部活動のバトンを後輩に手渡します!
【 向い原魂を存分に発揮した3年生へ 】
ほとんどの運動部活動の3年生は、総合体育大会を最後に引退します。3年生の足跡をたどると、間違いなく「強い南犬飼中」を再現してくれました。
校長室には、「昭和62年度 栃木県中学校総合体育大会 学校優勝」の盾が飾られています。当時は、野球部とサッカー部が優勝、女子ハンドボール部が準優勝、男子ソフトテニス部が第3位となり学校優勝を成し遂げました。今から35年前の出来事です。
下都賀地区春季大会に引き続き総合体育大会において、35年前を彷彿させる活躍が見られました。3年生を中心に、本当によく頑張りました。
1つ1つの歩みの中から何を学んだのかということを振り返ることが大切なことです。部活動を通して身に付けたものは何かを手中に収めたことが本当の成果だと考えます。
「明るい所にいると暗い所は見えない。暗い所にいると明るい所がはっきりと見える。」
辛いこと、苦しいこと、負けることを経験できたことが貴いのだと思います。弱さを含め、これまでがむしゃらに挑戦し続けた自分を誇りに思ってください。一区切りがつきました。3年生、お疲れさまでした。
【 伝統のバトンを受け継いだ1・2年生へ 】
中学校の運動部の選手が大きく伸びる時期は2度あります。
1度目は、3年生が引退した直後、2度目は、3年生が卒業した直後。共通するのは、精神的に大きく成長する時期であるということです。先輩に頼らず、甘えを断って自立することで、技術も心も成長するのです。
「星の王子さま」という本の中で、キツネが王子さまに言った有名な言葉があります。
「ものごとはね、心で見なくてはよく見えない。一番大切なことは見えない。」
絆、信頼、感謝、集中力など見えないものを、あいさつ、返事、声掛け、整理整頓、服装などの見えるカタチにしてチーム力を高めていくことが大切なことだと思います。
1・2年生、これからの姿に期待しています。