リーディングDX
研修から実践へ(英語・社会)
英語科では町内小中学校の教職員でチャットを活用しています。タブレットの有効活用事例を簡単に共有することで、町全体の英語力の向上を図っています。本校からは、デジタル教科書の活用とともに、紙の教科書にラインマーカーしながら自分のペースで本文を読み取り、更に深く調べたいことを辞書やインターネットを用いて、自ら新しい知識を習得しています。子どもたちは”person”や”people”のニュアンスの違いなども気になるようです。
社会科では、1学期・夏休みの研修から『教科書の読み取り⇒自らの問いの表出⇒調べ学習⇒まとめ⇒振り返り』という学習の一連の流れを追って進めることに挑戦し始めました。子どもたちは、スプレットシートに個人がまとめたレポートのURLを貼り付け、互いに見られるようになっています。友達のレポートをのぞかせてもらったら、コメントを残すようにしています。個別最適な学びと協働的な学びが融合する環境を整えています。
英語も社会も、自分自身で教科書を読み解く読解力を養っています。同時に、これからのVUCA時代に必要とされる「自ら課題を設定する」という「問いを見出す」力の育成にもつながっています。子どもたちは、互いのコメントを読みながら嬉しそうにほほ笑んでいました。自分が興味をもって調べた内容について、友達が認めてくれたり共感してくれたりする経験は、さらなる学習意欲を刺激してくれます。「見えない学力を育て、見える学力を伸ばす」2学期の学習テーマに添って、一人も取り残さない確かな学力の育成を目指します。
リーディングDX(1学期を振り返って)
職員研修①
4月に先生方で、「令和の学校教育の方向性」、「リーディングDXに求められているもの」を確認しました。
職員研修②
これから子どもたちに求められる力「課題設定」「情報収集」「整理・分析」「まとめ・表現」という4つの柱を横串として各教科において身に付けられる機会・活動を計画 していくこと、意図的に設定していくこと共通しました。
カリキュラムマネジメントシートの作成
1学期の授業参観は・・・
第1回目(4月):3年生の保護者の方にQRコードをスマホで読み取っていただき、アンケートに答えていただいたものがすぐに反映されることを、大画面TVで確認いただきました。
第2回目(6月):全学級で「情報モラル」についてSNSを利用する落とし穴(感覚のズレ)体験をしていただきました。子どもたちと一緒にジャムボードをのぞき、互いの考え方がタイムリーに可視化されて分かる体験もしていただきました。
小学生の頃から子どもたちがタブレットを使って授業を進めている姿を見てきた保護者の方々ですが、参観後の感想には「子どもとの感覚のズレ、大人同士でも感覚のズレがあることに気づき、大人である私たちも気を付けて利用していかなくてはと感じました。」と保護者の方々にも学びを共有していただけて価値ある時間となりました。
子どもたちと一緒に意見交換していただくことで、子どもたちが広い視点をもちながら成長していってほしいと考えています。また、学校のグランドデザインでも示している通り「保護者と一体になった教育活動を推進し、地域とともにある学校」を目指していきます。
各教科でのDX
①社会科・数学科・理科・外国語科でのデジタル教科書の活用
②協働編集
③振り返り(スタディーログ)・リンクの貼り付け・ファイル共有
④探究活動
子どもたちは一つずつステップアップしようと頑張っています。新しい操作を覚えながら、活動の意味や価値をしっかりと把握していました。レポートの感想には、「身の回りには意外とたくさん数学が隠れていることに気づいた。」と教科と日常が結びついていることを実感した言葉が記されていました。