謝申し上げます。大変お世話になりました。
「チーム南犬飼」を実感したシーンです!
合唱発表会を実施するに当たり、普段はステージ上に置いてあるグランドピアノを体育館フロアーに下ろしました。ピアノを元の場所に戻すためには、多くの人の力が必要です。
1月13日(金)、「ピアノを移動するので手の空いている方はご協力をお願いします!」という校内放送が入りました。部活動終了後の放課後のことですが、ほどなく体育館に人が集まりました。そして、分解されたグランドピアノを元の位置に戻すと、その周辺を手際よく元通りにし、きれいにする作業が進められました。
子どもたちの合唱発表会を支えてくれた舞台を、冗談を言い合って笑いながら元通りにする姿が見られました。「チーム南犬飼」の一体感を垣間見たように思います。
「努力は足し算、協力は掛け算!」
こんな言葉が思い浮かびました。
大きな力を生み出す要因を教えてもらいました。感謝です。
「強み」を意識するための歩みです!
3学期のテーマは、
「未来への準備! 強みを知り、強みを生かそう ‼
成長、感謝! そしてネクストステージへ ‼ 」
です。
学校全体として、たくさんの成長を遂げてきました。その成長を支えているのは「強み」です。
それぞれが思い抱いている「強み」は同じかもしれませんし、異なっているのかもしれません。
「学年の強み」「本校の強み」を関係する人々がどのように感じているのか、なぜそう捉えたのかを聞いてみたいと思いました。そして、リレー形式で伝えたいと思います。題して、「リレーで伝える本校の『強み』」です。
1月13日(金)、第1回の放送を行いました。
伝えてくれた強みは「素直さ」でした。これから先の人生で出くわすであろうことを例えて話してくれました。心の素直さが、すべての人を「笑顔」にします。
素敵な笑顔が広がっている南犬飼中の強みは、素直な心によるものです。
この企画を通して、改めて本校の強みに気付けることを期待しています。
「リレーで伝える本校の『強み』」は、ホームページ - 「ハッピーボックス」に掲載しますのでご覧ください。