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子どもたちの学びを広げて

 壬生町教育委員会教育長・指導主事の先生方にお越しいただき、研究授業が行われました。

 4年生の算数では、子どもたちの柔軟な発想で、でこぼこな形の面積を長方形に帰着させて求めていました。素晴らしいのは、8通り以上の考え方を自分たちで分類して「切ったり」「付け加えたり」「移動したり」と名付け、まとめていました。このように考えを統合したり、ここから類題解決で発展させたりすることが、数学的な思考の広がりになっていきます。

 初めて見る課題にも臆さず「挑戦」できる心がしっかりと身に付いていました。

 2年生の算数では、タブレットに遠足のお弁当の絵を提示し、かけ算で表される問題を作ることに「挑戦」しました。子どもたちは楽しそうに場面を見つけ、手やタッチペンで画面に丸を付けて「〇〇が▲▲ずつ、◇◇こあります。全部で〇〇はなんこですか?」と思い思いの問題を作っていました。「身の回りにはたくさんかけ算で表せるものがあることが分かりました」と素晴らしい振り返りを発表してくれました。

 3年生の算数では、新しい概念である量分数「1/4m」について揺さぶりをかけた授業が展開されました。みんな同じ1/4にするには?という難しい問題に「挑戦」しました。「どうしたらいいかな?」「あぁ!!」「えぇ~!!」「なんで?」「そっかぁ!!」と子どもたちの悩みと驚きの声が次々に上がる授業に、見ている方も楽しくなる1時間でした。

 何より素晴らしいのは、子どもたちが45分間頭をフル回転させているということ。自分の考えと友だちの考えを大切にできること。そして、素直に「なるほど」「やったあ」と『笑顔』になれること。先生方は、そんな子どもたちと学んでいけることが幸せだと感じています。

 お忙しい中お越しいただいた教育長・指導主事の先生方、授業者への温かいお言葉、ありがとうございました。

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