第4学年 施設めぐり
6月18日(火)、施設巡りとして中央配水場、下水処理センター、アクトリーに見学に行きました。
あいにくの雨でしたが、子供たちの心の中は晴れもようで学校を出発しました。
はじめに到着したのが、中央配水場です。バスの中では、「いよいよだ!」「教科書で見た建物だ!」という嬉しそうな声が上がりました。
いただいた資料に書き込みながら、真剣にお話を聞きました。
消毒された水、消毒されていない水を、薬品を入れて確かめる検査の一部を実際に見せていただきました。
薬品を入れて色がつけば、しっかり消毒されている証拠です。
私たちが安全で美味しい水を飲むことができるよう、24時間お仕事してくださっていることを学びました。
配水を管理している場所を見学させていただきました。見たことのない機械の数々に、子供達は目を輝かせていました。
「壬生町の水道の水は、100%地下水です。壬生町は、きれいな地下水が豊富です。消毒をするだけで、おいしい水道水になります。」
と教えていただきました。
美味しい水を、当たり前に飲むことができる幸せを感じることができたのか、子供達の表情が柔らかくなりました。
しかし、地下に水がたまる速さより、私たちが水を使う速さの方が上回ってしまうと、水道水を作ることができません。大切な資源である水の使い方について、ぜひご家庭でも話題にしていただければと思います。
次は、下水処理場に向かいました。
雨水や汚水をきれいにして川に流すために、微生物も働いてくれていることを学びました。
こんなにきれいになるんだ!と、驚きの声が上がりました。
顕微鏡で微生物を見せていただきました。微生物たちにも感謝したいですね。
「油を流してしまうと、油が下水道管で詰まってしまいます。下水の処理がうまくできなくなってしまうので、油は流さずに、拭き取ったり、固めたりして燃えるゴミとして捨ててください。」というお話がありました。
私たちにできることを行っていきたいですね。
ちなみに、浄水するときに出た汚泥は、しき石などに姿を変えて私たちの生活の中で使われているそうです。
最後に、アクトリーに向かいました。
ごみ処理のときに出た熱を利用して農作物のハウス栽培や海産物の養殖を行ったり、電気を作ったりと、エコに気を付けながらごみ処理をしていると教えていただきました。
ごみを焼却する様子や、クレーンでごみを持ち上げる様子を見せていただきました。
「ごみがこんなにたくさんある!」「クレーンがこんなに大きいとは思わなかった!」
と、驚きの声が上がりました。
お土産としていただいたトマトは、廃熱を利用してハウスで育てられたものです。
ご家族で、お話しながら食べていただければと思います。
お忙しい中、丁寧に対応してくださった、中央配水場、下水処理場、アクトリーの皆様、ありがとうございました。
そして、美味しいお弁当を作って学校に送り出してくださった保護者の皆様、ご協力をありがとうございました。
さて、学校に戻ってしばらくしたら、雨が上がり、夕焼け空に虹がかかりました。
きっと、一日頑張った4年生たちへのごほうびの虹でしょう。