音楽科の研究授業を行いました!
2学期には、音楽科の授業で行った合唱を披露する「合唱発表会」を学年ごとに開催することができました。ここ2年半は、校内で歌を歌うことも制限してきただけに、大きな1歩を踏み出したように感じました。
また、卒業式を見据え、国歌や校歌を斉唱する準備も始めました。
これまで当たり前のように思えたこともままならない中、音楽科では授業内容を入れ替えたり、代替案を取り入れたりしながら工夫して授業を進めてきました。
1月12日(木)、第2学年音楽科の校内研究授業を行いました。
題材は「曲の構成のおもしろさを味わいながら鑑賞しよう」で、本時は4時間扱いの2時間目でした。
フランスの作曲家、ラヴェルの「ボレロ」を鑑賞曲に取り上げました。同一のリズムが保たれ、2種類の旋律が繰り返される構成が特徴的な曲です。
子どもたちに、自分のイメージや感情を抱く視点を3つ(音色、リズム、強弱)示して
いました。
15分という長い楽曲をメモを取りながら、集中して聴き入る姿が印象的でした。
その後、自分の考えと友達の考えを交流しながら比較し、似たような考えや新たな気付きを生み出す活動に広げていました。
中学校における音楽科の授業は、週1時間程度です。
しかしながら、音楽は私たちの生活の中では大切な働きをしています。心の安定、癒し、勇気付け、モチベーション…など日常生活に欠かすことのできない存在です。音楽のある日常は、生活に潤いを与えてくれます。
「見方・考え方」を働かせた授業を展開することで、何気ない日常や社会、文化との関連に気付くきっかけとなることを学びました。