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第4学年 防災出前授業

地域の防災士の方に来校いただき、防災についてご指導いただきました。

お話を伺ったところ、壬生町に防災士は127名いらっしゃるそうです。頼もしいですね。

  

【防災士さんからの講話】

はじめに、壬生町には大きな山や川がなく、平らな地形で、災害リスクは低いけれど、災害はいつ起こるかわからないから、いざというときに備えることが必要だとお話をいただきました。

子供たちは、うなずきながら真剣にお話を聞いていました。

 

災害がいつ起こるかわからないから、日頃からの備えが大切。

それは分かっているけれど、具体的にどうすればいいのかな?

そんな疑問に答えてくださいました。

【自助・共助・公助】の取り組みのうち、自分たちにできることである【自助・共助】について主にお話をいただきました。

★自助: 「自分や家族を守るために、日頃から家庭内で備えや行動を話し合っておくことが大切」

家族で話し合いながら、防災用品を揃えることや、避難経路、避難場所を予め確認しておくことが大切だそうです。
★共助: 「地域や周囲の人と協力し、助け合うこと」

災害時には、地域のみんなで助け合いながら避難や消火活動を行うことが必要だとお話をいただきました。そのためにも、防災訓練などを通じて日頃から地域のつながりを強めておくことが大切だそうです。

最後に、「災害はいつ起こるか分からない。日頃の準備が大切です。みんなで力を合わせて住みよい地域をつくりましょう」というメッセージをいただきました。ぜひご家庭でお話していただければと思います。

 

【なまずの学校での実践学習】
「なまずの学校」という、災害時に身近な道具を活用する方法を体験的に学ぶゲームを行いました。

例えば、こんなお題がありました。

「ケガをした人がいたとき、何を使って止血できるかな?身近なものが使えるとよいです。」

子供たちは話し合いながら、ネクタイや包帯、三角巾などのカードを選び、応急手当の方法を考えました。

防災士さんからは「大きめのハンカチを持っておくと、いざという時に三角巾の代わりになる」といったアドバイスをいただき、身近なものを活用する意識を学びました。

 

 

 

【新聞紙でスリッパ作り】
体育館では、災害への備えとして簡単にできる工作を体験しました。今回は、新聞紙を使ってスリッパ作りです。

完成したスリッパを履いて「しっかりしてる!」「温かい!」と驚きの声が上がり、新聞紙の防寒性や耐久性に気づいた様子でした。

また、地震後にガラスの破片から足を守るために、枕元に新聞紙スリッパを置いておくことの大切さも教わりましたぜひご家庭でも一緒に作ってみてください。

 

 

【防災倉庫の中身の見学】
その後、防災倉庫の中身も見学しました。テントや簡易ベッド、簡易トイレ、担架などの備蓄品に触れ、実際に使い方を体験しました。防災士さんからは「実際の場面では、無理せず大人に助けを求めることが大切」とのアドバイスがあり、防災では周りに支援を求めることの大切さも学びました。また、防災備蓄においては水の重要性についても教わり、災害時に必須な物資についての理解が深まりました。

 

  
【消火ストラックアウト体験】
最後に、消火ストラックアウト体験が行われ、子どもたちはボールを的に当てて消火活動を模擬体験しました。

本来の初期消火には水が使われますが、この活動を通して、消火の基本や火を早く消す大切さを楽しく学ぶことができました。

  

今回の授業を通して、子供たちは災害に備える知識と行動の重要性を体験的に学ぶことができました。

日常生活の中で、災害への備えを意識し、家庭や地域で役立ててほしいと願っています。

 

授業後のインタビューの様子です。お家で今日学んだことを家で伝え、日頃の備えについて話したいと、決意をお話してくれました。